本が好き!ロゴ

閉じる
脳裏雪

脳裏雪 さん

本が好き! 1級
書評数:151 件
得票数:2822 票

若干18才で天和にて和了、緑一草四暗刻単騎待ちテンパイするも和了できず...以降ツキなし、目覚めたとき実存主義の残り香...既にカミュは亡った、今も小林秀雄の流儀を模索中、
特技=ガム嚙みながらケーキやピーナッツを食べられます、朝餉の為プレーンヨーグルトに道産牛乳をあたえ飼育してます、ブクレコ移民です、

書評 4ページ目(151件中 61~80件目)

プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界

  

プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界

"失われし時" とは単なる過去の事ではなくて、アレをおもった "あの時" のことである、 "求める" とは単に憶いだすことではない、あのおもいに今の私が "同調する" ことなのだ、っと解った、

25年くらい前であっただろうか、 羨望の書であるところのあの高価で大著なプルーストの「失われし時を…

投票(13コメント(0)2020-02-29

忘れられた巨人

  

忘れられた巨人

石黒一雄は私より1コだけ若い、此れは R-60 だとおもう、失われし時と息子を求めて旅に出た老夫婦と、あるモノを敵から守護する命令に今尚従い続ける老騎士の、即ち「老人たちの旅路」の "残日録" なのである、

日の名残の如く、古き良き日々のカツテの記憶におもねて、今の自分をおもう時、ああすることも出来た、こう…

投票(20コメント(2)2020-02-27

晴子情歌(上)

  

晴子情歌(上)

高村薫は私と同世代である、ってか二週日ほどお兄さんのアタシ、大雑把にいえば、年齢的に同じ様な空気と言葉を吸い、似たようなモノを見て聞いて呼いた、先達から習った様な食べ方と捌き方をして来たはずだった、

薫本を読んだのは「空海」だけで、他に紙上に載ったモノを時折拾う程度であったが、常に気になってはいたの…

投票(12コメント(0)2020-02-03

日本の涙の名歌100選

  

日本の涙の名歌100選

おそらく天啓の如くなおもいとその機敏に合わせ、一語句一文字に拘るのが歌人のハズなのに、このタイトルの有様は何ともあわれ、この林某なるを推して知らしめられる、ではなくて、広く皆に報らせしめたかった のだ、

なぜ、この文庫本がこんなところに在ったのか、何故何時求めたのか定かでない、タイトル買いの私には不可解…

投票(13コメント(0)2019-10-15

誰が世界を支配しているのか?

  

誰が世界を支配しているのか?

其れ等が醜く愚かであるにせよ、今の現実と世界の有様を理解し、己の立ち位置と足下を確認する必要がある、己のBASEを亡失してはならない、その時クリアな視座を教えてくれる正しい知識人を常に注視せよ、

ドストエフスキイのモノローグ、沁みいる山頭火の句や健三郎の空想とかの遠い部屋から、或いは彼の世と此の…

投票(14コメント(0)2019-10-06

カラマーゾフの兄弟〈第1巻〉 (岩波文庫)

  

カラマーゾフの兄弟〈第1巻〉 (岩波文庫)

私は度々ドストエフスキイの森に来ている、"罪罰の丘" に何度か登り四囲を眺め、広大で深淵多彩且つ緻密な観察力に感動し溜息を洩らした、さて私は今、初めて "カラ兄大沼" の辺に立つ、、まずは米川ルートを辿る、

「貧しき人々」から「カラマーゾフの兄弟」まで、寡作とはいえないドストエフスキイの森は、過去に数多の賢…

投票(19コメント(0)2019-09-14

原民喜 死と愛と孤独の肖像 (岩波新書)

  

原民喜 死と愛と孤独の肖像 (岩波新書)

この正しい評伝は、小説として読むのが正しいとおもう、従って此処に在るのが正しい民喜とは限らない、久美子のイメージで摘まれた久美子の民喜と私の民喜が合体してとても気持ちがいい、嬉しい気分である、

私事、原民喜のこと、 民喜と会ったのは、春にふたり目の娘が産まれて間もなくの頃っとおもう、平成の真…

投票(23コメント(0)2019-09-08

なぜ世界は存在しないのか

  

なぜ世界は存在しないのか

平成な書き振りの大雑把で能弁な哲学書である、ってか哲学の基本を教えてくれていて、分かりやすいので判った気になるのだが、やはり小むずかしい、おもうに、言葉に成る手前のモヤモヤが肝なのだだ、

世界は存在しないが、世界以外の全ては存在する、のだそうだ、 つまり、収まるべき場所が無いのに全てか…

投票(17コメント(2)2019-09-04

罪と罰 (上巻)

  

罪と罰 (上巻)

ああ 帰ってきたな っと帰郷したかの如く懐かしく実感しつつ、変ってしまった街並や忘れていた顔に出会う時、返照して己の変わり様にも気づかされるのだった、、互いにお互いを軽く確認して、またの再会を誓いました、

3度目の再読です、17歳頃と更に20年後くらいに読んでいるはずだが、2度目の感想記憶が全く無いのが不…

投票(18コメント(0)2019-07-03

小林秀雄 美しい花

  

小林秀雄 美しい花

《 美しい「花」がある、「花」の美しさという様なものはない 》のだよという秀雄の奥義、から戴いたタイトルであろう、英輔の言霊たちに導かれるソコにはソレは在るだろうか、、小林秀雄は美しい花である、

ボードレールの遺言=詩人のなかには いつも批評家が蔵されている、詩人とは最も優れた批評家の異名である…

投票(20コメント(0)2019-06-08

我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち

  

我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち

なんとも、またまたタイトルに釣られてしまった、「スカ」とは謂わぬがが、、気をつけよう、甘いコトバと暗い夏の夜道、っとBLUE BACKS本カバーのそそらるるキャッチコピー、

著者は発掘とか人類学の専門家ではなく、科学モノをネタにトレンドを餌にしている作家のようである、 し…

投票(14コメント(0)2019-05-22
前へ12345次へ
4ページ目 151件中 61~80件目