新・東海道五十三次




1969年、泰淳、ユリコ夫妻、東海道53次を京都にむかいひた走る
1969年。まだ私が高校生の頃。毎日新聞の企画で、東海道を車を運転しながら、53次を最後京都まで旅…

本が好き! 1級
書評数:6246 件
得票数:92031 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。




1969年、泰淳、ユリコ夫妻、東海道53次を京都にむかいひた走る
1969年。まだ私が高校生の頃。毎日新聞の企画で、東海道を車を運転しながら、53次を最後京都まで旅…



もう少し社会的に大きく俯瞰して描かないと・・・
主人公徳本比沙也は23歳。実父は知らない。母親は比沙也が小さい時失踪し行方がわからず、義理の父と暮…



物語が終了してから、付録がつく。異色である。
作家というのは、対談とか自作品について語るような場合はテレビにでることはあるが、バラエティとかクイ…



大学では、社会、企業に即有用になる学問を学ぶべきだが、それ以上に大切なのは一般教養である
タイトルからして面白そうな主張がありそうだと期待したが、内容は薄かった。 最初のところで、大学で…



勉強が嫌いで何もしなかった。でも東大に合格しちゃった。読んでいてどえらくバカにされた気分
橋本は若者という時代は人生の中にはない、他人にはあるかもしれないが、少なくても自分には無かったと言…



マルクス レーニン主義は、人間の上の神の存在を否定するが、人間の上に、強大な権力者の存在を創ってしまう
著者の青木は、1000万部を売り上げた「ナニワ金融道」を描いた漫画家。漫画家になる前は、高校卒業後…



一人で自転車東北の旅。日常から離れるはずなのだが、どんどん日常にからめとられる
語り手である主人公は高校2年生。ある日、押し入れから子供のころに譲り受けたビアンキ製の自転車をみつ…



昭和25年。まだアメリカ占領下の日本から、女性一人で海外へ旅立つ。想像ができないほどの行為だ
今から40年前、会社に入り初めて海外出張をした。行先はヨーロッパのドイツ、フランス、スウェーデン。…



今の北海道は、戦争終了後独立して、日本と敵対する国になっている。
「ソラシリーズ」の第三弾。 このシリーズ、大戦後北海道が日ノ本共和国となり社会主義国として独…



第2次大戦は昭和20年8月15日に終戦したのではなく、同年9月20日に終戦したことが前提となって物語は展開する
有栖川の、火村シリーズ、江神シリーズと並んで創られているソラシズシリーズの最初の作品。 ソ…



アルツハイマーは最後には、過去も未来もなく、特定の今日だけが延々と続く
アルツハイマー症候群は、幾つかの種類がある。アルツハイマーは一旦罹ると、病気の進行速度は抑えること…



閉鎖された館で殺害事件が起きる。読者は血眼になって犯人は誰かと読み進む
ミステリー作家有栖川有栖は、新作のテーマを求めて、福島県裏磐梯のペンション「サニーデイ」を訪れる。…



読書のスタイルは80年代に変わった
以前、古本で中上健次の「枯木灘」を買って読んだところ、ときどき読者が、赤ペンで、文章の横に線を引い…



落語は現実にありえないことを。その芸をもってありえるようにみせること
高校の時、初めて落研を作った思い出がある。そのとき思ったのだが、落語の面白さというのは虚を実のよう…



恋が生まれるときの盛り上がった詩がいいね
この作品、恋人がいない作者が、出会いがあり、それから恋に発展し、そして別れがきてまた独りぼっちにな…



ホームレスの人々の生活は人間的で豊かだ
ホームレスというと、社会から完全に捨てられ、家庭や食堂、コンビニなどで生ゴミと出されたものをあさり…



結婚も離婚もすれば幸せになることもあれば不幸せになることもある
週刊文春に連載している「土屋の口車」を収録。 本業である、哲学や論文をパロってるエッセイが…



サブリミナル効果がトリックとして使われる
サブリミナル効果という言葉がある。 見たり聞いたりしたことを認知させないまま無意識的にその…



読み方に問題があるのか、殺害のトリックがどうしてもわからない
出版不況のなか、書店がどんどん消えてゆくなか、大阪の羽田野書林は、新規出店する書店がすべて成功。社…




ひねり、ブラックユーモアの妙味がたまらない
ちょっとしたミステリー ホラーの要素も含み、最後に想像を超えたドンデン返しがある短編集。第3話の「…