同じ人間の「葬式」で始まり「結婚式」で終わる。逆ではない。同じ人間の、「葬式」で始まり、「結婚式」で終わるんだよ。

ニューヨーク145番通りが観光ガイドに載ることはない。 住んでいる人びとのほとんどは、黒人、ヒスパ…

眞澄と浩輔夫妻が初めて飼うことになった犬が、四歳のジャーマンシェパードの女の子、シャルロット。

眞澄と浩輔夫妻が初めて飼うことになった犬が、四歳のジャーマンシェパードの女の子、シャルロット。 だ…

聖エウフェミア小学校四年D組の仲良し三人組プリスカ、エリザ、ロザルバの一年間の物語

第二次世界大戦が終わったばかりのイタリアでは、小学校は（公立でも）男女別学で、飛び級も留年もあった。…

なんとも滅入るような。惹きつけられるような。

彼と妻との結婚から物語は始まる。そして、彼と妻とが初老といってもよいような歳になったところで物語は終…

ホラー並みの恐ろしさだった。 いいえ、ホラー以上。だって、これはホントにあった話。

＊2013年6月にかいたものです＊ ホラー並みの恐ろしさだった。 いいえ、ホラー以上。だ…

こどもと、嘗てのこどものために

見開きの右側はこどもたちの肖像（いろいろな時のいろいろな場面のいろいろな表情の子どもの顔！） どの…

そこで、孔雀を見てしまった。

表題作『あひる』 知人が手放さなければならなくなってしまったあひるを引きとったのは、「わたし」の父…

「我われの最大の責任は、よき祖先になることだ」

＊2016年2月に書いたものです＊ 少女が、共同研究者として、変り者のおじいちゃんを手助け…

ひとりの人間の中にはなんとたくさんの才能の種が眠っているのだろう。

＊2009年7月に書いたものです。 ひとりの人間の中にはなんとたくさんの才能の種が眠ってい…

森の洞窟にはトロルが住んでいる。王様の森番はケンタウロス。お城には、もちろんお姫様がいる。ファンタジーというよりは、おとぎ話と呼びたい。

森の洞窟にはトロルが住んでいる。王様の森番はケンタウロス。子どもの乳歯を集めて回る妖精の女王は始終道…

一見なにごともなさそうにみえるけれど、あちらでもこちらでも繊細で微妙な物語が始まり、静かに展開している

小学生から中学生までの子どもたちの、ある一時を集めた作品集。 一見なにごともなさそうにみえるけれど…

「ジュディ・モードとなかまたち」シリーズ四巻・五巻、二冊について書いています。

＊2008年3月に書いたものです＊ ジュディ・モード、未来をうらなう! (ジュディ・モードと…

「ジュディ・モードとなかまたち」シリーズ二巻・三巻、二冊について書いています。

＊2008年3月に書いたものです＊ 『ジュディ・モード、有名になる! 』(ジュディ・モー…

ジュディ・モードって、よく知り合ってみれば、「それ、わかるわかる」がいっぱいの子だったよ。

＊2008年2月に書いたものです＊ 今日から三年生になる、という日、ジュディ・モードはごき…

祝祭と呼ぶべき日々に。

『ヤーコプは眠っている　本来なら長編小説』 『ペーター・タイラーの失踪　物語』 『アルゼンチン人…

読んでいる自分自身の意識さえも、物語の中の大きな意識の塊の中に混ざり合っていくようだ。

＞わたしは父に連れられ遠くの星から来たらしい。父がそういった。 「わたし」と父（父がいなくなってか…

みじめでこわいおじさんたちと一緒に冒険にでかけよう

主要人物が「第一章　三重奏」では三人、「第四章　四重奏」では、一人加わって四人。その誰もが胡散臭くて…

みんなそれぞれ自分の居場所ではない場所で生きている。

＊2010年に書いたものです＊ 死んでいるのか生きているのかわからない妹との再会を誓う孤児…

「わたしには、ツタみたいに伸びていく想像力があるのに、あの子が考え出す新しい悪口には、いつも不意をつかれる」

エレーヌは、決して太っているわけではないのに、自分のことを太っている、と思わされる。 エレーヌは、…

「バングラディッシュについて知っていることはどんなことですか」と作者はあとがきで問いかけます。

＊2009年に書いたものです＊ 「バングラディッシュについて知っていることはどんなことです…