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ぱせりさん
ぱせり
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『すてきなひとりぼっち』につづく一平くんシリーズ二冊目。
『すてきなひとりぼっち』につづく、一平くんのシリーズ二冊目。一平くん、ずいぶんひさしぶりだ。『すてきなひとりぼっち』で出会った亀(なまえはカメタ)も元気でいた。


ぼくは、ういてる。
「ういてる」って言葉は……。
ある集団のなかで「ぼくは(わたしは、あのひとは)ういてる」っていうとき、それはあまりいい感じのコトバではない。
「ういてる」って言い方の向こう側にある、(うかないための)集団のなかの無言の了解に気がついて、それもちょっと気持ちが悪いんじゃないか、と思い始める。


一平くんは、自分がういていることに気がついている。
だけど、この「ういてる」をこんな絵と文章で(ことに絵で!)見せられると、わくわくする。「ういてる」って、こんなに素敵で楽しいことだったんだね。
もっともっと「ういてる」を味わいたい、と思う。
「ういてる」人は、ほかの「ういてる」人にも気がつくし、ひとりで「ういてる」のも、いっしょに「ういてる」のも、なんて素敵なんだろう。うきかたもいろいろだし。ページを追うごとに「ういてる」が豊かになっていくようだ。
そして、気がついた。前作で「ひとりぼっち」だった一平くんは、共感できる相手に出会っている……それもうれしいことだった。


ういていられない人たちのことを残念だなあ、と思うようになったけれど、だいじょうぶ。気がついていなかったけれど、みんなほんのちょっとはういているんだって。その気づきはとてもすてきで楽しい。


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ぱせり
ぱせり さん本が好き!免許皆伝(書評数:1827 件)

いつまでも読み切れない沢山の本が手の届くところにありますように。
ただたのしみのために本を読める日々でありますように。

読んで楽しい:1票
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