コレラの時代の愛





ノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの恋愛小説です。51年と9カ月と4日、一人の女性を愛した男の軌跡は本書を読んでいた2010年ごろ、20代後半の自分を慰め、奮い立たせるものでありました。
本書は2007年にアメリカで製作、映画化もされた『百年の孤独』でノーベル文学賞を受賞したコロンビアの…
本が好き! 1級
書評数:2673 件
得票数:40314 票
有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。





ノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの恋愛小説です。51年と9カ月と4日、一人の女性を愛した男の軌跡は本書を読んでいた2010年ごろ、20代後半の自分を慰め、奮い立たせるものでありました。
本書は2007年にアメリカで製作、映画化もされた『百年の孤独』でノーベル文学賞を受賞したコロンビアの…


![マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41AY8WEF74L._SL160_.jpg)
本書は経営学の巨匠、ピーター・F・ドラッカーの代表作『マネジメント』(ダイヤモンド社)に記されている経営学のエッセンスを収録した「エッセンシャル版」です。僕が本書を読んでいたのは、大学時代のことです。
本書は経営学の巨匠、ピーター・F・ドラッカーの代表作『マネジメント』(ダイヤモンド社)に記されている…



本書は、化学系エンジニアとして酒造用グルコース測定装置の開発に携わる一方、日本酒のライターとして日本全国で三百棟以上を取材した筆者が山田モロミ名義で2020年に発表した同名の小説を文庫化したものです。
本書は日本酒をテーマにしたミステリー文学です。 著者の経歴を見ると、 「神奈川県藤沢市出身。…





ドストエフスキーの解説書『すらすら読めるドストエフスキー』(彩図社)を29歳で上梓した筆者による処女歌集です。筆者がその後、どのような人生を歩み、歌を詠んできたかを知って胸が熱くなりました。
本書は『すらすら読めるドストエフスキー』(彩図社)を29歳で上梓した筆写による処女歌集です。自分も暇…




『ザ・ノンフィクション』で放送され、大反響を巻き起こした番組内容を、チーフプロデューサーの著者が完全書籍化した一冊です。「よくこれが昼に放送できたな…。」と思えるほど凄惨な内容で驚きました。
「よくこれが昼間に放送できたな・・・。」 この本をを読み終えて最後のページを閉じ、ため息ととも…





本書は日本経済新聞の人気連載企画『私の履歴書』掲載された日清食品創業者・安藤百福氏の不撓不屈の人生を書籍化したものです。徒手空拳から「チキンラーメン」やカップめん「カップヌードル」を生み出す姿に感動。
僕は即席めんやカップめんについては(健康を害しない程度には)ずっといろいろなものを試してきて、コンビ…





「モリー先生との火曜日」。僕が本書の存在を知ったのはNHKで偶然見た1999年にアメリカで制作されたテレビ映画からでした。コラムニストの筆者と難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵された恩師との邂逅。
僕は本書『モリー先生との火曜日』の存在を知ったのはかつて偶然見たジャック・レモンがモリー先生を演じて…




本書は1993年12月25日に進行胃癌(スキルス胃癌)で他界されたフリーアナウンサー、司会者など多彩な顔を持っていた故・逸見政孝氏の闘病記です。癌が再発した時に行った逸見氏の記者会見は忘れられません。
1993年12月25日に癌により、48歳で他界されたフリーアナウンサーである逸見政孝氏と、逸見氏の奥…

本書は2016年08月号をもって休刊したNPO法人日本独立作家同盟の刊行する『月刊群雛 (GunSu)』の2015年 06月号です。僕はここにドラマ版『罪と罰』の評論を掲載させていただきましたが…。
本書は2016年08月号をもって休刊したNPO法人日本独立作家同盟の刊行する『月刊群雛 (GunSu…

本書は2016年08月号をもって休刊したNPO法人日本独立作家同盟の刊行する『月刊群雛 (GunSu)』の2015年04月号です。実は僕も『供犠を巡る物語』〈既刊評論・再録〉で参加していたのですが…。
本書は2016年08月号をもって休刊したNPO法人日本独立作家同盟の刊行する『月刊群雛 (GunSu…




