築地魚河岸ブルース





言葉は要らない。観てるだけで物語ができてきそうな渋い写真集。
これからドンパチ、しにいくんかい。 そういいたくなる写真がのっけからあらわれて、私はもう、うず…

本が好き! 1級
書評数:107 件
得票数:670 票
日本文学、古典文学、海外文学、学術、ファンタジーなどが好きです。
岩波、学術文庫、東洋文庫、ちくま、百年文庫などです。
2016年12月3日にこちらに登録をしました。
掲示板などにもお邪魔したいのですが、まだ腰が引けてます。
よろしくお願いいたします。





言葉は要らない。観てるだけで物語ができてきそうな渋い写真集。
これからドンパチ、しにいくんかい。 そういいたくなる写真がのっけからあらわれて、私はもう、うず…





そこにあるからには意味がある。
献本でいただきました。ありがとうございます。 タワー。 きっと皆さん特に注意してじっくり見たことは…





歴史は当時その場にいた人に聞け!
田辺太一は幕末時に外国方に幕臣として所属。当時の幕府の外交に携わる身であった。 その太一が明治に入…




のぼる、激おこ!!!!
「貫之は下手な歌よみにて『古今集』はくだらぬ集に有之候。」 あんた言い切ったな。 電車で読む…

ジョン万次郎よりもヒコのほうが面白いでしょ
私は日本帝国という島国に生まれた。 というどこか角ばった書き出しで始まる『アメリカ彦蔵自伝』、…





ロシア人ゴンチャローフ、生き生きと幕末の日本人を描き出す。
アメリカのペリー提督が四隻の蒸気船で浦賀に現れたと思ったら、長崎にはロシアからプチャーチン提督が四隻…

著者の存在が強すぎて、別の意味で楽しい1冊。
おおむね好評らしい本書ですが、すみません、私は容赦なく揚げ足取らせていただきます。 まえがきで著者…




つわものどもが夢のあと…。この戦いはいったいなんだったのか。
大塔宮が殺され、楠木正成は志半ばで無念の切腹、あとに残るは腐れ貴族の中で唯一の頼みであった千草中将だ…




青春だねェ……。ああ、そしてやっぱり歌舞伎は面白い!
始まってすぐの頁にでかでかと、落書きされたかのような絵を見て「お!「毛抜き」か!?「毛抜き」で行くの…





確信犯的な文章の妙味。面白い。
彼女が10代で芥川賞をとったとき、あまりのメディアの持ち上げように、この子は今後つぶれてしまわないだ…




室町~江戸時代の武家社会のしきたり、いわゆる有職故実を記した、貴重な資料。たまに貞丈さんの私見あり。
有職故実。 なくてはならない知識と、それをつかさどる役職の名でもある。 これはその大家である伊勢…

世界のお墓とお墓事情はもちろん、写真を見ているだけでいろいろと想像ができる、興味深い本。
興味深く眺めた。 昔、中国のスワトウという独特の文化を持つ町に住んでいた時に、学生寮の後ろにあ…





愚将か名将か、で語れる人じゃなかった。斎藤龍興の魅力はそういうんじゃない。それは読めばわかる。そして、ああ、なんて面白い小説…!
献本でいただきました。 蝮の道三といわれた斎藤道三。ときくと、ああ、とわかるのだが、その孫、と言わ…

哲学者・九鬼周造という人の本当の姿が浮かびあがる珠玉の随筆
九鬼周造ときいてまっさきに浮かぶのは『「いき」の構造』。 今までたくさんの人が挑んで、みんな口をそ…





幻の動物ツチノコを十余年にわたって追い続けたドキュメント。読み終わった後に、このタイトルがぐさりとくる。
これは昭和40年代から50年代にかけて書かれた、あのツチノコを求めての本である。 私が小学生の…





勝利の中の絶望を超えて澄み切った楠木正成の最期
足利尊氏側がついに前例のない二人目の天子を立ち上げた。 この世に一つしかない正義がとうとう二つにな…




城夏子の「つらつら椿」だけでも読む価値あり。おおいにあり。
森茉莉はいつも、私の好きな作風なはずなんだけど読み始めるとどうしても読めなくてやめてしまう。 これ…





護良親王、ここに散る。あまりにもおかわいそう。
志は同じだが頼みとする者をべつにする主上とその子・大塔宮(護良親王)。 主上は足利尊氏を頼りにし、…





こんなに貴重な地図群をコレクションされて複雑な気分ではあるけど、同時にこんな貴重な資料を集めてくれてありがとうシーボルト、とも言いたい
献本でいただきました。 シーボルトの『江戸参府紀行』を折よく読んでいた時なので、大変興味深くありがた…





途中いろいろあるけど、なんだかんだと良い終わり方の三作品。
丹羽文雄の作品、芝という男は誰が見てもクズだが、川上もクズだった。 クズ男が二人も出てきたものの、…