書評でつながる読書コミュニティ
  1. ページ目
詳細検索
タイトル
著者
出版社
ISBN
  • ログイン
無料会員登録

Toru Kobayashi
レビュアー:
関羽、張飛、諸葛亮、趙雲といったあたりの昔のことについて、詳しく書かれているのは、やっぱり面白い。蜀のキャラの中では、個人的には簡雍が好きなので、ぜひ列伝に加えて欲しかったところ。
「魏篇」に遅れること約2年で、『三国志名臣列伝』の「蜀篇」が文庫化された。
「なぜ男たちは、それほどまでに劉備を愛したのか?」と、帯に書かれている。いや、本当そうだよな。とにかく逃げ足が早くて、何かあるとすぐに妻子も放ったらかして逃げる。耳が長いのが取り柄かもしれんが、めっちゃ人でなしではないのか。
当時主流であった儒教ではなく、老荘思想からすると、そこまで非難されるようなことでもない、みたいな解説がされているけど、うーんやっぱりもひとつ納得いかんなあ。
どうもこの「蜀篇」は「魏篇」に比べると、もひとつ捗らなかった気がするのだけど、それはやはり、袁術、袁紹、公孫瓚、劉表といったあたりが入り乱れてぐちゃぐちゃやっていた頃の話の比重が大きくなるせい、という気がする。あの辺の流れって、どうにもややこしくて、いまだにちゃんと把握できない。
というのはあるけど、関羽、張飛、諸葛亮、趙雲といったあたりが、劉備と行動を共にするようになるよりもずっと前のことについて、詳しく書かれているのは、やっぱり面白い。蜀のキャラの中では、簡雍が個人的には一番好きなので、ぜひ一編を費やして欲しかったのだが、残念ながら、ちょい役としてところどころに登場するのみとなっている。と思うと、あとがきの中で簡雍について、「列伝に加えたかった人物」として取り上げられている。どうも史料が十分でない、ということらしい。そんなもん、わからんところは適当にでっち上げとけば良いのに、と思うのだけれども、ストイックな宮城谷せんせの場合、そういうわけにもいかんのでしょうな。
お気に入り度:本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
掲載日:
投票する
投票するには、ログインしてください。
Toru Kobayashi
Toru Kobayashi さん本が好き!1級(書評数:600 件)

サービス終了となったブクレコから漂着いたしました。
とりあえずブクレコのレビューをサルベージしてどばどば貼り付けてます。
てことでひとつよろしくお願いしますです。

参考になる:3票
あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

  1. No Image

    コメントするには、ログインしてください。

書評一覧を取得中。。。
  • あなた
  • この書籍の平均
  • この書評

※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。

『三国志名臣列伝 蜀篇』のカテゴリ

登録されているカテゴリはありません。

フォローする

話題の書評
最新の献本
ページトップへ