i(アイ)
人が根源的に持つかもしれない意識を微細に描く。親子、シスターフッド、興味深い。
西加奈子さんは・・「さくら」「通天閣」「窓の魚」「炎上する君」「白いしるし」「円卓」「地下の鳩」「ふ…
本が好き! 1級
書評数:1360 件
得票数:25005 票
読む本の傾向は、女子系だと言われたことがあります。シャーロッキアン、アヤツジスト、北村カオリスタ。シェイクスピア、川端康成、宮沢賢治に最近ちょっと泉鏡花。アート、クラシック、ミステリ、宇宙もの、神代・飛鳥奈良万葉・平安ときて源氏物語、スポーツもの、ちょいホラーを読みます。海外の名作をもう少し読むこと。いまの密かな目標です。
人が根源的に持つかもしれない意識を微細に描く。親子、シスターフッド、興味深い。
西加奈子さんは・・「さくら」「通天閣」「窓の魚」「炎上する君」「白いしるし」「円卓」「地下の鳩」「ふ…
時に何も考えず、絵本のようなファンタジーに心を任せる。それもいいかなと思えます。
安房直子は児童文学で多くの賞を受けた方、1993年に鬼籍に入られた。帯の通り、懐かしい、ほんのりとし…
ハードな本だった〜。電子葉取り付けが義務化された高度情報処理社会の話。
大きな流れは分かるので後半はサクサク進んだが、前半は話を内容を理解しようとして時間が かかった。ハ…
ハラハラする展開と、リアリティ?結末は、虚しさ。思想闘争の時代。
1963年の人気作で、スパイ小説の古典ともされている、らしい。著者は学業優秀な経歴、またドイツ語が堪…
親戚筋の男女、さらりと仲良く過ごしながら想いが通う瞬間、そして・・やはり好きだなと。
ここ数年、時折泉鏡花を読んでいる。いつも何かのインパクトがある鬼才。鏡花といえば怪異とか艶、エロスな…
天才的トレジャー・ディガー西原無量シリーズ。玄界灘の海底を舞台に幻の剣を探し出す。
好きなシリーズでポン、と古書コーナーにあったからおっと思って買ったら続き物の後編だったという・・ …
映画を先に観て再読。広瀬すずが文中の悦子にダブる。描かれない部分を想像する。
カズオ・イシグロの、日本を舞台にした初期作品はノーベル文学賞受賞の時に読んだ。次作の「浮世の画家」で…
貧乏な仕立て屋のおじいさんは細かい仕事が評判となり裕福に。その理由は?微笑ましい。
ピーター・ラビットシリーズの作者、絵本作家のポターが描くねずみたち、猫はなんというか、柔らかい光に満…
本土爆撃の中、ミッションスクールで消えた女学生。少女たちが書き継ぐミステリー。
2007年の作品。御大・皆川博子さんであるからには耽美・倒錯も期待してしまう。タイトルだけで何が来る…
やはり面白い。邪馬台国の魏への朝貢、神武東征に倭建命まで。
以前読んでいたシリーズの最初の刊だと思う。この辺になると実在も含めて議論百出なのは承知、基本は記紀の…
ドーナツは味や形状のほかに、言葉の響きそのものに魅力があると思う・・のは私だけ?
君とならドーナッツ♪以前、某有名歌手の某大手ドーナツチェーンのCMソングを聴くと無性にドーナツが食べ…
「運命が扉を叩く」もなかった?ベートーヴェン伝記の著者の実像。
近く映画が公開されること、そしてクラシックもので、いま次のリサイタルのためにベートーヴェンの後期ソナ…
なかなか胸がキュンとなるストーリー。トリツカレ男・ジュゼッペと異国の少女ペチカの物語。
だいぶ前に「トリツカレ男」おもろいやんなーと言う声を本友から聞いてた時、気になりながらも、なんだか気…
東西、南北。京都のひとつひとつの通りにまつわるエッセイ。やっぱ京都いいなあ、と、気持ちが潤う。
京都の主要部の通りにはすべて聞いたことのある名前が付いている。この本に取り上げられているものだけでも…
仕掛けがexcellent。連作短編の、最後の仕上げは・・星の世界と取り巻く人々。
七星は「ななせ」と読む。少女の名前。星関係だけに気になっていた1冊。途中学園ものやSFっぽい話も加わ…
いわゆるJCが主人公のテンポ良いミステリー。最後に思わぬ疑惑を呼ぶ。
若竹七海は以前同僚のご婦人に薦められて読んだ。キレが良く、軽く見えてけっこうエグいミステリーを書くな…
女子プロレス・・派閥、キャラクター、抗争そしてミステリー。
子どもの頃から社会人の初めの方までプロレス好きで観にも行っていた。いわばオールド・プロレスファン。プ…
連ね続けられる文章、別れが、刺さる。野間文芸新人賞。
井戸川射子は芥川賞を取り、書評も見かけたので興味を持っていた。地元の人らしく、関西弁がからむ文章。詩…
血湧き肉躍り、知的好奇心も満足させる。特に後半は知略と攻守の、迫力ある絡み合い。
矛と盾で矛盾ーその思想を正面から具現化し、ストーリーのあちこちに散りばめる。その道を極めた職人たちの…
ハチャメチャなSFコメディ。思い切って飛ぶ先行きにお笑いと文芸的期待をする。
もはや古典ともいえる1979年の作品で、シリーズもあるとのこと。いやー寡聞にして存じませんでした。ズ…