ハメルンの笛吹き女



  

本書は「しまん子先生」の愛称でおなじみの作家・岩井志麻子先生が「東スポ」紙上で大人気の異色連載されていたものを文庫化したものです。志麻子ワールド炸裂の爆笑お色気エッセイに腹をよじりつつ頁を捲りました。
「面白くてエロいオバハン」として、作家のみならず、『5時に夢中!』にてコメンテータを務めるなどのテレ…
					本が好き! 1級
					書評数:2673 件
					得票数:40314 票
					
有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。



  

本書は「しまん子先生」の愛称でおなじみの作家・岩井志麻子先生が「東スポ」紙上で大人気の異色連載されていたものを文庫化したものです。志麻子ワールド炸裂の爆笑お色気エッセイに腹をよじりつつ頁を捲りました。
「面白くてエロいオバハン」として、作家のみならず、『5時に夢中!』にてコメンテータを務めるなどのテレ…



  

「ナナメの関係」をスローガンに教育現場に一石を投じた二人の女性を通して描く10年の軌跡を追ったノンフィクションです。本書を知るきっかけになったのは哲学者、國分功一郎先生の人生相談でした。
『認定NPO法人カタリバ』 僕がこの団体の存在を知ったのは尊敬してやまない哲学者、國分功一郎先…




  

アジア、特に中華圏の社会・政治・文化事情に通暁するノンフィクション作家、安田峰俊氏のルポルタージュです。「無国籍者」となった女子大生。「夜の住人」となった軍閥高官の孫など、個性ある人物が登場します。
本書は中国を中心に活躍されているノンフィクション作家、安田峰俊氏のルポルタージュです。「無国籍者」と…



  

本書はフジテレビ系の『アウト×デラックス』に出演後、「女性装の東大教授」として注目を集める安冨歩先生が女性装をするに至るまでの「来し方」から経験したり感じたことをまとめた、安冨先生の「レリゴー」です。
本書は、「女性装の東大教授」として注目を集める安冨歩先生が、自らの魂が女性であることに気づき、女性装…



  

本書は栗本薫名義で大ヒットを記録した『グイン・サーガ』シリーズの著者が上梓したく「やおい」論です。中島氏自身もやおい作家であると同時に評論家でありますので、彼/彼女たちの持つ「内在論理」が的確でした。
かなり前の記憶なので相当曖昧になっておりますが、僕が本書を手にとって読んでいたのは確か高校時代のこと…



  

芥川賞作家花村萬月先生の『王国記』第7弾です。八ヶ岳に拠点を移した宗教法人「悠久寮」は神の「王国」へと動き始め、自らの運命を悟る朧に対し赤羽、百合香、教子、ジャンが「居場所」を求め蠢く姿が描かれます。
本書は芥川賞作家花村萬月先生の『王国記』第7弾です。初めて読んだのが札幌の大学時代の話だったので、今…



  

芥川賞作家、西村賢太氏の私小説集です。収録されている6編のうち、4編が「秋恵もの」で、主人公の北町貫多があの手この手で秋恵を罵倒しては殴り飛ばしの嗜虐の数々を読んでいると、よく続いたなと思います。
本書は自らの人生を土台に「ダメさ」加減を赤裸々に書く私小説が持ち味の芥川賞作家、西村賢太氏による私小…



  

芥川賞作家、花村萬月先生による『王国記』シリーズの第6弾です。教子。ジャン。施設内の農場を切り盛りする宇川。そして朧の息子である太郎…。ここから朧の存在が徐々に色褪せ、脇役がメインに躍り出てきます。
芥川賞作家、花村萬月先生による『王国記』シリーズの第6弾です。ここでは主人公として数々の乱暴狼藉を繰…


  

「世紀の大発見」から「科学史に残るスキャンダル」へ―。本書はSTAP細胞問題をめぐる報道をリードし続けた毎日新聞の女性記者が書き下ろしたノンフィクションです。事件の経緯が整理できました。
「世紀の大発見」から「科学史に残るスキャンダル」へ―。 本書は「STAP細胞問題」について、…




  

