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ゆうちゃん

ゆうちゃん さん

本が好き! 1級
書評数:1690 件
得票数:37757 票

神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。

書評 26ページ目(1690件中 501~520件目)

親和力

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親和力

お互い愛し合って暮らしていたエドアルトとシャルロッテの夫婦。庭園の整備の為にエドアルトが呼んだ大尉、学校生活が不遇でシャルロッテが呼び戻したオッティリエ、新しく加わった人間により夫婦の親和力が試される

題名の親和力とは科学用語である。 「物質間で化学的な相互作用をする能力、あるいは、その際に得られた化…

投票(22コメント(3)2022-06-08

人生論

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人生論

人生論と題されているが、生命とは何かを論じている。トルストイ流の議論ではこれを突き詰めて行けば、本能を理性で導き、万人への愛を持った生き方となるようだ。確かに人生論的な結論だが、生命の在り方とも言える

トルストイが病気で瀕死の状態になり書いた論文とのこと。日本では「人生論」という名で長い間訳が出ており…

投票(24コメント(2)2022-06-05

シスター・キャリー〈下〉

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シスター・キャリー〈下〉

ハーストウッドとキャリーはニューヨークに駆け落ちする。最初はハーストウッドの酒場経営で何とか生活していたが、そのうち失業する。貯金も底を尽き、キャリーはとうとう舞台の仕事する決意をした。

主人公のキャリーは、姉夫婦を頼り田舎のコロンビア・シティからシカゴに出てきた若い女性。姉夫婦のしみっ…

投票(20コメント(0)2022-06-02

シスター・キャリー〈上〉

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シスター・キャリー〈上〉

アメリカの田舎町からシカゴに上京したキャリー。女工として働くのにすぐうんざりし、ドルーエと言う男と同棲する。ドルーエが何の気なしに紹介したハーストウッドと言う男に惹かれてゆくが、彼は既婚者だった。

ドライサーの代表作。田舎から出てきた若い女性キャリーの出世物語である。 キャリーはコロンビア・…

投票(22コメント(2)2022-05-30

かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖 (幻冬舎単行本)【Kindle】

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かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖 (幻冬舎単行本)【Kindle】

アシモフの連作短編集「黒後家蜘蛛の会」へのオマージュ作品。明治時代のそうそうたるインテリが集う会に謎が提出されるのだが、それを解き明かすのは、いつも女中のあやのであった。

朝日新聞の書評で知った本。この書評欄で興味を持った本は、自然科学や人文科学系の本ばかりだったが、本書…

投票(23コメント(0)2022-05-28

バルタザールの風変わりな毎日

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バルタザールの風変わりな毎日

婚約者の父の要求で出自を知ろうとする主人公バルタザール。だが彼の父親なるものは4名も現れ、混乱する。家政婦コロカントの助けで、常々否定している冒険にも出る羽目になった。だが結末である大事なことに気づく

創元社が1980年代末に刊行したルブランのルパンもの以外の作品。本書が4冊目で最後の様だ。 タ…

投票(22コメント(0)2022-05-26

綱渡りのドロテ

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綱渡りのドロテ

ドロテは若きサーカス団の女座長。美人で万能であり、ルパン・シリーズのルパンとヒロインを合わせたような存在。財宝の隠し場所を巡って、彼女と悪漢の戦いが繰り広げられる。ルパン・シリーズの外伝とされる作品

ルブランは、ルパン・シリーズ以外にも冒険小説を書いているが、その中でも比較的知られているのが本書であ…

投票(22コメント(0)2022-05-20

シェリの最後

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シェリの最後

第一次世界大戦後、復員したシェリは自分の居場所探しに失敗する。妻は病院で活躍し、母は投資に熱心だった。レアは醜怪な老女に変わり思い出を汚す。シェリは騒がしい自宅を離れ静かに過ごせる場所を見つけるが・・

「シェリ」 の続編。「シェリ」では、24歳の美青年シェリが、49歳の元高級娼婦レアに囲われていたが…

投票(20コメント(0)2022-05-16

すばらしい新世界〔新訳版〕

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すばらしい新世界〔新訳版〕

遠い未来、怒りや憤りと言った過度な感情の振れが、制度によって抑制された世界。その「すばらしい新世界」に疑問を持つ者が居た。果たして彼の主張は正しいのだろうか・・。真の幸福とは何かを論じたSF的小説。

「すばらしい新世界」とは今から約500年後、2540年の頃の世界である。この世界を築くのに大きな影響…

投票(22コメント(0)2022-05-12

薔薇の名前〈下〉

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薔薇の名前〈下〉

ウィリアム師が僧院で起こる連続殺人事件を解決できないまま教皇の使節が到着する。清貧論争は決裂し、所属の僧2名が事件の犯人と教皇使節にしょっ引かれる。果たしてウィリアム師は真犯人に迫れるのか。

1327年11月、ロジャー・ベーコン流の科学的思考能力を持つウィリアム師とその弟子の見習い修道士アド…

投票(26コメント(1)2022-05-08

さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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さあ、あなたの暮らしぶりを話して

クリスティーが夫の考古学者マローワン氏に同行したシリアでの生活体験記。シリアでの彼女は、文明から隔絶した世界に暮らしているにもかかわらず、とても楽しそうだ。異国体験とはこのようにありたいものである。

考古学者マックス・マローワン夫人としても知られるアガサ・クリスティーの発掘現場での生活雑記・見聞録で…

投票(25コメント(0)2022-05-04
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