去就: 隠蔽捜査6 (新潮文庫)





大好きなシリーズ。今回のテーマはストーカー。事件も家庭もストーカー絡み。
隠蔽捜査の好きなところは、主人公である大森署署長の竜崎伸也が、管内で起こる様々な事件と遭遇し、それに…

本が好き! 1級
書評数:204 件
得票数:2506 票
はじめまして、
子どものころは、あまり読書が好きでありませんでした。
30代後半から本を読むようになりました。
今では、素晴らしい本との出会いが楽しみな毎日です。
稚拙な文体ですが、どうか箸休めに。
※漢字検定準1級合格、文章検定準2級合格





大好きなシリーズ。今回のテーマはストーカー。事件も家庭もストーカー絡み。
隠蔽捜査の好きなところは、主人公である大森署署長の竜崎伸也が、管内で起こる様々な事件と遭遇し、それに…





文楽の世界で努力する若手義太夫の成長物語。芸に集中できない。でも煩悩だからこそ芸が磨かれていくんだなあ。
多くの方が共通して思っている事。「人形浄瑠璃」って何?「文楽」ってどんなことするの? っていう疑問に…




今回の舞台は文化祭(カンヤ祭)。文科系の部活がいっぱいの神山高校。事件を巡り、ユーモア溢れる面白い部活巡りも出来るよ。
古典部シリーズの第3作。 前作「愚者のエンドロール」は面白かった。未完成の映画を見て、結末を推理す…



「私が殺人犯です」という名の衝撃的な本が出版されたら・・・一気読みのミステリーでした。
22年前に起きた東京連続絞殺事件。 家族や近しい人に無理矢理見せつけながら、ロープで被害者を絞殺す…




ネクラ宗助の生活観は、現代のサラリーマンに通じるものがある。
前期三部作最後の作品。「それから」の続編的意味合いが強い本作を読んでみた。主人公の名前も生い立ちも違…





悲観的な「それから」ではなく、希望に満ちた「それから」と信じたい。
三四郎に続いて、前期三部作のひとつと言われる「それから」を読んでみた。 この物語をどの立ち位置で見…



「ハゲタカ」のスピンオフ作品。今回は胸がすくようなディールも逆転劇も存在しない。中国の怖い人たちばかり。話しのスジをごっそりもっていかれた感がある。
代表作「ハゲタカ」のスピンオフ作品。 「ハゲタカ」 「ハゲタカⅡバイアウト」 「ハゲタカⅢレッ…




夏目漱石先生の代表作。スマホもSNSもない時代の大学生の青春がなんとも新鮮。
主人公・小川三四郎は、晴れて東京大学の学生となり、熊本から上京する。三四郎は女性に免疫がない。女性に…





調律師を目指す青年の物語。繊細な職業に、繊細な言葉がやさしく紡いでいく。
第13回本屋大賞作品。 調律師として、少しずつ成長していく青年の物語。この少しずつというのが、…





よろこびの歌は、みんなの歌。みんなで歌う歌。
誰もが劣等感を抱いて生きている。劣等感の中に希望が見える。そんなことを感じながら読ませていただいた。…



レスティンピース。これが今回のキーワードになる。髪の長い男。巻島警視の活躍は?
大ヒットした前作の続編。 前作はマスメディアを利用した劇場型捜査という、今までにない犯罪捜査の手法…



日本がアメリカに宣戦布告した真珠湾攻撃。その裏側で、活躍した男たちがいた。諜者は功を語らず、成功した作戦は歴史の闇に消えていく。
これぞ本格的な日本が舞台のスパイ小説とでも言うべきか。それも太平洋戦争直前という時代背景。アメリカ側…



琵琶湖を舞台に繰り広げられる、日本人的な超能力ウォーズと言ったところでしょうか。
大変面白く読ませていただきました。 タイトルの「しゅららぼん」とは、何を意味した言葉なのか?話…




裏社会を描いた本作。内容はえげつないのに、関西弁が楽しい。絶妙なバランスが魅力。
第151回直木三十五賞受賞作品。 面白かった。 「破門」は、疫病神シリーズの第5作目にあ…





書評を書くのがつらくなる。そう思わせる、就活を続ける若者たちのリアルな心情を痛い。
第148回直木三十五賞受賞作 衝撃作でした。ラスト30ページでガツンとやられました。 就活っ…




なあなあな日常がとても楽しい。横浜育ちの平野勇気には、三重県の山奥の神去村での生活が、まさにワンダーランドになる。
平野勇気、横浜の高校に通う18歳。 高校を卒業しても行く当てのない勇気を、いきなり担任教師と母親の…



インバウンドという言葉がもてはやされてきた昨今より、ずーっと前から訪日外国人旅行者をターゲットに、変わらない人気を誇る、小さな家族経営の日本旅館の謎にせまります。
大変興味深く読ませていただいた。 「澤の屋旅館」は、東京の谷中にある日本旅館。創業は昭和24年。 …




七つの会議。会社の中には、いろんな会議があるのだと思う。それを繋げて見てみると、大きな不正が浮き彫りになってくる。
これは企業のコンプライアンスに関わる話しだ。コンプライアンスと言えば、池井戸潤氏の代表作「空飛ぶタイ…





銀婚式とは、結婚記念日の1つで、25年目のお祝いのこと。でもこの作品の主人公は、物語が始まってすぐ離婚します。銀婚式にならないじゃん。
とても感動した。読了後の爽やかさは、最近の読書の中では、唯一無二の素晴らしさ。銀婚式・・・、銀婚式と…



時代は、昭和30年代から40年代。思う存分、若さを謳歌する、まさに青春時代まっただ中、といった勢いがある小説だ。
時代小説で有名な山本一力氏。 その山本一力の、初の現代劇でもあり、自伝的小説と呼ばれる本作。 「…