世界推理短編傑作集1【新版】





ミステリというより、推理小説と呼びたい
エドガー・アラン・ポー『盗まれた手紙』(1844年)に始まって、ジャック・フットレル『十三号独房の問…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1750 件
得票数:42231 票
いつまでも読み切れない沢山の本が手の届くところにありますように。
ただたのしみのために本を読める日々でありますように。





ミステリというより、推理小説と呼びたい
エドガー・アラン・ポー『盗まれた手紙』(1844年)に始まって、ジャック・フットレル『十三号独房の問…





ジョンの妻ジョイスが妊娠した。これから赤ちゃん誕生までの家族の物語が始まる。
「僕」ジョンの妻ジョイスが妊娠した。 これから赤ちゃん誕生までの家族の物語が始まるのだ。 このと…




「おとながやらないなら、ぼくたちがやる」
1940年7月7日、ナチスドイツは、ノルウェーとデンマークに侵攻する。 ノルウェーは抵抗し圧倒的な…





壮大であり、同時にささやか、美しい御伽噺のようなタペストリ。
いつかもう一度読みなおそう、と思いながら、そのままになっていた『ディビザデロ通り』を読みました。 …





日常の風景のなかに、空気の中に、ふっと混ざりこむもの。
戦争が終わってもうすぐ十年になろうか、という頃。日本海に近い小さな町の春から秋の初めまでの七つの物語…




恐怖の四季 秋冬編 『スタンド・バイ・ミー』と『マンハッタン奇譚クラブ』の二作がおさめられています。
恐怖の四季秋冬編。『スタンド・バイ・ミー』と『マンハッタン奇譚クラブ』の二作がおさめられています。 …




『少女探偵ナンシー・ドルー』に憧れるジュディ・モード、探偵グッズをリュックに詰めて今回は探偵モードなのだ。
『少女探偵ナンシー・ドルー』に憧れるジュディ・モード、探偵グッズをリュックに詰めて今回は探偵モードな…



![みすず 2018年 08 月号 [雑誌]](/book/book/images/noimage_medium.gif)
連載『戦争と児童文学3 空爆と暴力と少年たち』(繁内理恵)を読む。
連載『戦争と児童文学3 空爆と暴力と少年たち』(繁内理恵)を読む。 副題:『ロバート・ウェストール…





「おい、戻っておいでよ。 おーい、私が名前を呼ぶから今すぐ戻っておいでよ」 「なんで暗いとこに行くの、あっちに行こうよ、お花が咲いてる方に」 そして、少年はくる。
「カンボジアでは二百万人以上も殺しました。我々にそれができない理由がありません」という言葉が、軍事政…





「私」が、ブレイスブリッジ邸に長逗留したのは、結婚式に出席するためだった
物語の語り手「私」が、ブレイスブリッジ邸に長逗留したのは、この邸の次男ガイと美しいジュリアの結婚式に…




雨が音楽を好きなように、わたしも音楽が好きだ・・・たぶん。
「雨」っていうのが、犬の名前だということは聞いていた。雨は、雄のコッカスパニエルだ。 それでこの本…




町に文字が降りつもる、『文字の消息』。人の体が徐々に砂糖に変わっていく病があるという、『砂糖で満ちてゆく』。ある村の入り江に打っちゃられたままの廃船、『災厄の船』
町に文字が降る。文字がふりつもる、『文字の消息』 人の体が徐々に砂糖に変わっていく病があるという、『…





先日読んだスティーヴン・キング『刑務所のリタ・ヘイワース』(『ゴールデンボーイ』)から、思い出していたのが、この本『ねずみ女房』。 「星を見るということは、ごくわずかなねずみにしかできないことです」
先日読んだスティーヴン・キング『刑務所のリタ・ヘイワース』( 『ゴールデンボーイ』 より)から、思い…




『スタンド・バイ・ミー』が「恐怖の四季 秋冬編」なのに対して、こちらは、春夏編。 『刑務所のリタ・ヘイワース ――春は希望の泉――』「ゴールデンボーイ ――転落の夏――』の二編が収録されている。
『スタンド・バイ・ミー』が「恐怖の四季 秋冬編」なのに対して、こちらは、春夏編。 『刑務所のリタ・…





「『うけいれる』とは、さしだされたものを、じぶんからよろこんでうけいれることだ」
リアルなスケッチ、ユーモラスで動きのある漫画、写真のコラージュ・・・ そのうえに描かれた落書きふう…




14もの短編ミステリが入ったこの本、日曜のたびに、たっぷりお茶を飲めます。
ミステリ作家シャンクスを探偵役にしたミステリ短編が14話。 「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつ…




小学三年生のジュディが大学に行くことになった!?
小学三年生のジュディが大学に行くことになった! あるとき、ジュディたち三年T組の担任トッド先生が「…



![みすず 2018年 06 月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41W9awsAPDL._SL160_.jpg)
『戦争と児童文学⒉ クラップヘクのヒューマニズムの懐に抱かれて』(繁内理恵)のこと
児童文学評論家、繁内理恵さんの隔月連載『戦争と児童文学』第二回は、『第八森の子どもたち』(エルス・ベ…





「ダマスカスに住んでいる少年の日記、という形式をとっている本書は、作者の自伝的色彩の濃い作品です」とは、訳者のあとがきから。
「ダマスカスに住んでいる少年の日記、という形式をとっている本書は、作者の自伝的色彩の濃い作品です」と…




灰島かりさんの絵本の深い読みこみについていくことは、「森」への冒険の旅みたいだ。
子どもの本の翻訳者であり、研究者である、灰島かりさんが絵本の深いところまでおりていき、隠されたメッセ…