本が好き!ロゴ

閉じる
チターチェリ

チターチェリ さん

本が好き! 1級
書評数:154 件
得票数:858 票

小説を読んだり書いたり。
日本やロシアの純文学を中心として、童話やミステリ小説にも手を出しています。そしてその何倍もの漫画を読んでいます。
本が好きなのです。

書評 4ページ目(154件中 61~80件目)

芽むしり仔撃ち

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

芽むしり仔撃ち

疫病の恐怖に蝕まれた村に、大人たちから見捨てられた少年少女たちが閉じ込められる。非道な仕打ちに歯を食いしばり、自らの信じる者、愛する者と手と手を取り合って生きていく彼らの姿に力強いものを感じる。

戦中、集団疎開の受け入れ先を求めて村々を訪ね歩く感化院の少年たち――さんざたらい回しにされた挙句よう…

投票(8コメント(0)2011-12-09

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)

古書に隠された過去、読書感想文に関わる嘘と本当、遺品に託された想い、超希少本が明かす不幸な事実――それらを描いた古書ミステリシリーズの第二弾。静かな物語と淡い人間関係が琴線を揺らす。

古書店「ビブリア古書堂」の店主である篠川栞子は、一冊の本からそこに隠された人々の秘密や想いを読み解い…

投票(7コメント(0)2011-12-04

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち

古書が語る二つの物語を読み解き、そこに隠された秘密を明らかにする。その秘密は時に悲しく、残酷ですらある。しかし一冊の本に込められた人々の想いは、どこまでも真っすぐで切実だ。

線路沿いにひっそり佇む一軒の古書店「ビブリア古書堂」――本の鑑定をしてもらおうとそこを訪れた「俺」は…

投票(7コメント(0)2011-12-03

新装版 ムーミン谷の彗星

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

新装版 ムーミン谷の彗星

巨大彗星の接近により、地球、そしてムーミン谷の住人たちは否応なく絶望のどん底に突き落とされることとなる。しかしそんな中にあっても、ムーミントロールたち一行は自分自身の気持ちに忠実だ。

地球目がけて彗星が落下してくるという話の真偽を確かめるため、ムーミントロールとスニフは天文台目指して…

投票(9コメント(0)2011-11-21

占星術殺人事件

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

占星術殺人事件

「鮮やか」という言葉がふと浮かぶ。シンプルにして巧妙なトリックの施されたこのミステリは、『新本格』時代の幕開け役にふさわしいものであったに違いないし、今後も驚きや興奮を与え続けていくのだろうと思う。

殺害された画家のアトリエからある猟奇的な計画を記した手記が発見され、画家の死後一カ月して、それが何者…

投票(4コメント(2)2011-06-17

スペードの女王・ベールキン物語

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

スペードの女王・ベールキン物語

ロシア文学の大成者・プーシキンの代表作たる「スペードの女王」および、五作の短編から成る「ベールキン物語」が収録されている。話のつくりがうまく、古びることのないおもしろみを味わうことができる。

ロシアの第二都市・ペテルブルクは、西洋的な〈人工都市〉としての性質が強い反面、〈現実と幻想が入り混じ…

投票(1コメント(0)2011-05-30
前へ12345次へ
4ページ目 154件中 61~80件目