地域金融機関の資金運用とリスク管理
預貸率低下の苦悩/金融機関の預貸率、ひいては収益力が低下している。その結果重要性が高まってきた有価証券運用の実践的手法とリスク管理について、長年大手銀行で有価証券を取り扱ってきた著者が詳細に解説する
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2013年6月) 現内閣の経…
本が好き! 1級
書評数:236 件
得票数:4489 票
好事家のサラリーマン、独学で政治思想史、社会思想史を学ぶ一書生です。某サイトの閉鎖に伴い、こちらの仲間に入れていただこうと引っ越ししてきました。よろしくお願いいたします。
預貸率低下の苦悩/金融機関の預貸率、ひいては収益力が低下している。その結果重要性が高まってきた有価証券運用の実践的手法とリスク管理について、長年大手銀行で有価証券を取り扱ってきた著者が詳細に解説する
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2013年6月) 現内閣の経…
〝受験地獄〟の原型/中国の官僚登用試験として名高い「科挙」。様々な悲喜劇を生んだ制度のあらましを、東洋史の大家宮崎市定が平易に解説
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2012年6月) NHKの『…
戦前屈指の名手による短編集/「若さま侍」で知られる時代作家にして、怪奇幻想味溢れる掌編を得意とした探偵作家。乱歩をして「人生の怪奇を宝石のやうに拾ひ歩く詩人」と感嘆せしめた異能の作家、城昌幸の作品集
およそ幽霊などの「怖いもの」は夜に出てくるものと相場が決まっているが、たとえば太陽が烈しく照り付ける…
元祖「半沢直樹」/〝金融は産業の血液〟渋沢栄一から安田善次郎、松沢卓二まで、急速な産業化を金融面から支えた、近代日本を代表するバンカー(銀行家)たちの小伝。
日本には、行名に数字の入った銀行がいくつかある。新潟の第四銀行、宮城の七十七銀行、岐阜の十六銀行、香…
企業の労務担当など実務者向けの労働法制概説書。必要に迫られて購入したが成功だった
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2013年4月) ある労働組…
〝敵〟としての吸血鬼/すっかりユーモラスな存在になり、ホラーの主役の座から滑り落ちかかっていたモンスター「吸血鬼」を、凶悪な人類の敵として復活させたS・キングの代表作
もう三十年も前のことになるが、『ドラキュラ都へ行く』と題するコメディ映画があった。時は現代、ある情け…
当たりすぎた予言/中央公論社刊「世界の名著」第42巻。国家社会主義者マルクスの理論的錯誤を暴いたバクーニンを始め、プルードン、クロポトキンと、三大無政府主義者(アナーキスト)の著作を集成
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2012年2月) 人間は予言…
関西弁の商業神/一人の若者の前に現れた、ゾウの姿をしたインドの神様ガネーシャ。彼が関西弁で語る成功哲学とは・・・。一大ベストセラーとなった自己啓発本
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2012年8月) 最近、テレ…
ワインの超初心者に最適/廉価なうえにハンディで実用性が高い、ワイン超初心者向けのの入門書。
おそらく、近年における日本の出版界の大きな進歩として挙げられるのが、いわゆる実用書、入門書類のレベル…
風よ、お前のせいじゃない/筋金入りのマニアである著名作家・評論家たちが、蘊蓄の限りを傾けて語り合う。滅びゆく〝チャンバラ映画〟への鎮魂歌。
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2012年4月) 先頃『水戸…
二十年以上「積ん読」でした/「世界三大倒叙推理」の一つ、巨匠クロフツの名作
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2011年4月) 大学時代に…
語るな、歌え/村上龍による、底抜けに低劣で下品な、しかし残酷なまでに美しい青春物語。安易なニーチェ入門書を読むくらいなら、ニーチェ以上にニーチェ的な本書を読め!
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2013年3月) ほんの些細…
知られざる日本の刑事政策/気鋭の法社会学者が、犯罪処罰の安易な厳罰化に警鐘を鳴らす。日本の伝統的な刑事政策の長所を踏まえ、感情論を排したそのリアルな所説は傾聴に値する
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2011年6月) 裁判員裁判…
過去との断絶/異端の考古学者、稗田礼二郎が怪奇現象の謎に挑む。異能のマンガ作家、諸星大二郎の傑作「妖怪ハンター」シリーズの一冊。作者屈指の傑作である「闇の客人(まろうど)」を含む
世の読書家や映画ファンの多くは、「大声で好きだと言えないが、密かに愛してやまない作品」というのを持っ…
〝希望〟という毒薬/円谷プロの製作による往年の怪奇SFドラマ『怪奇大作戦』のリメイク『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』のノベライズ。人間の情念が生み出す怪奇犯罪に、SRI(特殊科学捜査研究所)が挑む
1960年代末期。『ウルトラマン』『ウルトラセブン』を成功させた円谷プロは、怪獣ブームが下火となった…
呪われた村/当代のベストセラー作家、小野不由美による和製吸血鬼譚の傑作。舶来のモンスターを日本の風土に定着させた筆力と、現代人のモラルに対する鋭い問いかけが光輝を放つ
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2016年3月) 現代屈指の…
小説は事実より「奇」なり/短編の名手阿刀田高の選になる、一般公募による恐怖体験実話集。「実体験」は果たして「小説」より怖いのか?
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2012年9月) 怪談噺は日…
オジさんの闘い/理不尽な暴力に屈服した己の弱さを克服するために、一人の冴えない中年男が空手道場の門を叩く―現代を代表する格闘小説の書き手、夢枕獏が描く、小さな挫折と克己の物語
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2011年6月) 私は暴力が…
政治家になるべきでなかった男/政治史家岡義武が描き出す〝プリンス〟こと近衛文麿の、あまりにも悲劇的な人生
(以下は某書評サイトに投稿したレビューを転載したものである。執筆は2011年6月) ふと、なぜ…
避難したいなら/世界の銃の歴史・分類・メカニズムを豊富な写真と図解で詳解したムック。銃器初心者の入門編には最適
つい先日ラスベガスで発生した銃乱射事件は、58人という未曾有の犠牲者数で世界を戦慄せしめている。ネッ…