本が好き!ロゴ

閉じる
トット

トット さん

本が好き! 1級
書評数:860 件
得票数:6032 票

全体主義って過去の遺産だと思っていたら、とんでもない間違いだと気付き始めている今日この頃です。怖い怖い。それと、この国の人権の歴史を調べてみたいです。

書評 1ページ目(330件中 1~20件目)

占領下の女性たち 日本と満洲の性暴力・性売買・「親密な交際」

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

占領下の女性たち 日本と満洲の性暴力・性売買・「親密な交際」

本書は、敗戦と占領時において、わが国の男性リーダーがとった発想ー「守るべき女性」と「差し出すべき女性」に二分化して、後者を「性の防波堤」にした事実を負った著書です。

時間は、公平に地球に生きるものの間を通り過ぎてゆく。 しかし、その時にいた場所・性別等によって、ま…

投票(15コメント(0)2025-02-02

女の子たち風船爆弾をつくる

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

女の子たち風船爆弾をつくる

本書を知るきっかけは、ネットからです。 それで地元の図書館に予約すると、かなり待たされて、手元に届きました。 読み始めは、すごい抵抗感があったのですが、読み進むうちに引き込まれていました。

本書のタイトルの「風船爆弾」については、聞き覚えがありましたが、本書を読むまでは、終戦間際の悪あがき…

投票(16コメント(0)2025-01-19

家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか

上野千鶴子氏の解説があるとのことで、読みはじめました。 世の中のことをあまりに知らなさすぎることに唖然とすると同時に、知ったことの喜び。 そして、今なお人身売買と奴隷制があることに驚きです。

本書は、私にとって衝撃的な内容ばかりでした。 いかに西洋の近代化が、南インドの母系家族、ネイティブ…

投票(11コメント(0)2024-12-30

サルなりに思い出す事など ―― 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

サルなりに思い出す事など ―― 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々

本書は、著者の半生記ですが、特にアフリカおける体験記です。 メインは、ヒヒの観察記録ですが、実に克明に記録されていて、繰り広げられる権力争いは、人間と変わらないと驚かされました。

本書は、著者のアフリカ体験紀です。 メインは、ヒヒの観察記録ですが、実に克明に記録されていて、登場…

投票(10コメント(0)2024-10-21

羊たちの沈黙は、なぜ続くのか?: 私たちの社会と生活を破壊するエリート民主政治と新自由主義

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

羊たちの沈黙は、なぜ続くのか?: 私たちの社会と生活を破壊するエリート民主政治と新自由主義

図書館の本棚で偶然見つけた本書ですが、日頃から沈黙の羊たちに興味があったので、読んでみました。 著者はドイツ人ですが、読んでいると、日本の現状とあまり変わらないことに驚きました。

テーマは、副題に書かれている通り、私たちの社会を破壊するエリート民主政治と新自由主義です。 新自由…

投票(14コメント(3)2024-05-12

天皇のページェント 近代日本の歴史民族誌から

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

天皇のページェント 近代日本の歴史民族誌から

酒井直樹氏の著書の中で紹介されていた著者の名前を地元の図書館で検索して見つけた本です。 日本の伝統文化と言われるものが、明治時代に創造されたことは、ある程度は認識してましたが、これほどとは。

まえがきに「本書の発端」についての記載があり、それによると「近代日本のナショナリズムが誕生するうえで…

投票(11コメント(0)2024-03-12
12345次へ
1ページ目 330件中 1~20件目