風雅の虎の巻





サラリーマンの風雅は「課長風月」であり、「青色3号」の風雅は「アチョー風月」である。(後半はウソです)
橋本治からは最近読了した『風雅の虎の巻』の抜粋&コメントに挑戦。 本書では手加減なしの「本質尽くし…

本が好き! 1級
書評数:100 件
得票数:470 票
こんにちは、chee-choffもとい、せんだです。
読書が趣味→生活→生活+仕事、とどんどん高じています。
書評のスタイルにとらわれず、「読めば読みたくなる文章」を心がけて文章を載せています。
多種多様、あるいは謎のテーマで三冊本のセットを組んで販売するネット古書店をやっています。
興味がありましたら一度HPにお越し下さい。
本業は現在「ブリコラジール」という屋号で個人事業をやっています。





サラリーマンの風雅は「課長風月」であり、「青色3号」の風雅は「アチョー風月」である。(後半はウソです)
橋本治からは最近読了した『風雅の虎の巻』の抜粋&コメントに挑戦。 本書では手加減なしの「本質尽くし…





「生き延びる力」を培う武術、師弟関係の要諦、「変化の仕方を変化させる」天才、「基本の型」に秘められた無限の解釈可能性…。文章を通じて身体感覚が賦活される本書は「現代=脳化社会」における必読の書。
と、ひと言レビューに調子の良い文言を並べておきながら本文には 信じられないくらい書評的な内容があり…





「自然」がポロポロとこぼれ落ちている。それが言葉のかたちをとったのはたまたまであったかもしれない。けれどそのかたちを以て僕らはそれが「祈り」であることに気付くことができる。
もひとつ、抽象的なお話。 「ポロポロ」とは何だろうか、と思ったことを少し書きました。 途中に…




「正しいことは良い」を知るだけでは話は終わる。「正しいとは何か」を知ることで話が始まる。本書を読んで「自分らしさ」が見つかるのではなく「自分らしさ」とは何かが分かる。「話」はそれから。
抽象的なお話。 +*+*+* ある話がその話し手によって嘘に聞こえたり本当に思えたりする…





世の中を、世の中とともに、問い直すあるいは問い続ける。内輪の哲学から脱し「現場」との双交通をはかる"古くて新しい"応用哲学が、今ここに立ち上がる。
「哲学」の「応用」。 頭の中でなにやらこねくりまわした概念や理論を、仕事や日常生活という「現場」で活…





カタリテの、カタリテによる、(カタリテのための、)長い長い旅路の果てには。
カタリテの、カタリテによる、長い長い旅路の果てには。 「実験的」と言われれば、なるほどその通り…

自分の意志を持つこと、それには言葉では簡単に言い表せないような、熱いものがあるはずだ。
2007.9.6 実家の本棚を漁っていて見つけた一冊。 前知識も何もなく、興味本位で読み始め…





メカニズムを面白いと思うことが,僕にとってはその価値を圧倒的に認めることなわけ.メカニズムを無視したら,価値を認めたことにならない.とことんメカニズム.そこまでしか言えないな.(p.239)
最初に.保坂氏という書き手に出会わせてくれた蜜蜂いづるさんに感謝. ハマりにハマって,既に保坂氏の…




本の復権と活字の再生を説く檄文14篇。(背表紙より)
2011/11/27 15:13 孤独な人を勇気づける言葉に、静かに耳を傾ける。 主義は、何…



「脱原発のエース 巨大地震・津波に強い風力発電」という帯惹句の、その真相や「以下に」?
本書の最後のページに著者のサインがあった(献本感謝致します)。 「高度な専門性ゆえ、一般の商用出版に…





ものの考え方をいろいろ提示してくれる本は何冊も読んできたが, 本書は読みやすいにも関わらず深い示唆に富み,とても面白かった. 「非まじめ」とはまじめと不まじめの超越,両者の次元を上げる物の謂いである.
ものの考え方をいろいろ提示してくれる本は結構好きで何冊も読んできたが, 本書は読みやすいにも関わら…





「遠未来」小説、百年シリーズ第二作。
面白いのは、主人公であるエンジニアリングライタ(記者)のミチルと、彼と行動を共にする ウォーカロン…




「孤独はマイナスなもの」という前提を覆し、いかに孤独を楽しむか、孤独との付き合い方を極めるうえでどんな良いことが得られるかについて、著者の遍歴をメイン素材として綴られた孤独の思想と実践の書。
孤独はマイナスなものという前提を覆し、いかに孤独を楽しむか、 孤独との付き合い方を極めるうえでどん…





本書のテーマは一応(←これは「言葉のあや」ではない)「美男とは何か?」だが、 そのテーマを軸に「人に関するあらゆること」が語られている。
(本の写真があったので文庫版の方に登録しましたが,本記事は単行本ver.を読んでの書評です) …




本書はお馴染みの「大学もの」のミステリィであり, 森氏の「私的詩的素敵」がふんだんに詰め込まれている.
11.1.17 本書はお馴染みの「大学もの」のミステリィであり, 森氏の「私的詩的素敵」がふ…





「文化って要するに暇つぶしみたいなものですよね」(…)そうなのだよ。まず「暇」が必要なのだ。しかるのちにはじめて、その暇を「つぶす」ために、さまざまな工夫を人間は考え始めるのだ。(p.62-63)
もひとつ「よくわからないもの」をあげてみる. 「もっと整理して書け」と言われると返す言葉もない…





そもそも,「これだ!」と言える「じぶん」に該当する"ことば"はあるのだろうか? もし,そんなものがないとして,それでもその"ことば"を探すことに意味はあるのだろうか?
最近マジメな投稿が多かったので久しぶりに「わけのわからないもの」を. 本書では「じぶんとは…




最初にタイトルを見て「読むって、本のこと?」と思い、インドア読書はいかんぜよ的な内容なのかなと一瞬心配になったが、「本が虫」(本の虫ではない)の養老先生がそんなことを言うはずがなかった。
最初にタイトルを見て「読むって、本のこと?」と思い、 インドア読書はいかんぜよ的な内容なのかなと一…





「自立」といい「自律」といい、何でも一人で出来ることが「いっぱしの社会人」である。(…)そのような「主体性」は本当に無批判に信奉してよいものか? という問いが本書の骨格。
「主体性」は現代では「あればいいもの」とされている。 自分で選択をする、行動を起こす、仕事を決める…



古株ソニーの凋落と新興サムスンの隆盛。両社の社風や経営戦略、市場へのアプローチなど多方面にわたる相違点の分析を通して、電機業界の過去と現在の姿を浮かび上がらせる。
普段読まない系統の本なんですが,とある要請により(以下略) その2です.言いたい放題です. …