覇王の轍
北海道を舞台とする警察小説です。今もこの国を縛る呪縛の正体とは。
2030年札幌冬季五輪誘致が迷走している。 世論調査では札幌市民の半数以上は誘致反対らしい。し…
本が好き! 1級
書評数:111 件
得票数:887 票
ものを書いている方が今をどう捉え、それを世間はどう評価しているか知りたくて○○賞受賞作品を追いかけています。
北海道を舞台とする警察小説です。今もこの国を縛る呪縛の正体とは。
2030年札幌冬季五輪誘致が迷走している。 世論調査では札幌市民の半数以上は誘致反対らしい。し…
自分のなかに秘めている未熟さや偏見に気付かされます。一気読み確実の傑作ですが、読後感はちょっと重たいかもしれません。
araara: 2020年本屋大賞受賞作品です。19歳の青年が9歳の少女に出会う典型的なBoy m…
異国情緒あふれる港町横浜。開港から戦後に至るまで日本の負の部分を引き受けてきた。その主役は女性たち。思わず目を背けたくなる歴史の影に光をあてたノンフィクションです。
ちょっと立ち止まって考えればわかるはずなのだが、素通りしてきたことがたくさんある。この本は、現代に生…
社会と折り合うために自分を演じる人たち。ささいな気づきにより息苦しさから解放されます。今春の首都圏の私立中学校の入試問題に広く使われた作品です。
職場にせよ学校にせよ家族にせよ、特定の仲間意識を持つ人たちの集団に属していると、多かれ少なかれ他人か…
これぞ道尾ミステリーの真骨頂。前作を超える快作です。
テキストと画像が織りなすハイブリッド型ミステリー第2弾。前作はやや無理筋な場面が目立ったが、しっかり…
昭和30年代に世を席巻した大江文学。今も色褪せない魅力を発散しています。
日常の猥雑さから離れたくて、水槽で泳ぐ金魚をじっと眺めた経験はないだろうか。自分の悩みや不安が浄化さ…
知的好奇心が刺激されるノンフィクション小説です
ヒエログリフの原語は、The writing of the Gods. 「神々の文字」。日本語では「…
7年前の作品ですが、世の中の価値観が随分変わったなと感じます。その意味で現代を先取りした作品とも言えます。
araara: 本書は第155回芥川賞受賞作です。数ある受賞作の中でも評価が高い作品です。 …
すべてを喪失した女子高校生あかりの物語。救いのないラストは好みが分かれるかもしれません。
主人公はあかり。一見、普通の女子高校生である。 ところが、すぐに何かおかしいと感じる。まず情報…
1度立ち止まって、情報とのつきあい方を整理してみませんか。
本書は首都圏の 私立中学校の入試問題 の出典元として知られています。 入試問題は公平性の観点か…
家族が抱える闇と愛。時間と場所が異なる2つの事件。明かされる真実に驚きを隠せません。ネタバレを最小限にするため、対話形式にしてみました。
araara ミステリー小説には「イヤミス」と呼ばれるジャンルがあるそうです。読んだ後、読者が嫌な…
週末は至高のミステリーに身を委ねよう
最後にどんでん返しがあり、読者をあっと言わせる「ちゃぶ台返し」系小説。騙されないように気をつけなが…
柳の下に幽霊がいなくなった時代。国宝の金印は輝き続けられるのでしょうか。
先日、岡山県の寺院で秘蔵されていた「人魚のミイラ」が大学の研究者チームによって解析されました。「人…
プライドを捨てられないまま、没落の憂き目に遭ったとき、人はどう生きるべきか。本書は人生論でもありビジネス書でもあります
戦後間もない混乱期に、没落する貴族の家族を描いた太宰治の代表作です。 かつて日本には華族制度が…
「あのとき怖かったあの映画」がなぜ怖かったのか。真面目に哲学しています。
ここで言う「ホラー」とはいわゆる「怖い映画」です。 子どもの頃に観た『エクソシスト』 悪魔に…
ヨシタケシンスケさんの絵本が好きな方や、ちょっと疲れ気味のお父さんにおすすめです。
「りんごかもしれない」のヨシタケシンスケさんのエッセー集です。全48話。1話はヨシタケさんのイラス…
道尾氏の意欲作であるテキストと画像のハイブリッド型ミステリー。次回作にも期待します。
私の道尾作品に対する勝手な評価は「向日葵〜」でほぼ定まっていた。すなわちストーリーや情景の描写は素晴…
映画を観る前の参考に、観終わった後の復習に。「男はつらいよ」全48作のレビュー集です。
去年、営業先に台湾人の方がいて、この方が大の日本通。特に「寅さん映画」が大好きとのことで、映画はす…
ビジネスメールの基本書として、新入社員やスタッフに勧めたいですね。
ビジネスシーンにおいて、いつの間にかメールでのやり取りが普通になりました。でも使い方や書き方について…
この本を読んでスマホへの機種変更を決意しました。
正直なところビジネスの現場では、スマホがなくても問題ないと思っていました。いわゆるガラケーでもメー…