本書は“インテリジェンスの達人”佐藤優と“政治・経済の予言者”副島隆彦の両氏による対談本の第3弾です。「世界で起きていることは、日本でも必ず起きる!」とし、縦横無尽に国際情勢を語ります。
本書は“インテリジェンスの達人”佐藤優と“政治・経済の予言者”副島隆彦の両氏による対談本の第3弾です…


  

21歳と6カ月の若さで自ら命をたった青年。奥浩平。本書は手記『青春の墓標』の復刻版です。思想やイデオロギー的には僕と立場を異にするものですが、短い人生を全速力で駆け抜けた姿が記録されております。
本書の存在はかねてから小耳に挟んだことはあったのですが、ずっと長年放置しておりました。時は流れて本書…


  

芥川賞作家、花村萬月先生の代表作の一つである『王国記』。その第五弾です。ここでは主人公の朧は、創ろうとしていた王国の「王」が自分ではないことを悟るという衝撃の「転換点」が示された回となっております。
芥川賞作家、花村萬月先生の代表作の一つである『王国記』。その第五弾です。思えば、僕がこのシリーズを読…




  

2004年5月27日にイラクはサマワの自衛隊駐屯地に立入許可証を受け取りに行き、バグダッドに戻る途中で殺害された戦場ジャーナリスト、橋田伸介氏による自伝です。「生涯現役」を貫いた姿が偲ばれます。
僕が本書を読んだのはずいぶん前の話で、橋田氏が2004年5月27日にイラクはサマワの自衛隊駐屯地に立…



  

「書く」ことと「生きる」ことが直結し、常に捨て身の姿勢で文章を書き続ける芥川賞作家、柳美里。本書は『創』の連載を「お金」「貧乏」にまつわる話を中心にまとめ、新たに加筆した作品であり、壮絶な軌跡です。
作家、劇作家の柳美里さんが、雑誌『創』にて連載していた文章のうち、「お金」「貧乏」にまつわる話を中心…



  

僕が本書を読んでいたのは、ちょうど大学時代のことです。お笑いコンビ「浅草キッド」の二人が「特濃」とも言うべき15人の「猛者」相手に対談した連載をまとめたものです。今思い出してもげっぷが出るほどです。
僕が本書について書いてみようと思ったのはまったくの偶然であり、道を歩いていて 「あ、昔この本読んだ…




  

5冊目の拙著です。ここでは僕が2011年につぶやいた「ツイート」をまとめ、書き下ろしのエッセイを4本加えて編集し、書籍化したものなのですが、「3・11」前後は克明に記録されているものの…。
5冊目の拙著です。このシリーズを上梓できるのはツイッターをブログ形式にして保存する「twilog」と…



  

後に「日本のドン」として君臨する笹川良一が「スガモ・プリズン」に投獄されていたときの日々を真摯で辛辣、かつユーモラスに綴った「獄中記」です。どんなときのへこたれない「強さ」を本書から学びました。
僕が本書を読んでいたのは確か2009年か10年ごろのことであったかと思っております。当時から僕は佐藤…
  


  

トラックの運転手を生業とし、その合間に「趣味」として海外の戦場を旅する藤本氏の手記です。ソーシャルメディアを駆使して現地の様子を発信し続け、「世界のフジモト」と報じられる場面は本当に痛快です。
本書は書き下ろしで刊行された藤本敏文氏の手記です。経歴によると藤本氏は、日本ではトラックの運転手を生…



  

『IWGP』シリーズなどで有名な直木賞作家、石田衣良氏による長編小説です。後に映画化、ドラマ化もされました。当時の秋葉原の世相がかなり詳細に描かれていて、これを読んでいると秋葉原に行きたくなります。
後に映画化、ドラマ化もされた『IWGP』シリーズなどで有名な直木賞作家、石田衣良氏による長編小説です…




  

本書は手嶋龍一、佐藤優の両氏による「インテリジェンス対談」をまとめた対談本の第3弾です。「イスラム国」の台頭、中ロの新帝国主義路線、ウクライナ危機、集団的自衛権論争…。と多岐にわたっております。
本書は手嶋龍一、佐藤優両氏によるインテリジェンス対論であり、このシリーズは『動乱のインテリジェンス』…