新装版 池袋・母子 餓死日記 覚え書き (全文)
餓死は必然だったのか。
1996年4月27日、東京都豊島区池袋のアパートの一室で 77歳の母親と41歳の息子が亡くなってい…
本が好き! 1級
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読書記録として登録。小説はほぼ読まない。
餓死は必然だったのか。
1996年4月27日、東京都豊島区池袋のアパートの一室で 77歳の母親と41歳の息子が亡くなってい…
それは「開けずの扉」ではないのか。
2023年6月5日、福岡高裁宮崎支部は再審を認めない決定を 出した。「またか…」と思った。再審請求…
最後に手に取るのは…。
専門学校時代、遂に視力が0.1を切った。極度の近眼だった。 それに老眼が加わったのは40代の半ばを…
100年経っても女性の「自由」は実現していない。
「どうせ、あたしたちは畳の上でまともな死に方なんてしや しない。きっと、思いがけない殺され方をするだ…
ど素人が専門書を読んでみた。
マーケティングも、社会学も、統計学も、専門的に学んだことが ない。そして、数字を見るだけで頭が痛くな…
それはセーフティ・ネットだったのではないだろうか。
「毎度おなじみのチリ紙交換でございます」。 そんなアナウンスもいつの間にか聞かなくなった。チリ…
抵抗のストリート・アート。
落札額1億5000万円。その瞬間、額縁に仕掛けられたシュレッダー が動き出し、会場に衝撃が走った。…
知識と書く能力はイコールではない。
立派な鈍器本である。以上。 簡潔に書くとこんな感想になってしまうのだ。だって、感想を 書こう…
「東洋のシンドラー」と呼ばれた男。
第二次世界大戦のさなか、命の危機に瀕しているユダヤ系の 人々に手を差し伸べた日本人外交官がいた。 …
こういうのでいいんだよ。
食べ物エッセイのなかで、私が一番好きなのが身近な食べ物に ついてなんだよね。そう、特別な食事ではな…
温かさと優しさが詰まったルポ。
先日、『ある行旅死亡者の物語』を読み終わって思い出した。 そういえば、沢木さんのルポに似たような作…
国家権力の暴走はなくならない。
1952年6月2日深夜、大分県直入郡菅生村(当時)の派出所が 爆破された。実行犯はすぐに捕まった。…
彼女は確かにそこで生まれた。
年間600~700人。官報に掲載される、身元不明の行旅死亡人の 人数である。 何か記事のネタ…
人間の尊厳を無視したのは誰か。
我が子が自死する。ご両親にはそれだけで大きな衝撃であるだろう。 その自死の原因が学校でのいじめであっ…
心を殺し、才能を殺した。
胸糞悪い。この事件を知れば知るほどそう感じる。これを 「イジメ」と呼ぶこと自体、私には出来ない。傷…
何故、人を喰ってはいけないのですか?
1961年11月20日、オランダ領ニューギニア沖(当時)でそれは 起きた。オランダ人の人類学者とア…
戦争はいかに変容したのか。
人類の歴史と戦争(内紛を含む)は切っても切り離せない。 人類が辿って来た歴史は、そのまま戦争の歴史と…
実在のスパイは小説よりも奇なり。
ケンブリッジ大学在学中に共産主義に転向し、イギリス情報局に スカウトされるよう仕向け、ソ連の為に働…
もし、あの旅がつづいていたなら…。
「…こんな男がいたということを、覚えておいてくれよな」 晩年、その人は一人娘にそう言っていた。…
一体、鬼が何をしたと言うのだ。
子供の頃、まったく分からなかったんだよね。なんで、桃太郎は 鬼退治に行ったのか。だって、どこにも鬼…