最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常





本書のテーマは「妻を理解すること」ではないでしょうか。
本書が数年前に刊行され大いに話題になったときは、正直、あまりよい印象はもてませんでした。「天下の芸…

本が好き! 1級
書評数:697 件
得票数:8276 票
学生時代は書評誌に関わってました。今世紀に入り、当初はBK1(現在honto)、その後、TRCブックポータルでレビューを掲載してました。同サイト閉鎖から、こちらに投稿するようになりました。
ニックネームは書評用のものでずっと使ってます。
サイトの高・多機能ぶりに対応できておらず、書き・読み程度ですが、私の文章がきっかけとなって、本そのものを手にとってもらえれば、うれしいという気持ちは変わりません。 特定分野に偏らないよう、できるだけ多様な書を少しずつでも紹介していければと考えています。
プロフィール画像は大昔にバイト先で書いてもらったものです。





本書のテーマは「妻を理解すること」ではないでしょうか。
本書が数年前に刊行され大いに話題になったときは、正直、あまりよい印象はもてませんでした。「天下の芸…




「水曜日」というので、レディースデー(そろそろ死語?)を活用するのかと思ってました。
「趣味は映画鑑賞」などと話す者にとっては見逃すことができないテーマです。第1巻の表紙下には「毎週水…





春夏秋冬、そして春。ネコマンガの無限ループにはまる。
世の中、ネコブームといわれて久しいそうです。『読売』で「猫ピッチャー」が、対する『朝日』でも「コロ…





「むーん・りばー/いつかあなたをすてきに渡ってみせるわ/夢をあたえ、痛みをのこした/そんなあなたにどこまでも・・・」(「衛星の夜」より、65頁)
シンプルな絵柄とのんびりとした雰囲気に惹かれて手にとってみて、とても夢中になってしまった。刊行から…





やっと見つけたわ 私の相棒、 今すぐ、行くからね ―― (本書6頁)
実は初めての岡崎京子作品です。著者への関心というよりも、「80年代にこのような東京案内漫画が描かれ…





「うどんまん」を検索してしまった人、多いのではないでしょうか?
「面白い!」と話題沸騰というシリーズ第2作。 一言でまとめれば、成森女子高校に勤める2年4組の…





がんばれパリヤさん!
連載はだいぶ先をいっていますが、遅まきながら9巻までたどりつきました。乙嫁の主人公も何人か交代しつ…





「ひらひら」、「おもちゃ絵 芳藤」、「俠風娘」と手にとってきて、やはり国芳師匠と(その愉快な)一門たちと離れがたく、念じてみたら本書を店頭で見つけました。書店をほっつき歩いてみるものです。
(*通信がうまくいっていなかったので、再投稿します) 以前、「おもちゃ絵」展があるというの…





やけに眼力の強い女性の視線に押されるように手にとりました。そんなカバーをとっても一工夫あり。
印刷会社を舞台にしたお仕事マンガですが、実は珍しいかもしれません。同系統のお仕事では、出版社の編集…





「わからないことがわかってよかったじゃないか」(建己の父、185頁)
裏表紙の売り文句によると「数学って面白い! 読めば数学が好きになる爆笑キャンパスライフ!」だそうだ…




フェイクの時代も軽やかに活躍する本家フェイク
言わずとしれた有名シリーズの最新刊です。コロナの時代にも負けず、2020年の12月に刊行、トビラに…





「何か問題が起きたら それはそのとき考えればいいのではないでしょうか」(善彦、51頁)
なにやら、にぎやかな表紙に誘われて手にしてみました。真ん中には和装の新郎新婦。二人を取り囲むように…





「店長光灼弾」ってなんでしょう?
衿沢世衣子さんという作家さんは、シリーズものが少なく、作品ごとにテーマが全く異なったものを投げかけ…




クリーニング屋を一人で切り盛りする、わかなお姉さんは、仕事中はどんな歌をうたっているのでしょう?
クリーニング屋さんが舞台というお仕事漫画です。何の気なしに手にったものの、予想以上に面白くというか…





もう一つの太田道灌の銅像は現在、東京国際フォーラムのはじっこにあります。鷹狩りの姿のようですが、これも「かっこいい」ですので、ぜひご覧ください。
マンガであれ、映画であれ、「女子高生」をからめれば何かしら企画が出来上がってしまうようです(もしく…





「あんたはもうあの時の泣き方も笑い方も忘れた小さな女の子じゃないのね(幸)」(156頁)
2007年の刊行開始から足かけ12年を経て、2018年の9巻で完結となったシリーズです。なぜ、いま…




私が最近買ったCDは、大滝詠一「ロング・バケイション」です。
気がつかないうちに「世界」がすっかり変わってしまっていることがある。私にとって、その一つが「音楽産…





回想の4・5巻 「だけど、これに敵う舞台がもう無いことをこの時は知らなかった」(161p)というソガちゃんの思いの背景と輪郭とが明らかになります。
3巻までで一気にソガちゃんは小学生から大学生に。そして大学弓道部でも練習試合デビュー。陽人も進学し…





なぜ、タイトルは「サナエちゃんとミヤイチさん」ではなかったのか? ツヅキくんが表紙にのっているのも下巻です。
片野ゆか著『犬部』を原作とする漫画です。原作は未読です。 原作はノンフィクションとのことですが…





「あなたはいつも気まぐれ 知らぬ間にふらりとおでかけになられる」(お栄さんのことばより、109頁)
こ(ろな)の出かけられない機会に、谷口ジロー氏の2011年の作品を再読してみた。 不思議な傑作…