慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件



現場からみた熊嵐。 怖さが淡々と・・・・・
吉村昭「熊嵐」に続いて読んだ。 完成度や情報の密度、ストーリー性、ドラマチックなドキドキ感などは …

本が好き! 2級
書評数:294 件
得票数:2053 票
読書ノート代わりにと、参加しました。
つまらないと思った書籍には、
辛口で、いじわるな書評をビシビシ書いていきます。
還暦を越えてからは辛口にひときわ拍車がかかりました。100人が高く評価しても、
自分が面白くなかったら
自分に合わない本なのだ!
そのように独断して、今日も」辛口の毒を吹きまくります。ぷーぷー。



現場からみた熊嵐。 怖さが淡々と・・・・・
吉村昭「熊嵐」に続いて読んだ。 完成度や情報の密度、ストーリー性、ドラマチックなドキドキ感などは …



あと20年いや10年したら・・・私も!? 認知症の80代女性からみた日常を「超一人称」で。
主人公の一人語り。 かつ、思い切り視野も舞台も狭めることで 余計なものをそぎ落とした小説とし…





自然のでっかさ、無意識に 圧倒された!
大正時代の初期、北海道の貧しい開拓村を 襲った人食い羆の恐怖、そしてに立ち向かう村の人びと。 …

予想外に難しかった! 違いは判るが、それ以上はまるで分からない!
私は傾聴ボランティアをしている。 利用者さんの話を「共感」で聞くのではなく「理解」で聞く。 その…



年老いて生産性が劣化したら、疎んじられる! それは最大のスキャンダルだ!って・・・
あの超・長ったらしい「第二の性」のボーボワールが、 「老い」をどう扱うのか、 とりあえず上野さ…




シリーズ1に続く2。 やはり中野京子さんのコメントは軽妙で、ユニーク。面白い!
たとえばスペイン宮廷の影の王様、ゴドイ。 ふ~ん、こんな顔だったのか。 意外に善人ずらしてるやん…





中国東北部、吉林市で、すべてを「当たり前のこと「と、信じて 毎日を送っていた14歳。14歳の知識、世界観、生活感覚で 語る日中戦争。
もっとも意表を突かれたのは 吉林市に住む14歳が、 「日本は英米とだけ戦争をしている」 と思い…


内田百閒 不思議の国の人だった!
小川洋子のお勧めで読み始めた。 「内田百閒の本さえあれば、他の本を取り上げられても仕方ないと思える…

★単なる覚書です。途中で投げ出したので書評ではありません
はぁ~ 何なんだろう、この短編集は。 冒頭に出てきたのが「社食の麻婆豆腐が脂っこい。290円なら…


負け組男子の情けない日常、カンボジアのバックパッカー宿、、、 圧倒的な描写でぐいぐい引き込まれる!
冒頭、ぐいぐい引き込まれる! 引き込まれるし、主人公が訳のわからない異国で 図太く逞しく成長して…




エリート高齢者でもない、認知症でもない。 ふつうの84歳の普通の日々と頭の中って!
おもちさんは、ごく普通の「一人暮らしの84歳」だ。 日々の一人暮らしの様子は、周囲の人から…





淡々とした中の面白さ、平易さ。 左巻先生の語る化学は、誇張もなく、かといってペダンチックでなく。 ただただ誠実だ。
左巻先生らしい編集だと思った。 まず最初に「万物は何でできているか」から始まる。 ギリシャ…




引きこもりと、その家族。 歯医者の将来性への不安、学校の隠蔽体質、、、、 リアルな日常の描写とともに話は進む
一気に読んだ。 林真理子だと思った。 これは狙ったことなのか、ラストが、 ハッピーにせよ、妙に…




冒頭の「田舎のポルシェ」。 これだけで十分! 深夜の高速道路や山道に展開される、 やんちゃくれな「ロードムービ」に 面白かったり、ほろりとしたり。
篠田節子は、ストーリーテラーとしても、 豊かな表現としても、やはり力量があると 思わせる。 読…


ご近所の数件の家々を俯瞰してストーリーは進む。 なんて実験的な形式! 意欲的な試みだが・・・
★最後まで読んでいませんので「書評」ではなく印象批判にすぎません。 形式は実験的で面白いと思っ…





旧いオヤジ政治と闘う女闘士! そんなイメージが覆された。 「政治家のキャッチフレーズ」に流されてはいけない!
小池百合子のいろんなゴシップは目の端に入っていた。 しかし、有り勝ちなやっかみ、ゴシップだろ…




世に何万といるであろう 不平主婦のひとつの叛乱のかたち。 それは「逃げる」だった!
結構古い作品です。 どこかに書評があったので、気になって一気に読みました。 現状に不満をたぎ…




美術の世界って、ほんま、騙し騙され! 美術雑誌編集長の狸っぷりと、対する 悪役の狐っぷり。騙し騙されがコミカルで、楽しい!
騙し騙されの短編集。まさに狐と狸だ。 主人公の美術雑誌編集長の「狸」は 「正直」「善良」「お人…

まったく「カラダもココロも、ついていけない」本だった! よって書評でなく、雑感です。
後期高齢者夫妻の日常が、カメラで撮影するように 淡々と描かれている。 数話の連続短編の体裁をとっ…




中野京子の王朝ものは、なぜこんなに分かりやすく、 活き活きしているのか!
期待に違わず、でした。 ハプスブルグ家、ブルボン家、ロマノフ家、イギリス王家、、、 欧州の土…