本書は戦中は大本営参謀として、戦後は11年間もの歳月をシベリアで抑留された後帰国し、伊藤忠商事に奉職。取締役会長まで上り詰めた後に政界に転身し、10年の行政改革等の仕事を務めた瀬島龍三氏の回顧録です。
本書は戦中は大本営参謀として軍事作戦の立案や運用に携わり、戦後は11年間もの歳月をシベリアで抑留され…





カトリック信者であり、芥川賞作家である遠藤周作氏が『神の沈黙』という重いテーマをもとに描いた小説です。舞台は『島原の乱』が鎮圧されて間もない頃の日本。日本に潜入した二人の司祭に降りかかる「受難」とは。
「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」 『外海地区東出津町に文学館を構える…




本書は直木賞作家、安部龍太郎先生による徳川家康の生涯を描いた大河小説の第一弾です。ここでは青年期までの家康の軌跡が描かれ、苦労人家康の「原点」があり、生涯を既に知っていながらも読んでしまいました。
本書は直木賞作家、安部龍太郎先生による徳川家康の生涯を描いた大河小説の第一弾です。全五巻を構想してい…




本書は漫画家、西原理恵子画伯が反抗期を迎え、自分から巣立っていこうとする娘さんと、これから世の中に出ようとする女の子たちへと贈る、厳しさと優しさを兼ね備えた「人生の指南書」です。教え子に薦めたい…。
本書を読み終えて少し経っていたころ、僕が教えに行っている地元の大学で(その経緯は拙著『斜めからの視点…



28歳、性的経験なし。生きづらい人生―。本書はPixiv発祥のルポマンガを全頁改稿・描き下ろしで書籍化したものです。初めて読んだ時は「あー。これは永田カビ版の『地下室の手記』なんだなー」と思いました。
「あー。これは永田カビ版の『地下室の手記』なんだなー」 最後のページを閉じたとき、僕が最初に浮…





本書は現代の無頼作家の呼び声も高い西村賢太先生が描く不思議な味の日記文学の第5弾になります。ここには2015年7月~2016年6月の日々が収録されており、飲み喰らい、女を抱いて小説を書く姿があります。
本書は現代の無頼派との呼び声も高い芥川賞作家、西村賢太先生の綴る「日記文学」の書籍か第5弾となります…





本書は自らの家族を救うために単身戦場に飛び込み、ひた走る男を描いた小説です。伊集院静先生のお父様をモデルにしたこの小説は、朝鮮半島との関係や国そのものがきな臭い今だからこそ一読をお勧めします。
伊集院静先生が自分の父親のことを描くのは『海峡』(新潮文庫)三部作以来なのですが、伊集院先生ご自身が…





自らを「編集者型プロデューサー」と呼ぶスタジオジブリの大番頭、鈴木敏夫氏は「時代の空気」を的確につかみ、映画を大ヒットへと導いてきたのか? その秘密を「本」や「文学」の視点から綴った一冊です。
本書は『ジブリの哲学』(岩波書店)から5年半の歳月を経て刊行された、待望の続編となる自らを「編集者型…





本書は僕こと有坂汀が2015年から17年の3月まで地元の大学である釧路公立大学にて2年間、下山朗准教授(現在は奈良県立大学准教授)のゼミ生と共に過ごした日々を記録した自身初の「ノンフィクション」です。
「そうですね。その本は作家、有坂汀にとっての『転換点』になる作品となるでしょうね。」 本書の企…





本書は無頼派芥川賞作家、西村賢太氏による連作集です。芥川賞を取り、文名の余勢をかって小銭を稼ぐ主人公であり西村先生の分身でもある北町貫多。ファンである稲垣潤一(作中ではJ.I)のコンサートに行くも…。
本書は無頼派芥川賞作家、西村賢太氏による連作集です。過去の七転八倒から芥川賞の受賞により、文字通り生…