舟を編む




たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。――読後、辞書をどうしても引きたくなってしまったほど惹きこまれました。
非常に楽しみにしていた本をようやく手にすることができました。辞書のように美しい濃紺の地に銀のシンプ…

本が好き! 1級
書評数:1573 件
得票数:12147 票
子育て中、最近はもっぱら絵本の反応を記しています。




たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。――読後、辞書をどうしても引きたくなってしまったほど惹きこまれました。
非常に楽しみにしていた本をようやく手にすることができました。辞書のように美しい濃紺の地に銀のシンプ…

わたしは「35歳(+α)の責任」を果たせているだろうか。
私はこの本を「35歳を迎えるあなた」のために書きました。 強いメッセージの後序章はこの1行から…





自分で本を読むようになったころ一番よく読んだ本かもしれません。一歩間違えるとものすごく説教臭いつまらない童話になりそうなものなのに、なぜか全くそれを感じさせないのがすごいです。今でも大切な一冊です。
子どもの頃から一体何度繰り返し読んだかわからない一冊。出産後 『ぐりとぐら』 を読んだり保育園の見…

「イギリスの兵隊のかたち」、真っ赤なオーバコートのなかは青いシャツでした。
リレー小説のおかげで読みたくなり、和田誠さんが絵を描いているバージョンがあるのを知って手にとりまし…

看板に偽りなし。たしかに「かんたん」なものが多く、「美味」です。
日本経済新聞の土曜朝刊別刷「日経プラス1」に連載されているレシピをまとめたもので本書には2005年…





子どもの頃一番好きだったのは、ほっとけーきが焼けていく過程を描いた見開きのページ。
秋も深まってきたので、ROOKで大好きな秋の絵本の棚をつくりたいなぁ、と思いつつ日だけがいたずらに…

『もこ もこもこ』の絵の元永定正さんの作品です。
昨年逝去された現代美術家、元永定正さんの作品です。絵本好きには谷川俊太郎さんの 『もこ もこもこ』…

ちいさくてコンプレックスのかたまりのじぷたの大活躍。じぷたがとても表情豊かです。
子どもの頃好きだった一冊。 本サイトのおかげで、著者が 『エルマーのぼうけん』 シリーズの訳者…





エルマーのお話はぜんぶで3冊です。どれも、ゆかいですばらしいぼうけんばかりです。――裏表紙のコピーに偽りなし。
エルマーのぼうけん3部作の最終巻。 『エルマーのぼうけん』 でエルマーに助けられたりゅうは、 『エ…





エルマーとりゅうのお互いを労わる心の交流がみごとです。
エルマーのお話は ぜんぶで3冊です。 どれも、ゆかいですばらしい ぼうけんばかりです。 本書…





わたしがエルマーだったころ。
リレー小説のお陰で子どもの頃に大好きだった作品を再読しました。色々あって読み始めたときにはリレー小…

「いいおかお」って何?とちょっと引っかかってしまいました。かわいい笑顔を浮かべるとおやつがもらえるってちょっと大人の発想すぎてかわいくないというか。
『いないいないばあ』 と同じシリーズですが、娘が産まれるまでこちらは知りませんでした。 色…

注射は思ってたより痛くないよ、という絵本。ということは、ある程度「痛いんだ」と思っていた方がショックは少ないのでは……。と多少複雑な思いもありますが。
こんなに乳幼児の予防接種が多いなんて子育てが始まるまで全く知りませんでした。 注射が怖いな…

犬を飼っている(た)人はもちろん、飼っていない人にもこの気持ちはわかるんじゃないかなぁ。
ちょうど彼女が作品を発表していた1980年代、『りぼん』の愛読者でした。なので著者がどれだけ絵本の…



本書一冊で散歩が格段に楽しくなります。
パートナーは地図が大好きで、枕元に地図を置いて眺めてから眠るほど。おかげで地理の苦手だった私も飛び…



さまざまなドラマが日々繰り広げられるホテルはまさに「舞台」。ほとんど穴のあいていないカードだったビンゴゲームが、あっという間に大逆転してしまったような爽快感がありました。
舞台は東京駅にほど近い一流ホテル。連続殺人事件の次の事件が起きる可能性が高いため、警察はホテルに捜…

読んでもらっている子どもたちがタイミングを合わせてみんなで「ぴょーん!」と叫びながらいっしょに飛び跳ねる様子がとってもかわいくて、こどもが跳ねるようになったら一緒に遊ぼう、と楽しみにしています。
娘7カ月。ズリバイがはげしくターゲットをみつけるとすかさずロックオン。うっかり本や新聞床に置いてお…



人はよく「ハセは運がいいね」と言います。そう言われれば僕は「そうだね」と答えます。でも本音は違います。――まえがきだけですでに好感度大。
サッカー日本代表主キャプテンの長谷部誠さんの「勝利をたぐり寄せるための56の習慣」。今や 『負けな…





この絵本には文章がありません。でも物語が詰まっています。
『書評 松居直自伝——軍国少年から児童文学の世界へ』 を読んで、次々に『こどものとも』を引っ張り出…

いいこってどんなこか繰り返し尋ねるバニーにお母さんが優しく答えます。
いいこってどんなこなんだろう?――ものすごく難しい質問です。 友人が未就学のお嬢さんと接…