首



『ひとり横溝正史フェア』、今回はこちら「首」。やはり横溝正史は長編の方が面白いと思わせる短編集。
四篇からなる短編集。 「花園の悪魔」改題。 こちらも今回の『ひとり横溝正史フェア』ではじめて読む…

本が好き! 1級
書評数:136 件
得票数:2118 票
本に限らず活字を読んでいたい人間です。
不特定多数のひとが触った本が触れないので、図書館には残念ですが行きません。
本屋さんで新しい本の香りをくんかくんかするのが大好きな不審者です。
こちらで自分では選ばない本を知る機会になればと願っています。



『ひとり横溝正史フェア』、今回はこちら「首」。やはり横溝正史は長編の方が面白いと思わせる短編集。
四篇からなる短編集。 「花園の悪魔」改題。 こちらも今回の『ひとり横溝正史フェア』ではじめて読む…



「野獣死すべし」。松田優作さんの映画の原作じゃなく、ニコラス・ブレイクという外国人作家の作品です。優作ファンは間違えて購入しないように注意。
主人公の手記から始まる物語。 ひとり息子を轢き逃げされた男が、運転手への復讐を仄めかす。 手…




恋愛もので有名なジェイン・オースティンの描く中流家庭ベネット家の物語。人物の設定、描写が巧みでただの甘い物語に収まらない。まさに珠玉の娯楽作品。
はじめて読む作家であり、知ったのも最近だった。 普段、恋愛ものの小説は好んで読むことは無かったのだ…




チェスに人生を捧げた主人公。彼と彼の周りは小川洋子さんらしい空気に包まれている。チェスって面白そう、やってみたいと思わずにいられなくなる。
唇が閉じられたまま生まれた少年は、手術によって唇を造られる。無口な少年は、ビルに挟まれて死んだという…



有名な吸血鬼ドラキュラをきちんと読んだことのあるひとって意外に少ないのではないでしょうか。読んでみるとただのホラーではない何かが見えてくるかもしれません。
吸血鬼ドラキュラって知ってる? 知ってる。そんなの当たり前じゃん。というアナタ。 「吸血鬼ドラキ…



五篇からなる短編集。特に面白いともつまらないとも言えない中庸な作品。
『ひとり横溝正史フェア』久しぶりの今回は「人面瘡」。 こちらも読んだことがないもので、今回のフェア…



自殺について、写真や文献などから纏めた一冊。書かれた時期が古く、資料も当然古いため現代にはそぐわない見解もされている。娯楽として読むことがふさわしいと思う。
自殺について、方法や理由といったことや、どういう人物が自殺をするのか、また歴史上での自殺などから記し…




読書サイトに登録していて最も素晴らしいと思うことは、自分の知らない作品に出会うこと。ミステリー作品という入りやすい形で戦争のことを考えることだけでも、戦争を知らないわたしたちには意味があると感じた。
ある方のレビューで興味を持ち、本屋さんで探して購入した本書。 第二次世界大戦でナチスのユダヤ人…




ポール・ギャリコは猫ちゃん小説ばかり読んできたが、こちらの二編の短編は、ギャリコらしいあたたかさの滲む物語。哀しい物語であってもギャリコが描くと湿っぽくないのは何故だろう。
ポール・ギャリコの愛に溢れた物語、二篇。 「スノーグース」 孤独な醜い男と、その男の心の美し…




映画化された「帰ってきたヒトラー」。夏の終わりに、皮肉と反省をこめてユーモアを混じえて戦争を考えるのもいいかもしれません。
戦争から時間が経ち、直接関わっていないわたしたちが戦争について考えるとき、皮肉と反省とを籠めてならユ…

2015年NHKスペシャル「特攻 なぜ拡大したのか」をまとめた一冊。特攻についてよく知らないひとも、もっと知りたいと思うひとにも参考になると思う。
毎年8月は、戦争に関係のある本を読むことにしている。 今年もいくつか用意したのだけれど、ちょっと予…

はじめての献本書評、期日より遅れたことをお詫びします。北欧ミステリーは何冊か読んだが、新しい作家を知る機会となった。惨殺死体と関係者の過去とを上手く絡めた一冊。
今回、はじめて献本が届き、とても嬉しく思い、読みかけの本を急いで読み、今月読む予定を変更して読み始め…




映画化された「帰ってきたヒトラー」。でもわたしはそれよりも前から目をつけていたのです。今年も8月です。個人的に戦争に絡む書物を選んで読む時期です。
単行本が発売されたときから読みたく、早く文庫化されないかなと待っていた本書。 わたしの興味があるワ…




シェイクスピアの作品の中でも最も有名なひとつと言える「ロミオとジュリエット」。ようやく読んでみようと思えたシェイクスピアは、予想以上に面白い。
苦手に感じてずっと避けてきた戯曲。 読まず嫌いは良くないと感じ、一度は読んでおこうと思った。そうな…




中野京子さんの「絵画の謎」シリーズ、今回は旧約聖書・新約聖書編。キリスト教徒に限らず美術ファンやミステリーファンのかたにも十分愉しめる一冊。
中野京子さんによる絵画に秘められた物語や謎をまとめたシリーズ。今回は旧約聖書・新約聖書篇。 宗…




亡くなった愛猫との生活は、本当に楽しかった。そんな猫との思い出のあるひとにもないひとにも心をポカポカさせてくれる奇跡を起こします。
飼い主の老婦人が病気で亡くなり、ひとりぼっちになった猫アルフィー。野良猫になったアルフィーは、ひとり…




フランスを恐怖に陥れた謎の“ジェヴォーダンの獣事件”。その事件を扱った物語。
18世紀フランスのジェヴォーダン地方で実際に起きた謎の獣による連続惨殺事件を扱った作品。 ルイ15…




「グレートギャツビー」と自身の私生活が有名なフィッツジェラルドだが、短編でも面白い作品を残している。
フィッツジェラルドのミステリーな作品、七篇。 「ベンジャミン・バトン」 ブラッド・ピットさん…




ポール・ギャリコの、いえ、猫による猫のための人間のしつけ方の本。これを読んでしっかりと人間の分際をわきまえたいと思いますです。
猫による猫のための人間のしつけ方の本。 猫と同居させていただいている人間であるわたしも、猫ちゃ…




「太陽がいっぱい」で有名なパトリシア・ハイスミスの描くレズビアン小説。きわどい性描写ではなく恋に悩むひとりの女性の物語として楽しめる。
クリスマス商戦の忙しいデパートでアルバイトをするテレーズが、美しいキャロルに出逢い、強く惹かれ恋をす…