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Toru Kobayashi

Toru Kobayashi さん

本が好き! 1級
書評数:578 件
得票数:4589 票

サービス終了となったブクレコから漂着いたしました。
とりあえずブクレコのレビューをサルベージしてどばどば貼り付けてます。
てことでひとつよろしくお願いしますです。

書評 5ページ目(578件中 81~100件目)

黒祠の島

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黒祠の島

とにかくおどろおどろしい話だ。心霊系ではないけど、かなりのスプラッター。調査会社をやっている式部が、やけに神社やら仏像やら陰陽五行説、はては中国の伝説にまで詳しいってのは、ちょっと不自然な気もするな。

そもそも「黒祠」って何だ?そんな言葉初めて聞いたぞ、と思うのだが、この小説の中では以下のように説明さ…

投票(7コメント(0)2024-03-31

日蝕・一月物語(新潮文庫)

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日蝕・一月物語(新潮文庫)

「日蝕」のこの感じ、どこかで… と思ったら『薔薇の名前』だ。 三島由紀夫がウンベルト・エーコを訳すとこんな感じ?知らんけど。 「一月物語」は、読んでいるこちらも蛇毒にやられて朦朧としているような気分になる。

『ある男』がかなり良かったので、ちょっと他にも平野啓一郎を読んでみないと、と思いつつも、あえて『マチ…

投票(14コメント(0)2024-03-12

ハウス・オブ・グッチ 上

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ハウス・オブ・グッチ 上

映画で中心的に語られるパトリツィアとマウリツィオの話も面白いのだけど、マウリツィオがグッチの経営を傾かせて行く様子、そして後半部分のPPRとLVMHのグッチ争奪戦なんかはもっとエキサイティングだ。

元日の夕方に、録画してあった『ハウス・オブ・グッチ』を観ていたら、何やら長周期の振動で揺れ、気色悪い…

投票(8コメント(0)2024-03-04

新しい戦前 この国の"いま"を読み解く

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新しい戦前 この国の"いま"を読み解く

台湾有事で、日本はアメリカと中国の代理戦争に巻き込まれる可能性がある、てな話で始まり、それから国内の政治、社会に関わる諸問題に流れていく。なるほど、そういう見方ができるわけですね、という感じで面白い。

「新しい戦前」とは、2022年の末に「徹子の部屋」に出演したタモリが言い、話題になったのだとか。知ら…

投票(11コメント(0)2024-02-25

プラナリア (文春文庫)【Kindle】

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プラナリア (文春文庫)【Kindle】

社会不適合者一歩手前な感じだったり、どこかで踏み外した挙句にどうしようもないほどに拗らせていたり。そういう面倒くさい感じの人たちの鬱屈が垂れ流されていくのを、ちょっとうんざりしながら眺める感じかな。

昨年の暮れにちょこっと読み始めて、正月に一気読みした『プラナリア』。 社会不適合者一歩手前な感…

投票(9コメント(0)2024-01-15

もう一杯だけ飲んで帰ろう。

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もう一杯だけ飲んで帰ろう。

酒は良いとしても、食べるものの好みが違うのは困るのでは、と思うのだが、その辺は上手いこと落とし所を見つけ、限られた胃の容量に対して双方が満足できるように最適な注文内容を組み立てる様子に感心する。

書店の新刊コーナーで『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』という本を見つけた。 タイトルだけでやられてしま…

投票(10コメント(0)2024-01-07

汚れた手をそこで拭かない

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汚れた手をそこで拭かない

誰だって、どれだけ気をつけていても、うっかり手を汚してしまうことはあるのだ。 で、その汚れた手をきれいにする正しいやり方は、わかっている。 わかっているのに、間違ったところで拭いてしまうのだ。

『汚れた手をそこで拭かない』。何やらけったいなタイトルだな、と思いつつ読んでみると、もうどれもこれも…

投票(8コメント(0)2023-12-25

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

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ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

一神教の思想って、やっぱり根本的なところが理解できないと感じる。 では、ユダヤ教から始まり、イスラム教、キリスト教に分化していった一神教の中で、それぞれがどのように違うのか。てな話。

『神々と男たち』という映画があった。アルジェリアの山間の村でつつましく暮らすカトリック系の修道士たち…

投票(11コメント(0)2023-12-24
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