仕事は楽しいかね? (きこ書房)



図書館でおじさんが振り向いてこちらを見ていたのでつい借りて帰った。これは、飛行機が飛ばなくなって時間待ちをしていたら、知らないおじさんに話しかけられたという設定で成功の秘訣を徐々に伝授される話だった。
教えられる方も言いたいことはあったようだが結局、楽しく間違いないコースで成功しよう、そうすれば苦しみ…
本が好き! 1級
書評数:645 件
得票数:17435 票
徹夜してでも読みたいという本に出会えるように、網を広げています。
たくさんのいい本に出合えますよう。



図書館でおじさんが振り向いてこちらを見ていたのでつい借りて帰った。これは、飛行機が飛ばなくなって時間待ちをしていたら、知らないおじさんに話しかけられたという設定で成功の秘訣を徐々に伝授される話だった。
教えられる方も言いたいことはあったようだが結局、楽しく間違いないコースで成功しよう、そうすれば苦しみ…




イギリスの裕福な家庭の子供たちが通う歴史の古いパブリックスクールで、先生を務め終え退職後も母校の隣に住んでいたチップス先生の回想録。
最近文庫でもページ数の多いものに疲れてきたので、この100ページちょっとの本ならすぐに読めるかなと思…




ミステリ仕立ての短編集。作家という人はいつもちょっとしたアイデアやヒントを膨らましているのだろうか。短編でも落ちがあってテーマにも興がある。「花曇り」が秀逸。ひねりが効いた「三十年後」。
☆老猿の改心 金庫破りをした老猿が、足音に驚いて隠れた金庫が閉まってしまった。その金庫がゆさぶ…





「死者の書」を読み終えた。「身毒丸」がまだなのでそのうち読みたい。
中学生の時、初めて新書を買った。叔父にもらった小遣いで「ゼロの発見」と「壬申の乱」を買ったのだが残念…



今どきの、コンピューターゲームの世界に入りこんでいく子どもたちの現実が活写されて、事件解決の手引きになっていく。ここでもお決まりのどんでん返しが決まった。技ありかなぁ。
訳者あとがきから きっかけは、ある人気ブログに掲載された一本の記事だった。 二週間ほど前、ハイ…




貫井徳郎さんはこれで鮎川哲也賞の最終候補に残ったそうだ。でも受賞できなかった。 このミステリらしいミステリの作品がなぜだろう。
そのときの受賞者は誰だったのかと調べたら、近藤史恵 「凍える島」 という作品だった。あの「サクリファ…





「文章」というより、初歩の「作文」を書くということについて書いてある。原稿用紙を使うことは少なくなったが、作文教室ということで、基本から始まっている。
井上ひさしさんの、発行されている文章関係のものは、読んですぐ書架に入れてあるはずが見当たらないものが…



生活の中の牢獄といってもいいような空間で、リアルな風景の中にホラーというか不思議な感覚を溶け込ませた、深みには欠けるがアイデアの優れた一冊だった。
手にとって見ると、「牢獄」と言う題名が少し気になったが、読んでいると、捕らえられて出られない世界のこ…





アフリカ、ナイジェリア生まれの彼流の文章が英語でつづられた話は、翻訳者と研究者の紹介で、遠い国々でも読まれるようになっているそうだ。海外文学の面白さにふれることができた。
この変わった本との出会いは、1990年の花博まで遡る。忙しい時間をやりくりしてラフレシアを見に行った…





転石苔を生ぜず。A rolling stone gathers no moss そんな言葉があった。
どこの国でも同じことを考えるものだ。 と、ここにもそう書いてある。 でも最近少し違った意味にも使…




映画「海辺の家」に似た父と子が家を建てる話のように思ったが、探偵スペンサーと、親に見捨てられた子という設定は少し違った。
両親が自分の都合で、子供を押し付けあったり 、取りあったりする家庭の中で育った息子は、当然普通でない…





子供の頃こんなお話の本があったら何度も何度も繰り返して読んだことでしょう。 こちらの書評を読んで、さっそく読んだ。おまけに二度も読んでしまった。
こんなに楽しく温かく、美しいお話に出会って読めたことがとてもうれしかった。 もし1000年生き…





ハートの話題になったデビュー作。やはりじっくり読ませて厚みがある。
ジョン・ハートは1965年生まれ。 この本は2006年発刊 当然パソコンも携帯電話も出てくる。海外…




寒くなってきたので題名が気に入って買ってきた。4人の作家の短編集だが、吉川英梨さんは初見だった。
ほっこりという題名だけあって、何気ない日常のちょっとした話が多かった、ミステリだけれど解決は、あ~そ…




秀吉は針売りから身をおこし立身出世に邁進する、時代の流れに天才的な勘を持ちおまけに運までついていた。対、潔い求道者の利休という構図が浮かぶが。
前に読んだ山本兼一著 「利休にたずねよ」 はまさに期待通りの展開で面白かった。 今回の加藤廣著は、…





イタリアの、崩れそうな山脈の岩肌に穿たれた枯れた川や山崩れの跡など、風土に溶け込んだ背景描写が作者の住んだ土地を彷彿とさせる。ブッツァーティの優れた短編集。
よく知られた短編集「六十物語」から、15編を選んで訳されたそうで、これだけを読んでもブッツァーティの…




亡くなられたけれど、高峰秀子さんが好きだった。今でも。 「渡世日記」や「まいまいつぶろ」を読んだことがある。
好きだなと思ったのは、何だったか忘れたけれど週刊誌で読んだ一言だった。多分答えから思うと「ポルノは読…




「ごん狐」などはよく知っているはずなのに、大雑把な話しか知らないので、ずいぶん前から気になっていた。ふと思いついて図書館の本を検索してみると、この本が出て来た。
選考はさまざまな世代にアンケートを行い、有名な作品から、隠れた名作まで16編が選ばれているそうで。 …




この本は「イヤミス」と呼ばれているらしい。そういえばいや~な感じの言葉満載。放送禁止用語、それも飛びっきりの下品な言葉で埋まっている。上巻だけ読んでいたが、今回下巻まで読了。
ゴーン・ガール(上下) 厭な言葉も読んでいるうちに慣れるとは恐ろしい、そのうちストーリーに気を…




今頃。でも書いておかないと。
子供の頃から利用してきた図書館について考えさせられた。 図書館よありがとう。 時々思う、予習もな…