精神分析入門
精神分析に対して、無意識、抑圧などの主要概念を丁寧に解説。しかも神経症の例が豊富に取り上げられています。科学的な批判も取り上げられて、中立性が確保されています。
精神分析に対して、フロイトの主要概念を丁寧に解説してあります。無意識、抑圧、圧縮、象徴化……など。…
本が好き! 1級
書評数:239 件
得票数:444 票
エラリー・クイーンなどの推理小説に興味を持ち始めました。そしてロス・マクドナルドの影響でフロイトに出会い、精神分析を読み進めていくうちにラカン、アルチュセールなどのフランス現代思想に興味を抱いています。
精神分析に対して、無意識、抑圧などの主要概念を丁寧に解説。しかも神経症の例が豊富に取り上げられています。科学的な批判も取り上げられて、中立性が確保されています。
精神分析に対して、フロイトの主要概念を丁寧に解説してあります。無意識、抑圧、圧縮、象徴化……など。…
インド、バラモン教の聖典であり、ブラフマン、アートマンなどの仏教思想の肝となる考えが語られています。
インド、バラモン教の聖典の一つ。正確には叙事詩『マハーバーラタ』の一部分らしいんですけどね。ヒンド…
カフカの短編の代表作である「流刑地にて」などを収録。わずか1ページ~2ページ弱の小品にもカフカらしさがあります。
カフカって言うと難しそうってイメージがあってなかなかとっつきにくいと思います。 そんなあな…
太宰治のエッセイ集で、短いものだと3行のものもあります。志賀直哉を攻撃した「如是我聞」や川端康成を攻撃したエッセイ、そして自らの創作観について語ったエッセイなども。
太宰は暗い、湿っぽいというイメージがつきまといます。確かに『人間失格』なんかを読むとそういう印象が…
久しぶりの読書で山田風太郎初挑戦。こういう軽い感じなのも好きなので、楽しく読めました。いい意味で荒唐無稽で面白い。
ペリー・メイスンのもとに管財人の取り消しを依頼にきたフランシス・セイレン。しかし翌日、くだんの管財人は遺体となって見つかる……。
ある日、ペリー・メイスンのもとに管財人の取り消しを依頼にフランシス・セイレンがやってきます。しかし…
友人、ドリーと一緒に家を出ていき、〈樹の家〉に住む決意を固めたコリン。婦人会が保安官をつれて家に連れ戻しにくるが……。
友人、ドリーがヴェリーナに家を追い出されて〈樹の家〉に住む決意をします。そしてコリンはドリーと〈樹…
余命いくばくもないおじいちゃん。広大な農園を託そうと考えているブリックは大学時代の同性愛の経験から酒浸りの毎日を過ごすようになってしまっていた……。
『欲望という名の電車』と並んで有名なのが、この『やけたトタン屋根の上の猫』。他にも『ガラスの動物園…
欲望という名の電車にのってブランチはニューオリンズへ降り立ってステラのもとに身を寄せる。しかしブランチの人生は虚飾に満ちていた……。
欲望という名の電車にのってブランチはニューオリンズに降り立ち、ステラのもとに身を寄せます。ブランチ…
大した事件も起きなければ大恋愛も起こらない。でも、あるいはだからこそ人間の心に迫れる「九つの物語」。
ここに収められている「九つの物語」は大した事件も起きなければ、大恋愛の末の結婚という話は一切ありま…
最後のどんでん返しよりも、京がなぜ腸を引きずりだされるという残酷な殺され方をしたのかという謎の方が僕は驚きました。
うん、わかってる。この物語の肝は最後のどんでん返しだってことは。 でも僕はヤクザの京がなぜ腸を…
フェリックスはモルソフ伯爵夫人に魅了され、彼女の住む谷間の村を足しげく通うようになります。しかし、彼女の結婚生活は決して満たされてはいなかった……。
フェリックスはモルソフ伯爵夫人に魅了され、彼女の住む谷間の村を足しげく通うようになります。しかし、…
サルトルとメルロ=ポンティの往復書簡。共同で雑誌を編集までした彼らがなぜ決裂したのか。政治思想の違いが浮き彫りになる一冊。
こういう楽屋本はときとして理解の助けになると思って読みました。内容としては100ページもなく、短い…
メルソーは恋人が初めて付き合ったというザグルーの元に行く。彼は裕福なものの、排泄も自分の手でできない不具者だった。ザグルーは彼に「お金で時間はあがなわれる」というが……
メルソーは恋人が初めて付き合った、ザグルーのもとへ行きます。彼は裕福でしたが、排泄も自分の手でまま…
『シーシュポス』とはギリシャ神話の巨人で、岩を山頂まで運ぶ刑罰に処せられる。しかしあともう少しのところで岩は落ちて、最初からやり直すことになってしまう……。
これは不条理についてカミュが書いたエッセイです。カミュの言う「不条理」とは単に理屈が通らないとか理…
メルロ=ポンティがセザンヌの描き方について論じた著書。メルロ=ポンティが興味を抱いていた知覚の問題を絵を通じて論じています。
メルロ=ポンティは知覚の問題について興味を抱いていました。そのメルロ=ポンティにとっては遠近法を無…
ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義精神』を用いて、サルトルのマルクス主義を攻撃した本。サルトルとの政治観の違いをうかがい知れる政治論。
メルロ=ポンティとサルトルは仲がよく、政治的な雑誌も編集していました。しかし政治的な価値観の違いや…
第二次大戦にもし日本とナチスが勝っていたら? という歴史シュミレーション。だけど薄っぺらい歴史シュミレーションではない。
第二次大戦でもしドイツと日本が勝っていたらどうなってたんだろう、という歴史シュミレーションです。し…
「どうして〈いいこと〉をしなくちゃいけないの?」この簡単そうに見えて実はけっこう厄介な問題にカントが挑む。
V・Iは隣人から友人、ミッチを探すように頼まれた。しかしミッチは昔働いていた工場近くの川で遺体となって見つかる。警察は酔った末の事故死だと断定するが……
僕はこのV・Iシリーズ(に限らずハードボイルド)の推理小説が好きですが、これはいただけない。まずV…