ぱせりさんの書評

八つの作品をおさめた短編集。 表題作『長距離走者の孤独』を読みたくて手に取りました。
『長距離走者の孤独』 「感化院へ送られるとすぐクロスカントリー選手にさせられた」というスミスは…


アラン・シリトーの代表作「長距離走者の孤独」を再読しました。レースの場面以外は忘れていました。
「#やりなおし世界文学 読書会」への参加書評です。表題作について書きます。…
パンの万引きで感化院に入れられたスミス少年。マラソンランナーとしての素質を院長から買われ、大会に出場する。しかし夢を叶える、という言葉の裏には院長の出世の道具としての思惑があった。





アラン・シリトー「長距離走者の孤独」は、シリトーのやりきれない怒りや不審な気持ちに溢れている。
アラン・シリトーの文章は、簡潔でとても読み易いです。 特にサリンジャーの凝りに凝った文章を読んだ後…

「ともかくわかっていたのは、なぜ走っているのかなど考えず、ただせっせと駆けなきゃならないことだった」それはつまり、生きることと同じではないか。
盗んだバイクで走りだす。行く先も解らぬまま。 有名な歌の歌詞の一部だが、私はこの一節が嫌い…





「長年、彼はひとりで食事をしてきたが、今なお孤独に慣れていなかった。」(「アーネストおじさん」88頁)
この小説の存在を知ったのは高校生の時だった。内容以上に、その詩的なタイトルに魅せられた。求道者のよ…





やるせない気持ちが充溢する
何度目かの読み直しです。 初めて読んだのは高校生の頃でしたが、今の方がぐっと染みてくる感じがす…




誠実とは何だろうと真剣に考えすぎる彼は、若すぎるのか。
『長距離ランナーの孤独』は、偽善的な権力者に対抗するアナーキックな若者の話。 スミスは、友人…





映画(見てないけど)の原作本・・・というイメージしかなくて、今までなんとなく敬遠して来たのだが、挑戦してみることに。
映画(見てないけど)の原作本・・・というイメージしかなくて、今までなんとなく敬遠して来たのだが、挑戦…



「試合」、スポーツ観戦をする者なら、共感せざるおえない悲劇が描かれている。いつの時代も人というヤツは変わらないのかもしれない
ノッティンガムの労働者階級に産まれた筆者の書いた短編集。 あまり読んだことはないだけど、どうや…