頼子のために
法月作品の中でもいっとう印象深い一冊なのであります。
法月綸太郎、綾辻行人、有栖川有栖の中ではぼくは法月君が一番好きで、でもかといって、彼の作品をすべて…
本が好き! 1級
書評数:1579 件
得票数:21109 票
本が大好きで、毎日本のページを繰っています。
小説なら、どんなジャンルでも挑戦しております。
小説の神様は山田風太郎と皆川博子とスティーヴン・キングだと思っています。
あと川谷絵音も大好きです。よろしくお願いします。
法月作品の中でもいっとう印象深い一冊なのであります。
法月綸太郎、綾辻行人、有栖川有栖の中ではぼくは法月君が一番好きで、でもかといって、彼の作品をすべて…
ただの官能小説じゃないんですって!
あの睦月影郎の官能長編小説デビュー作なのである。これを読んだのはもう十五年ほどまえなのだが、あまり…
アメリカ三大○○小説の一冊!
ブローティガンの本って、これしか読んでないんだよね。確か「ホークライン家の怪物」って本も読まないま…
実を言うとホームズ長編の中で一番好きなんです。
ホームズ物はすべて読んだ。もうずいぶん昔のことである。主に短編が有名なホームズ物だが、みんなご存じ…
綿矢作品の中でも後回しにしていい本。
まるでキャッチーなタイトルとは裏腹に、ここにはいつもの綿矢節というか、瑞々しい警句に満ちた鋭敏な…
偉大なり、風太郎!あなたは、ぼくの神様なのです。
ああ山田風太郎。ぼくはこの名を見ると、心を掴まれてしまう。彼が亡くなって、もう二十年にもなるという…
こんな傑作ミステリは、そうそうないよ?
これね、もともと文春文庫で刊行されていたミステリなのだが、長らく本屋から消えていたのを2008年に…
時代物でありんあがら、この人が描くテーマは普遍的なものである。でも、本書の短篇は総じて物語の幕引きが中途半端だった。そこが少し残念。でも、この人は追いかけていくよ?
収録されている短篇は七篇。タイトルは以下のとおり。 「祗園祭りに連れてって」 …
もういいかな?って感じ。
娘が行方不明になる。それも薬物中毒者となって。娘の行方を探す両親。しかし、その途上で母は撃たれて昏…
詰め込みすぎなんだけど、おもしろいのは間違いない。
二つの話が並行して進んでゆく。「上側の世界」は、ガネーシャという姿の見えない人物に翻弄されるヤクザ…
堅実で読みやすいミステリ。
敗戦の年、ソ連の対日宣戦布告に対し関東軍は潰走、満州にいた民間人は難民となる。征服者の立場だったの…
「趣味の遺伝」に悶絶。漱石、ちょーカッコいい!!
漱石の怪談好きは有名な話で、自身の作品としても数多くの奇妙な話を残している。つい先日も双葉文庫から…
古い作品だけど、これは得難いSFなのです。
もう二十年も前になるが河出文庫から中村融、山岸真編「20世紀SF② 1950年代 初めの終り」とい…
かなりお得なアンソロジー
ジョン・マクガハン、パトリック・マグラア、マーク・ヘルプリン、スチュアート・ダイペック、ピーター・…
少し不満もあったが本書は任侠サーガとして楽しめる本なのは間違いない。
私生児として生まれ、ヤクザに育てられた神崎武美。彼の戦前から現代までの修羅の道を描いた連作長編が本…
この語りは騙りとなるのであった!
ぼくの中ではどうもコンラッドとメルヴィルが海と難解さという点で大いに重複する作家なのだ。難解さとい…
ちょっと辛辣に書いちゃったかな?
父親の仕事の都合でしょっちゅう引越しをしているベテラン転校生の中学生の男の子が主人公。彼は転校する…
表紙にだまされてはいけません。
七編収録の短編集。収録作は以下のとおり。 「アリスへの決別」 「リトルガールふたた…
ヒーローなのか、殺人鬼なのに?
切り裂きジャックの事件が起こってから、もう百年以上たっている。そんなに昔の事件なのに、いまだにその…
内容はともかく、本の造りはなかなかですの。
この本、面白さは別にしてなかなか凄い本なのだ。 何が凄いといって、作者のバーカー本人が描く…