光圀伝 (上)





ワルの光圀と、詩人の光圀。どちらもいっしょ、同一人物の光圀。水戸光圀という人物には語り尽くせない魅力が溢れている。
水戸藩2代藩主徳川光圀の生涯を描く歴史小説。 面白かった。 文庫本で上下巻。全部で1,00ページ…

本が好き! 1級
書評数:204 件
得票数:2506 票
はじめまして、
子どものころは、あまり読書が好きでありませんでした。
30代後半から本を読むようになりました。
今では、素晴らしい本との出会いが楽しみな毎日です。
稚拙な文体ですが、どうか箸休めに。
※漢字検定準1級合格、文章検定準2級合格





ワルの光圀と、詩人の光圀。どちらもいっしょ、同一人物の光圀。水戸光圀という人物には語り尽くせない魅力が溢れている。
水戸藩2代藩主徳川光圀の生涯を描く歴史小説。 面白かった。 文庫本で上下巻。全部で1,00ページ…




日本の神さまたちって愛らしい。本作が、ゆくゆくは古くから語り継がれて来た神さま神話のひとつになってくれたらいいなぁ。
第一回本のサナギ賞優秀賞受賞作品。全国の書店員が選ぶ新人賞であり、たくさんの人に読んでもらいたいと、…




バットマンの宿敵・ジョーカーとは関係ありません。スパイ小説です。007は出てきません。
昭和のはじめ、陸軍内のスパイ組織「D機関」で訓練を受けたスパイ達が世界で暗躍する。 第30回吉川英…





三浦按針こと、ウィリアム・アダムスの半生を綴った歴史小説。航海者として生きた男、残酷なまでの男のロマンを感じずにはいられない。
海洋小説を書いたら右に出るものがいない白石一郎氏の骨太な歴史小説。以前「海狼伝」を読んだ。すごく面白…




富士山頂上に私費で観測所を建て、日本の気象観測の発展の礎を築いた野坂夫妻。彼等の壮絶な冬期観測の死闘が凄い。
明治28年、野中到は、夏でも難しいとされる富士山の日帰り登山を、冬場の厳冬期に単独で挑戦する。いとも…





終戦後、東京裁判で唯一文官として絞首刑となった広田弘毅氏の物語。
東京裁判について、正直あまり知らなかった。いや、知ろうとしなかったが正しいと思う。本作「落日燃ゆ」を…




なぜ、彼等は「しんがり」を努めたのか。愛社精神の賜物なのか?その理由が知りたかった。
しんがりとは、軍隊が退却する際に、後ろから襲われないように、最後尾で敵を食い止める部隊のことを指す。…





孤独死した鈴木陽子の半生を振り返る。そこには壮絶な人生が・・・。約束します。読了後にもう一度、あるシーンを読み直します。
文庫本約600ページにも及ぶ大作。一人の女性が、少しずつ転落していく様を描いていく小説だ。好んで手に…




ビジネス書として読んでみても面白いと思う。
あまりにも巨大に成りすぎた企業が、巨大に成りすぎたが故に、身動きがとれず、業態変革が間に合わずに、衰…




面白さの中にも苦味がある、自衛隊の活躍を描いたジェットコースター小説。
自衛隊がこんなに活躍する小説、初めて読みました。面白かった。 舞台は、アフリカのソマリア国境付近。…




大金を手にした人は、本当に幸せになれるのか? お金のない私でも考えさせられました。
これは、お金と幸せについて、とても考えさせてくれる小説だ。 3億円の宝くじに当選した主人公、一男。…




しょうもない男たちにとって、薫の存在は神がかったぐらい美しすぎた。
映画は見てません。谷村志穂氏の島清恋愛文学賞受賞作品。 うーん。出てくる男達、みんな情けないの一言…



いきなり、「深瀬和久は人殺しだ」で始まるミステリー。これだけは強く言っておきたい。絶対!飲酒運転はいけません!
帯の解説にも書いてあるが、最後にある仕掛けがある。この最後の仕掛けに向けて、全体のストーリーが構成さ…




討ち入り、切腹で終わらない忠臣蔵。その後の急展開を、まなじりを見開いて読むべし。
日本人なら誰でも知っている忠臣蔵。一昔前なら12月になると、必ずどこかのテレビ局で忠臣蔵をやってた。…





歴史小説は多々あるが、これだけ合戦にフォーカスして克明に描写した作品があっただろうか。
血湧き肉踊るってこういうことを言うんだね。臨場感たっぷりの合戦の中で複雑に絡み合う人間模様。これじゃ…



お父さん、がんばって!って思わず応援したくなる。そんなヤマダ一家の日常を追いかけた辛抱の物語。
エッセイや短編など数多くの楽しい作品を世に送り出している群ようこ氏。 彼女の魅力は、日常のさりげな…





アルツハイマー型認知症を患った父親とその家族の物語。長いお別れってこういう事を言うんですね。
第10回中央公論文芸賞、第5回日本医療小説大賞受賞作品。 本作は、悲惨な介護の現実を叩き付ける…





アメリカの刑務所は、最もアメリカの最下層の人たちの集まるところ。日本人の女の子の目を通して、本当のアメリカの姿が見えてくる良作。
日本の24歳の普通の女の子が、留学中にニューヨークで、ドラッグ・ディーラーとつき合っていたことから、…



地盤、看板、鞄がなくて、衆院選に立候補!果たして・・・ 一票の尊さを感じずにはいられない作品。投票に行こう。
選挙に勝つには、三つのバンが必要と言われる。 ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)である…





女の子の生き方に共感以上のものを感じながら読んでしまった。・・・
なんだか、とても感動してしまった。僕が、読書好きな理由は、本の世界にどっぷり浸っているのが好きだから…