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塩味ビッテン
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市井の人々の何気ない日々にもなにがしら問題や悩みがあって・・・これらに焦点を当てて、心の揺らぎを表現する。そこには正解はないのであるが、それが人生。
十代では思春期の悩みを抱え、二十代では社会に出て挫折する。三十代になると仕事の意ならず家族の悩みも複雑になって、そして四十代では生きる意味に悩む。本書では20代から40代までの市井の人々が抱く普通のあるある悩みに焦点を当てその顛末を描きます。

「拝啓ノストラダムス様」
ノストラダムスの予言を信じていた少年と、幼馴染の少女の青春ストーリー。
「正義感モバイル」
マスコミ志望の大学生が、TV番組のアシスタントとして同行。浮き沈みが激しい業界の表と裏に直面し苦悩します。
「砲丸ママ」
母の得意技は砲丸投げ。一方、父の得意技はグランドのライン引き。子供の作文の題材をきっかけに得意技を通して青春時代を思い出す夫婦の話。
「電光セッカチ」
のんきな性格のわたしとせっかちな旦那。性格の不一致に離婚までも考えるのですが、性格が一致した夫婦っているのかしら?悩みながらも絆を深めていく夫婦の話。
「遅霜おりた朝」
元教師で合ったが心が折れて、今はあるタクシー運転手をしている男。その客として二人の若い男女が乗車してきたのですが明らかに訳アリで・・・。
「石の女」
ついついてしまった小さな嘘が子供のいない夫婦を窮地に追い詰めます。悩みを抱えながらも愛を確認していく夫婦の話。
「メグちゃん危機一髪」
リストラ候補になった二人のサラリーマンが壁にぶち当たりおおいに悩んでいる一方、通勤路の川にはアザラシ・メグちゃんが迷い込み、世間の人気者に。アザラシの生きざまに自分の行く末を重ねるサラリーマンの悲哀です。
「へなちょこ立志篇」
中学生のマケトシが家出して遭遇した一人のホームレス。彼は実は会社の重役で。社会の厳しさを知った少年の話。
「望郷波止場」
過去の一発屋演歌歌手・夕子は今は場末の居酒屋のおかみ。夕子を応援する幼馴染たちを絡めた人情話。
「ひとしずく」
妻のために心を込めて選んだバースデー・ワイン。夫婦二人で静かな誕生日を予定していたのに、突然押しかけてきた義弟一家のために台無しになってしまいます。
「みぞれ」
年老いていく父母と大人になった息子。晩年を迎えた父のわがままに切れそうになる息子ですが…。

 どこにでもありそうな話だけに他人事ではないと身につまされる思いもしついつい感情移入してしまいます。
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塩味ビッテン
塩味ビッテン さん本が好き!1級(書評数:2300 件)

「本を褒めるときは大きな声で、貶すときはもっと大きな声で!!」を金科玉条とした塩味レビューがモットーでございます。

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