死に役を得意とするバイプレイヤー忍神、口癖は「しみるなぁ」
役に入り込み過ぎて戻って来られなくなるから死に役ばかり選ぶようになる。人呼んでダイプレイヤー。
そのデビュー40周年を記念した生前葬のリハーサル。
三鷹市にある忍神の実家の神社は忍神のアクターズスクールであり、報龍神社の名前をもじってホリウッドと呼ばれている(誰から?)
また忍神はCG嫌いで、エフェクトに囚われるような奴はエキストラと同じだ、エフェクトラだと言い張る。
イベント前から不穏な出来事が続き、それを心配した忍神から無事に成功させるために雇われた紅門探偵。
そんなところにまるで測ったように殺人事件が連続する。
どれもが見たところ不可能犯罪。
かつて暴れていた強盗団の起こした事件に見立てられている。
登場人物の一人が事件の起こる度に推理を披露するがことごとく探偵に否定される。
癖のある登場人物達に目をくらまされて、読者も真相からはぐらかされる。
ギャグ、くすぐり、笑かし、それらはこの作者の常の得意技であるが、今回の推理は「読者をバカにするな」と本を投げ出したくなるようないつものバカミスではなく至極真っ当。
それを期待してたんだけどなぁ(笑)
(最近流行りの多重解決物からしてみたら推理は緩くツッコミどころ満載ではあるが)
しかし最後の最後に明かされるこの最悪、災厄の叙述トリックは…。
ネタバレになるからこれ以上は書けません(笑)
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