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波津雪希
レビュアー:
着物の纏わる不思議な話。
 本書は『琴子は着物の夢を見る』シリーズ3冊目。
『琴子は着物の夢を見る』『梅、香る 琴子は着物の
夢を見る』の続編です。

 本庄琴子は八王子の市街地にある『本庄呉服店』の
二代目店主であった本庄善一と本庄志寿の養女。
三代目店主隆一の次男の柿彦に近い年齢だったため、
家系図では叔母となる琴子のことを柿彦はお姉さんと
呼んでいる。
リユース着物専門店本庄の蔵で預かった着物を基本的
に本庄柿彦が従業員の須崎が査定する着物を本庄琴子
の自宅に持ってきて査定する。
今回、本庄琴子が預かった着物は客が持ち込んだもの
ではなく、本庄家の二階の物置部屋にあったもの。
手書き友禅の訪問着で本庄志寿や志寿慶子のものでは
なかった。
本庄慶子が本庄琴子のものではないかと言ったため本
庄柿彦が本庄琴子の元に持ってきた。
本庄慶子によると着物は朽木聡子の作品ではないかと
言う。
朽木聡子は、あまり名の知られていない誂えのみ作る
製作者だった。
水浅葱色の着物を見た本庄琴子は記憶にある着物に似
ていると思った。
しかし着物のサイズは本庄琴子よりも小さい。
この着物は誰のものなのか。
調べて行くうちに着物の持ち主が分かった。

 本庄琴子の昔のことが分かったが、着物に触
れると思いが分かる理由は依然不明。
このシリーズ、続きがあるのでしょうか。

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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:2078 件)

本を読むのは、もっぱら移動時間。
移動時間が長い時ほど、読書量が増えます。

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