猫を抱いて象と泳ぐ



予想外の内容だった。さる著名作家によく似ている。こんな人日本にいたのかと。
柔らかな、しかし、ん?象と?となるタイトル。おそらくプールで泳ぐ時なんらか象に関係した夢想があるのか…

本が好き! 1級
書評数:1374 件
得票数:25245 票
読む本の傾向は、女子系だと言われたことがあります。シャーロッキアン、アヤツジスト、北村カオリスタ。シェイクスピア、川端康成、宮沢賢治に最近ちょっと泉鏡花。アート、クラシック、ミステリ、宇宙もの、神代・飛鳥奈良万葉・平安ときて源氏物語、スポーツもの、ちょいホラーを読みます。海外の名作をもう少し読むこと。いまの密かな目標です。



予想外の内容だった。さる著名作家によく似ている。こんな人日本にいたのかと。
柔らかな、しかし、ん?象と?となるタイトル。おそらくプールで泳ぐ時なんらか象に関係した夢想があるのか…




海亀とトーテムポール。世代と科学が物語に深みを与える。風格漂う直木賞受賞作。
伊与原新は最近のお気に入り。「月まで三キロ」「八月の銀の雪」と同じような短編集。いまのところ科学…



古琴之友、いい言葉を教えられた。皇族史上初、海外の大学課程での博士号を得た留学のエッセイ。
赤と青のガウンはイギリスのオックスフォード大学で博士課程を得た学生が学位授与式で着るガウンのことだと…



執筆8年。日本のモダニズム建築の歴史を描く「熱」を感じる本。
高名な建築家・隈研吾氏の名前はあちこちで聞かれる。なじみ深い福岡の太宰府には隈さんの設計事務所の手に…



「後宮の烏」後の世界で新しい物語が始まった。若く類稀な能力を持つ女性巫術師と堅物で不器用な許嫁。
1、2巻とも読んだのでまとめたレビューです。借りるに任せるというか、本お貸ししましょうか、と言われる…



34歳無職の独身女性、夕月が突然RPGのような世界へ転移する。叶えられる願いは10個ー。
最近好きな作家さんは?と訊かれると伊与原新と恒川光太郎、と答えるようにしている。以前北村薫、と言った…



イェニチェリになるべくヨーロッパ東部からオスマンへと送られた美少年たちは時空を超える。
手塚治虫のアニメ「火の鳥」を深夜に放送していていま「太陽編」だ。原作は白村江の戦いから壬申の乱までと…



ベテランらしい技を効かせたエンタメライトノベルになっている。
「ミッキーマウスの憂鬱」でやるな、と思い、そして「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」の2つでシャーロ…



種子島に遠島刑となった講釈師の数奇な運命。
吉村昭氏の著作はたしか「プリズンの満月」が最初だったと思う。事実の詳細な記録をもとに淡々と述べて…



ガンの群れの賢いリーダー、通り名は残雪。動物の雄々しさを描く4篇。
藤岡陽子氏の作品が原作のドラマ「リラの花咲くけものみち」の登場人物の1人が表題作から名付けられた残雪…



不器用、瞬時の感情、思い込み、されどロマンス。マイナス部分は読み手に染み入る。
書評を見て興味を持った。フランスで人気ある作品だそうだ。1924年に出版されている。主人公は第一次世…



読みながら笑ってしまうあばれ馬。さあ、どう書評を書こうか。芥川賞作家の、野間文芸新人賞作品。
むかし藤沢周の芥川受賞作「ブエノスアイレス午前零時」を読んだ時、芥川賞、純文学ってさっぱり分からんな…



小さく可愛い小鳥との触れ合い、愛らしさが余すことなく描かれているが、泉鏡花、それだけでは終わらない。
webで本の情報を拾っているうちに泉鏡花に行き着いた。どうもこの話は佳作らしい。さっそくどれどれとの…



身近な旅、も遠くまで行ける。小さくても、喜びの旅。
旅ものエッセイなどで人気の著者がパッと思い立って行く旅。中には東京や近郊もあるけど、北海道も鹿児島も…




少し哲学のスパイスをまぶしたさまざまな児童用動物短編。生態も物語も興味深い、おもしろい。
興味津々で最初の方を少し読んでまず思ったのは、そうだ、この人は悲しい物語を書く人だったかな、と。「カ…



さてベストセラー映画化作品。傲慢で善良な書評をば。恐縮です(ㆆᴥㆆ )テヘッ
辻村深月ファンの方すみません。ちょい辛めです。 婚活で出逢い、結婚目前だった彼女・真実が失踪し…



何らかのものを「呼ぶ」体質。対象も、身につけた人もさまざま。発想は広がるー。
長谷川まりるの最新作。書評で目にしてて図書館に発見即借りでした。 呼人・・最初は名前と思ってた…



台湾の「ポスト郷土文学」。地方を舞台にした短編集。エネルギーと、優しさ。
書評を見て興味が湧いた。主に戦後まもなくから現代へと続く、さまざまな余韻を残す短編たち。台湾というと…



イメージと実際とのギャップ。再読であれ?という例かな。
ひととおり新潮の黒カバーを読んでから、しばらく太宰治を読んでない。太宰で好きな作品はいくつかあり、そ…



在野の研究者が、専門の国の小説を翻訳した短編集。
新しく開拓した古書店さんで扱っていた本。日本ではおそらく知名度の高くない作品を、世界のそのエリアを研…