オブローモフ 上



主人公オブローモフは倦怠と惰眠をむさぼる無気力な貴族。そんな彼のペテルブルグの自宅での一日。
ゴンチャロフの最も有名な作品と言うことで読んでみた。 オブローモフは、イリヤー・イリッチ・オブ…

本が好き! 1級
書評数:1728 件
得票数:38567 票
神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。



主人公オブローモフは倦怠と惰眠をむさぼる無気力な貴族。そんな彼のペテルブルグの自宅での一日。
ゴンチャロフの最も有名な作品と言うことで読んでみた。 オブローモフは、イリヤー・イリッチ・オブ…



不幸な生い立ちのオリヴァーは強盗の共犯にされそうになるが、被害者の家族が可愛そうな子供だと保護してくれた。そして彼の出生の秘密、なぜ悪人たちが彼に執着するのか、が解明されてゆく。
救貧院で生まれたオリヴァー・トゥイストは、生後すぐ母に死なれ虐待と言って良い環境で11歳まで過ごした…

救貧院で生まれ、すぐに孤児になったオリヴァー・トゥイスト。彼はどこでも虐待され、それなりの待遇をしてくれるのは犯罪集団だけだった。とうとうメイリー家で厚遇を得る。少年が主人公のディケンズの典型的な小説
タイトルは人物名。ディケンズの3作目の小説で、長編としては2作目になる。 オリヴァー・トゥイス…





下巻ではアンヴァル近郊の温泉を舞台に、金と恋愛、失恋が絡むバルザック的な世界が描かれる。モーパッサンの知られざる傑作。
アンヴァルの温泉街に、ユダヤ人銀行家のアンデルマットとその妻クリスチァーヌ、クリスチァーヌの父ラヴネ…



アンヴァルというフランスの温泉地を舞台に、不倫と温泉事業と言う出来事の組み合わせで展開される異色の小説
モーパッサンは短編や中編の方が知られているが、 「女の一生」 の他、5編の長編を書いている。本書は長…





チェコとスロヴァキアの国境付近のジートコヴァーに残る民俗的風習の解明と、自分の一族に怨みを持つ者の正体を解き明かすルポルタージュ風の小説。
本書は、朝日新聞の書評で知った。毎週、土曜の朝刊に載る書評の他、平日の夕刊の書評でも取り上げられてい…




ホームズの伝記と言える作品。但し、ホームズのオリジナル物語のみに典拠を置き、根拠薄弱な推測はしない。ヴィクトリア朝価値観の守護者と言う位置づけも良い優れた作品。
本書は推理作家であり、推理小説批評家でもある著者によるホームズの伝記である。 ホームズ伝と言う…




予言の作家と言われるマーガレット・アトウッドのふたつのディストピア小説を読み解く本。小説の世界が現実化しつつあるという危機感がひしひしと伝わる。
本書は2025年6月にEテレで放送された100分de名著の解説本である。表題の通りマーガレット・アト…



日本人のリズム感とクラシック音楽を中心にヨーロッパ人のリズム感との差異を論じた本。リズム感の根底には文化や言語があると言う。
三太郎さんの 書評 を読んで興味を持った本である。本のご紹介ありがとうございました。題名の通り日本人…




中国の明帝国が15世紀初頭に実施した大規模艦隊派遣事業の概説。鄭和の遠征として有名だが、明が突然、大規模艦隊を派遣出来た訳ではなく、そのためには宋の時代からの民間貿易の積み重ねがあった。
15世紀初頭に中国の明の第三代皇帝「永楽帝」が部下の鄭和に命じて実施した航海事業について概説した本。…





著者の知識の更なる広さ、深さを感じる一冊。著者は西洋文化だけではなく、日本文学にも造詣が深い。絵画鑑賞に深みを与える一冊。
中野京子さんの「怖い絵」シリーズで手にした三冊目。「死と乙女」と言う副題がついているが、これも採り上…



絵画に潜む怖さを説明した本だが、それよりもむしろ著者の西洋文化に関する該博な知識に感銘を受ける本である。
中野京子さんの「怖い絵」シリーズ。次に読んだのは「泣く女篇」と副題がついた本だったが、女性の絵を特集…




中野京子さんの有名な作品。彼女の出世作でもある。本当に怖い絵とは、観る者を怖がらせようと意図して描いた絵ではなく、そう意図しなかった絵ににじみ出る恐怖だという。
中野京子さんの名を一躍有名にした本。今頃、手にしてみた。 彼女が、怖い絵について書こうと思ったのは…





帝政開始後二百年間、欠点はあるが、よく機能する専制体制が敷かれ、誰が皇帝を務めてもぶれない政治が行われた。それがカラカラ帝の気まぐれで突如終わった。著者はローマの最初の千年の幕が閉じたと言っている
ローマ建国から3世紀初頭のカラカラ帝の時代までのローマ通史のⅡ巻。 カエサルの養子アウグストゥスが…





ローマ史を厳密に、新しい観点で見直している本。ローマ初期は殆ど記録がなく、発掘品も少ない。史料も疑ってかからねばならない。これまで通説とされてきたローマ建国当初の歴史は、どこまで本当なのか?
本書は最近読んだヘンリー・ジーの 「人類帝国興亡史」 の注記で触れられていて興味を持った。その注記で…





オスマン・トルコ帝国に攻められたビザンツ帝国の最後の日々をその遠因から遡って解説した優れた歴史書。
本書は、塩野七生さんの 「ローマの街角から」 で触れられていたので読んでみることにした。ちょっと長く…



このままでは人類絶滅は避けられないのだから宇宙に進出していくべきだと言う著者の提言。宇宙進出は大胆な技術革新が必要だが、そのためには十分な人口(脳の数)がある今を逃してはいけないと言っている
こちらも朝日新聞の書評で知った本である。 絶滅をテーマに本書では人類(ホモ・サピエンス)史を概…





かつて人工林の管理をしていた著者が語る樹木の一生、生態など。彼にして、樹木を全く誤解していた部分が多々あるようだ。原生林の樹木の一生はとんでもなく長い。生長した樹は大事にしなければならない。
「早川書房創立80周年読書会『ハヤカワ文庫の80冊』を読もう!」 の読書会に投稿したところ、この読…





植物の見た目に注目して面白い植物を取り上げた本。自分の体に虫を住まわせる植物、青や黒の花を咲かせる植物など76種を取り上げている。
本書も朝日新聞の書評で知った本である。 「まえがき」と「あとがき」を読むと、植物の見かけに着目…





保険市場を選択と言う観点から論じた本。保険会社は被保険者を選択し、被保険者は保険商品を選択する。両者は少しでも自分が有利になるように自然とせめぎ合っている。
朝日新聞の書評で知った本。本書は経済学の分野に分類される書籍だと思うが、自分が初めて手にする専門的な…