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色めがね

色めがね さん

本が好き! 1級
書評数:93 件
得票数:707 票

好きな作家は横山秀雄。司馬遼太郎。伊坂幸太郎。天童荒太。外山滋彦古。東山圭吾。

趣味は競馬。目や筋肉の美しさ、ドラマにほれぼれする。

日課はランニング。起床後の8キロが一日の始まりを体に刻み込んでくれます。あと、仕事後のビール。ランニングとセットになってます。走るからこそ、ビールもうまい。

好きな画家は東山魁夷。癒されます。

好きなミュージシャンは、bump of chicken、ミスチル、radwimps。歌詞のストーリーが素敵な上に、メッセージは深い。

書評 5ページ目(93件中 81~93件目)

走ることについて語るときに僕の語ること

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走ることについて語るときに僕の語ること

著者のランニングは“趣味”を超えて本格的。心臓がパンクしそうになる、頭の中が真っ白になるといった特異な体験(体感)でしか得られないものがある。そしてそれが、人生に好影響を与えている感覚があるという。仕事とは?生きるとは?までをも語る。

村上さんのランニングは“趣味”の範疇を超えた本格的なもの。毎日10キロ程度の走り込み、最低年1回フル…

投票(1コメント(0)2010-11-19

影踏み

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影踏み

犯人目線の世界を浮かび上がらせる。警察に負けないほど張り巡らされた闇社会のネットワーク、対立しつつもどこか親密な泥棒刑事と犯人の関係、義理人情に厚く理不尽なことには他人事にでも首を突っ込む主人公の性格などを生々しく描写した全7編の短編小説。

主人公・真壁の職業は泥棒。司法試験合格を目指し、将来を嘱望されていた秀才は、母親の放火による無理心中…

投票(3コメント(0)2010-11-19

千年樹

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千年樹

沢山の人々の記憶が刻みつけられている推定樹齢千年のクスノキ。平安時代から始まり現代へとつながる長い時のなかで、この木にまつわる多数人の思い出が生まれている。これらをギュッと絞って凝縮した上、加工したような本書。深い味わいがある。壮大。

たくさんの人々の記憶が刻みつけられている木。関東地方に根を張る推定樹齢千年のクスノキ。平安時代から始…

投票(2コメント(0)2010-11-19

叫びと祈り

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叫びと祈り

心にドスンと響いてくる作品。ジャーナリスト・斉木を主人公に、5つの物語が紡がれている。舞台は砂漠やアマゾンなど。ゆったりとしたペースで物語は進み、突然、登場人物の一言をきっかけに急展開。読者の時間を支配するような文章力に魅せられる。

心にドスンと響いてくる作品。 海外の動向分析をする雑誌社に勤務するジャーナリスト・斉木を主人公…

投票(6コメント(0)2010-11-19

フェルマーの最終定理

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フェルマーの最終定理

3世紀に渡って数学者を悩ませ続けてきたフェルマーの最終定理が、93年にアンドリュー・ワイルズによって証明されるまでの過程をたどる。元物理学者である著者は、豊富な知識と取材量、繊細でいて豪快な文章力で、数学に疎い僕にも分かるよう描く。

17世紀、数学者・フェルマーはある数式とメモを書き残してこの世を去った。 「Xのn乗+Yのn乗=Z…

投票(3コメント(0)2010-11-19

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)

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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)

整理解雇をめぐり労使間の綱引きが続いている日本航空。いまの問題は、ずっと前からあった欠陥が表面化したものだろう。著者は、それを十年以上も前から見抜き、警鐘を鳴らしていた。『運命の人』に続き、今回もまた圧倒された。すさまじい筆力だ。

整理解雇をめぐり労使間の綱引きが続いている日本航空。いまの問題は、突発的に発生したのではなく、ずっと…

投票(2コメント(0)2010-11-19

文明の生態史観

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文明の生態史観

7月3日に90歳で亡くなり、各界から「不世出の天才学者」を偲ぶ声があがった梅棹忠夫さん。訃報を聞き、『読んでおかなくては』と手に取った1冊。アジア各国に足を運び、見て、聞いて、肌で感じたことを純度の高い理論に昇華するさまが圧巻だった。

7月3日に90歳で亡くなり、各界から「不世出の天才学者」を偲ぶ声があがった梅棹忠夫さん。訃報を聞き、…

投票(3コメント(0)2010-11-19

球体の蛇

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球体の蛇

罪の意識を自分の心に留めておくのは辛いけれど、苦しいけれど、決して外に出してはいけない場合があることを教えてくれる。感情コントロールの大切さを改めて思い知らせてくれる作品。ストーリー、メッセージともに読み応え十分だった。

うわべの優しさと知っていて、甘い言葉を口にする。自分を守るために、きつい言葉でののしる 。本心に気付…

投票(2コメント(0)2010-11-19

完全な人間を目指さなくてもよい理由-遺伝子操作とエンハンスメントの倫理-

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完全な人間を目指さなくてもよい理由-遺伝子操作とエンハンスメントの倫理-

たとえば「身長175㌢以上で高学歴、運動神経抜群で家族に重大疾病者がいない方の卵子を○ドルで購入します」。これは許されるのか?『これからの「正義」の話をしよう』の著者・サンデル教授が生命倫理を問う。論理の展開されていくさまが面白い。

たとえば「身長175㌢以上で高学歴、運動神経抜群で家族に重大疾病者がいない方の卵子を○ドルで購入しま…

投票(2コメント(0)2010-11-19

オー!ファーザー

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オー!ファーザー

本書のメインは父親。主人公の男子高校生・由紀夫の父親は4人いる。本当に血のつながっている男性は1人なのだが、当事者が検査をしようとしないから分からない。著者特有のユーモアあふれる登場人物が織り成す、家族愛を感じさせられる1冊。

本書のメインは父親。主人公の男子高校生・由紀夫の父親は4人いる。ギャンブル好きの「鷹」、中学校教師で…

投票(2コメント(0)2010-11-19

天地明察

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天地明察

渋川春海の人間味が巧みに表現されている。読んでいるうちに自然と肩入れ。よく泣く。少年のように感情をさらけ出す一方、謙虚で義理堅い。ヒーローのような正義感もある。人間的魅力 。大事を成し遂げる上で欠かせない重要な資質なのだろう、と思った。

江戸時代、囲碁の名家に生まれた渋川春海は、誤差の目立ち始めたこれまでの暦を超える新たな暦を生み出し、…

投票(4コメント(0)2010-11-19
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