ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで



  

モノクロの世界で繰り広げられる、AからZまで26人の子どもたちの不幸な最期をリズミカルな文章とおどろおどろしい絵で綴った物語。
この本と出会ったのは、高校2年の秋、テスト明けで開放的な気分の中、放課後にふらふら買い物をしていたと…

					本が好き! 2級
					書評数:48 件
					得票数:134 票
					
ときたま思い出したように更新いたします。



  

モノクロの世界で繰り広げられる、AからZまで26人の子どもたちの不幸な最期をリズミカルな文章とおどろおどろしい絵で綴った物語。
この本と出会ったのは、高校2年の秋、テスト明けで開放的な気分の中、放課後にふらふら買い物をしていたと…


  

「難しい年頃」と一言で片づけてしまうのは簡単だけど、不安定な世界で生きる、不安定な人たちの友情の物語。
年代が書いてある本って、どうしても主人公が今は何歳なのか計算しながら読んでしまいます。 主人公のさ…


  

20世紀前半の上海とロンドンを舞台に、ある「目的」のもと、探偵になったバンクスが奔走する、半世紀近くにわたる、「記憶」をめぐる物語。



  

特殊な環境で育った主人公とその友人2人が、葛藤しつつも自分たちに課せられた使命とその運命を受け入れる物語。


  

いかにもイギリスらしいユーモアにあふれた本。読書にはまってしまった女王さまが巻き起こす騒動の数々に、目が離せません!

  

『1973年のピンボール』に出てくる双子の女の子たちが可愛くて可愛くて。唐突に主人公の前に現れ、家に住み着いてしまうところが村上さんの作品らしいな、と思います。

  

とある高級スーパーをめぐる人々の物語。こんなお店が近所にあったらいいのに…と思わず行ってみたくなります。


  

もしも豊臣家がまだ続いていたら…? という設定の物語。登場人物1人1人のキャラクターが濃いので読み進めるのが楽しくなります。

  

おいしい料理とともに進む物語。料理といってもそんな豪勢な手のかかったものではなくて温かい家庭料理ばかり。物語も心温まるもの。



  

一見幸せそうに見える人でも裏ではそうじゃないこともある。全体的に静かに進んでいくのに、なんとなく狂気じみた感じがする不思議な話。
江國さんの本を読むたびに、「ああ、まだまだ自分は子どもなのだな」と実感させられます。 この本は、綺…




  

一言で表すなら、「ファンタジー」。人それぞれ、いろいろな形のファンタジックな「愛」が詰まった短編集です。
この本の中で、特に好きなのは『デューク』。 『草之丞の話』と同じく、国語の教科書に載るような作品で…

  

豊島さんの本に出てくる高校生は、まるで自分のことのようで痛い。音楽好きな子や野球部の男子、片思い、大学進学…。戻りたいような思い出したくないようなそんな気分になる話。

  

今回は「家族」がメイン。高台に住む裕福な医者の家族の転落と、そうでないぎりぎりの家族の荒廃。相変わらず、湊さんの描く「人の心の醜さ」はえぐい。


  

多分、よくある黒歴史、中学2年生のお話。過ぎてしまえば、何ともないことでも女の子の人間関係のドロドロ感はかなり怖い。


  

今までの作品と比べると、だいぶ毒は消えた感じがします。物足りないかもしれないけど、読後感はさわやかです。


  

したたかさや純粋さといった様々な種類の「強い」女性の恋のお話。人間関係が複雑にからんでいるので途中でこんがらがります。


  

読んでいて、中学生のときに感じていた周りに対する見栄とか妬みとか劣等感とかそういうものを思い出して逃げたくなりました。
この物語は地方の学校出身の同級生たちの話です。 なんだかんだ、良くも悪くも、地元というのは大人にな…

  

子供向けの作品ですが、小学生のときに読んでいたら、トラウマになりそうな怖さ。暗い過去、人形、病気がちな男の子、いわくつきのお屋敷、など怖い要素が満載なミステリーです。

  

夢ややりがいも大事だけど、生活していくにはそういうわけにもいかない。周りに振り回されている主人公を応援したくなりました。


  

何年も前に田舎の小学校で殺された同級生をめぐる物語。殺された女の子の母親の言葉によって少しずつ少しずつ狂っていく元同級生たち。
表紙が一面ベリーだらけ、というかなり可愛らしい装丁なので、思わず手に取ってしまいましたが、さすが湊さ…