元型論





突き動かす力であり、物語を生み出すもの。
・読み始める。いろんなとこに引用されてる記述があちこちに出てきて、すこぶる面白い。 しかしこれは学…
本が好き! 1級
書評数:758 件
得票数:7806 票
感想はできるだけ一息に書きたいです。





突き動かす力であり、物語を生み出すもの。
・読み始める。いろんなとこに引用されてる記述があちこちに出てきて、すこぶる面白い。 しかしこれは学…





・精霊たちと暮らす国。時に長期に渡るとはいえ、魔術師は仮初の季節労働、あるいは旅芸人のようなもので、人が時に精霊/あるいは御使であるような世界。
・実話怪談が近年、「憑き物」を扱うようになってきた。 映画『犬鳴村』では、”憑き物筋”のような…





ゼロにまつわる歴史とともに、ゼロの持つ力のようなものがつづられていく。
ゼロとは何か? この設問に具体的な答えなどなく、無限の双子もしくは無限と等しい特異点らしいことが推…





FightThePower 実践民主主義の掴み方。
本書は、パブリックドメインとなってる、「非暴力」民主主義闘争の手引き書である。 紙の書籍のほかに、…





『現代民話考』全12巻を完結させたあと、2000年に改めて、現代民話について考え、語る本です。
児童文学者、絵本作家として知られる、松谷みよ子のもう一つ顔である、民話研究についての本。 『現代民…





「理会」竹中労の用いるこの言葉を、折口も使う。 理解よりも宗教的というか精神的な言葉、ロマンティックな意識だ。
詩人にして学者である折口の主著を新規に解説を加えて刊行したもの。 今では珍しい「文庫」としての…





ユングの手法と、ボッスの絵画から、樹木をめぐる創造力の海へ。
訳者ものべているが、ボッスを起点とすることの意味が見えづらい。 ここに描かれた事柄の次の段階として…

この本は怪奇とSFの最初の娘です。 娘は怪物を孕みます
創元推理文庫(怪奇と幻想の帆船マーク)版以来40年近くぶりに、読む、光文社新訳文庫版。 1. …





民俗学・宗教学・歴史・文化論。 日本の成り立ちに触れるかもしれない。
諏訪の古相を読む学問の基盤となるような本。 幅広く、分厚い本書は、大変お得なので買いましょう。 …





恠異を語る。 短い言葉。
非常に短い、一息で読める怪談集。 非常に詩的であるが、そもそも怪談とは、語られるものであり、心を揺…





この本は一般向けに書かれた、下世話な本ではありますが、もし古本屋や図書館で見かけたらお読みいただきたい。
1997年の終わりに出た本で、朝倉が犯罪に対するロマンチックな見解を残しているとか、SMの記事が、少…





この本の感想を書こうって人は、解説を読む前に書くことをおすすめする。 ウルフ研究の主要な話題が綴られていて、大変感想が書きづらくなる。 あなたの心の波風を大事に。
演劇『ヴァージニア・ウルフなんか怖くない』も映画版も観てないし、『フリーク・オルランド』も観ていない…





赤い女が潜む領域に潜り込んでいく。
この本をよんでる途中で、大きな本屋に出かけた際に、書店を出たところ笑い声が聞こえてきた。 笑い声の…




元々古い書籍なので価値観的に古い部分があります。 この本は読むためよりも、書くことの役に立つとおもわれます。 読むことは教えられないのではないか。
小学校の国語は、勉強せずとも成績が良かったので、漢字の書き取りのほか何も学んだ記憶がないのですが、(…

天使がそれを引き上げていたとする。
NHKテレビ番組『アインシュタイン・ロマン』の企画に関与した事がきっかけとなり、「落下」をキーワード…





集団としての意識の多様なる表れあるいは成り立ち。
大変丁寧な口調の解説がついていますので。そちらから読むのがいいかもしれません。 タイトルのように本…

切り口の積み重ねのみで語っていく社会構造。
この人の最近の言動はちょっとどうかと思いますが、きちんと本もかけるのですね。 二作目の本。 …

業の強さゆえに、中有において澱のようになったモノは、人の形をしてないだろうと仏教的には考えられてるようです。
宗教あるいは民俗的なものとして、幽霊画を見ていく本。 ちょっと小さいですが、図版も結構載ってます。…





民族主義の思想家にして、アナキスト、議会制民主主義を否定し、君主を憲法で縛り上げろ。
多分歴史年表確認しながら読んだほうが良い本。 民族主義者であり、儒教的価値観や、中華思想など、…




内側から湧き上がる個人的な言葉達。個人的だから響きやすい。
昔の『ガロ』に載っていた、私小説的詩的漫画のような、個人が色濃い詩集。 そう言った作りのためか、三…