サマルカンド年代記―『ルバイヤート』秘本を求めて
悠久の時、歴史の中に消えた一冊の本。
まったくまったくまったくもって、ぼくには縁のない本なのだ。だって、11世紀のペルシャとかサマルカン…
本が好き! 1級
書評数:1579 件
得票数:21109 票
本が大好きで、毎日本のページを繰っています。
小説なら、どんなジャンルでも挑戦しております。
小説の神様は山田風太郎と皆川博子とスティーヴン・キングだと思っています。
あと川谷絵音も大好きです。よろしくお願いします。
悠久の時、歴史の中に消えた一冊の本。
まったくまったくまったくもって、ぼくには縁のない本なのだ。だって、11世紀のペルシャとかサマルカン…
図書館警察っていうネーミングのセンス!
キングの短編が、なんともお粗末なシロモノだということは何度も書いてきた。中には「道路ウィルスは北に…
思い出しただけで、胸の奥がツーンと熱くなってしまう。
筒井康隆の短編集といえば、本書なんかより「毟り合い」「走る取的」「五郎八航空」などの傑作目白押しの…
今日はジェームズボンド、明日はネロ・ウルフ。
猥雑な未来というのは、どことなく魅力的である。 退廃的で狂気が日常化していて、そこへもって…
そういうことなのだ。ピース。
散文の集会にして総合的にはメタSFの体裁をとりながらも、おふざけとブラックなユーモアの散りばめられ…
かなり変わった話でもあり、またグロとはちょっと違う気色の悪さに溢れた話でもある本書は、メフィスト賞受賞作の中ではかなり上位に位置するおもしろさをかね備えた本ではないかと思うのだが、どうだろうか?
まあ、なんとも変わった話だった。これほど展開が読めない本もめずらしい。しかし本書はちょっとでも筋を…
まったくもって不埒なほどに憎らしい作家だ。好きにならずにはいられない。
八つの短編それぞれが味わい深い。ここにも心に響く真実の物語がある。 特に気に入ったのが、「…
歴史を重ねても変わることなく続く歌。それは血は水よりも濃いということを思い起こさせてくれる。
見たこともない、行ったこともない異国の話なのに、どうしてこんなに懐かしいんだろう?ここに登場する人…
すぐそこにあるのにあまりにも遠いその世界が厳しさを押しのけて、とてもうらやましく思えてくる。
いまさらだけどね。 このアリステア・マクラウドという至高の作家を知らないまま読書人生を終え…
しかし、この表紙はなんだ?
乱歩はエッセイや評論も数冊残しており、これがなかなかおもしろい。彼は創作では破綻することが多かった…
湾岸戦争の本当の姿とは。
戦争文学は数あれど、湾岸戦争をこういう風に正面切って描いた作品を読んだのは初めてだった。 本書…
この全編とおしての心理的な緊張感はタダモノではない。ぼくが子ども時代に本書を読んでいたら、チビっちゃってただろうね、間違いなく。
本書は全編通して重苦しい雰囲気に包まれている。 主人公の少年サイモンは、思春期特有の難しい…
いろいろあったけど、最後は涙が溢れたんです。
これはみなさんもご存知のように刊行される前からかなり話題になっていた本だ。伊藤計劃の絶筆をプロロー…
この短篇集は少し物足りなかった。しかし、ぼくは舞城くんを読み続けていきたいのだ!
五つの短篇が収録されている。タイトルは以下のとおり。 「美しい馬の地」 「アユの嫁…
まさに眼からウロコ。史実をひもとくというのは、まことにおもしろい作業だとあらためて実感した。
わずかニ、三百年前には、こんなに巷に死体があふれていたのかと驚くばかりだった。江戸の人たちはぼくた…
古い小説なのだが、本書に登場するギャグ(あえてギャグといっちゃう)には、いまのお笑いの基本となるシチュエーションがみんな入ってるといっても過言ではない。
古い小説だけど、これがなかなか面白い。いや、そういう書き方だと語弊を招くな。この場合の面白いって、…
この本で語られる話は、実体験者のみが伝えることのできる重みを持っている。
この本で語られるベトナム戦争の体験談は、さほど目新しいものではない。でもこれは児童書、戦争から遠い…
人生って、人それぞれだけど、そういうことなのだ。
啄木の有名な詩の一節を冠する本書には、様々な人たちの人生模様が描かれている。 自分の容貌に…
まことに贅沢なアンソロジーなのです。。。
リテラリーってなんだ?と検索したら、主に読み書きの能力とかいうのね。ま、ゴシックという定義にてらし…
本書はそういう話なのだ。
新堂冬樹の本は以前に「無間地獄」と「溝鼠」の二冊を読んだ。その二冊で新堂冬樹はもういいやと思った。…