映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)





見たことある映画も、タイトルだけ知っている映画も、その奥の底にあるメッセージにこそ作り手の言いたいことが、そしてその時代そのものが映し出されている。
1960年台後半から1970年台にかけて、アメリカで制作された映画の「謎」を読み解く力作。 「…

本が好き! 1級
書評数:399 件
得票数:3829 票
東京都大田区在住。ベイスターズとプロレス観戦が趣味です。皆さんよろしくお願いします。





見たことある映画も、タイトルだけ知っている映画も、その奥の底にあるメッセージにこそ作り手の言いたいことが、そしてその時代そのものが映し出されている。
1960年台後半から1970年台にかけて、アメリカで制作された映画の「謎」を読み解く力作。 「…





懸命に生き抜く中にしか、自分の使命を見つけることはできない。 読み続ける中で命の奥の奥から沸き上がってくる、宮本輝の人間賛歌。
遠間憲太郎と富樫重蔵は、「生きて帰らざる海」を意味するタクラマカン砂漠と「世界最後の桃源郷」といわれ…





飽きても、辞めても、かまわない。 また、始めれば良い。 人間は学びによってのみその宿命から逃れられる。
「卒業してしまえば、諸君は私が授業で教えたことなど忘れてしまうだろう。でもそれでいいのだ。学んだこと…





負けたら終わりの全国大会トーナメント戦。 人生に一度しかない、高校2年の夏。 熱い物語が続いていく。
ありま山 ゐなの笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする ーー有馬山から猪名に風が吹くと…





張り詰めた心に良く効く、等身大のコラム集。
「『まくら』とは、落語の本編に入る前の導入のお喋りのこと。『頭に付く』から『まくら』。誰が決めたのか…





だらしなくて、間違いだらけだけど、それでも日々は過ぎていく。 それでいいのだ。 肩肘はらずに、気楽に読める。
「落語家が落語の本題に入る前のフリートークを『まくら』とよんでいます。「頭につく」から『まくら』」(…





「本当に好きなものの話は、本当に好きな相手としか、本当にはできないものだ」 明日が見えない苦難の中でも。 空を見上げれば、星が出ている。 希望は輝き続ける。
「幸せだった。好きなチームと共にいる喜びは、言葉では説明できないものだ。日本一の頂上決戦の場で、息も…





写真は映像以上に雄弁。 噺家の息遣い、心意気、緊張、家族との時間がビンビン響いてくる。
「この本は今一番勢いのある噺家の一人・春風亭一之輔を、一年間毎月一日に一日中追っかけて、彼の行動を記…





愛とリスペクトに貫かれたインタビュー集。 他人なれども語らひぬれば命に替るぞかし。 飲みに行けない今だからこそ語り合えることがある。
「あの人たちはとっつきにくいし担当するのは大変かもしれないけれど、相手の懐に飛び込んじゃえばいいんだ…





知のトップランナーは、地に足のついた現場の人だ。 良い意味で人間くさい天才の言葉と行動が、明日への希望となって心と体に染み入ってくる。 知恵は現場にあり。 対話こそすべてを切り開く武器だ。
世界中が新型コロナウィルスの脅威に覆われた2020年。 いち早く対策を立て続けに講じて、被害を…





断片的だった歴史の知識の線と線が繋がり面になり立体になる。 それが勝手に動き出していく。そんな爽快感がこの本にはある。
「これは古市憲寿氏による日本版『サピエンス全史』だ」(佐藤優氏による推薦文) ユヴァル・ノア・…





アート思考の素晴らしい体験は、先行きの見えない未来を切り開く力に。
昨夏に新聞の著者インタビューを読んでリクエストした本が、ようやく図書館からやってきた。 読みな…





食わず嫌いになりがちな考えを良い意味で大きく裏切る、著者の30年にわたる渾身の名著。
「私は人の心に見がたき一本の矢が刺さっているのを見た」と釈迦は語ったと伝えられる。 「一本の矢」と…





不世出の天才レスラー、20世紀のスーパーヒーローを、間近で見てきた男たちの、そして本人へのインタビュー集。 燃える闘魂の闘いは続いていく。
「燃える闘魂」アントニオ猪木。 引退して20年以上がたつにもかかわらず、日本中、否世界中にその…





戦争と差別と宿命に翻弄されながら、目の前の現実を生き抜いていく人々の美しさと強さと逞しさ。
釜山沖の影島(ヨンド)のキム・フニが27歳になった1910年、日本が大韓帝国を併合。 翌年、15歳…





時間と空間を無限大に使った舞台のなかで、人間の本質に迫る大作。
新型コロナウィルス対策のための緊急事態宣言。 出勤は週の半分。 出勤日もラッシュを避けた時短…





千年の時空を超えて読みつがれてきた美しくも狂おしい物語。 源氏の生老病死への苦悩と、その闘いに尽きていく。
いにしへの 秋の夕べの 恋しきに 今はと見えし あけぐれの夢 ーー昔、あの時の秋の夕べ…





「Art in You」 アートは、ある一定の人たちのためだけのものではない。みんなのものだ。 そして、私たち一人ひとりのものなのだ。
千葉市美術館で開催された「宮島達男クロニクル1995-2020」を昨年11月に鑑賞した。 売店でこ…





日常のなかにこそ、本物の哲学がある。 宮本輝の等身大にして偉大なる人間賛歌。
「あなたの瞳のなかには、三つの青い星がある。ひとつは潔癖であり、もうひとつは淫蕩であり、さらにもうひ…





プロレスとは、命をかけた闘い。 その魂の闘いは、無責任な言論にも、コロナウィルスの猛威にもたじろぐことはない。 時間と空間を飛び越えて続いていく。
闘狂大学プロレス研究会を舞台に1991年にスタートした熱きファンたちの物語は、時間と空間を飛び越えて…