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efさん
ef
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科学者側からのあれこれの反論……ということかな?
 『利己的な遺伝子』を書いたことでつとに有名なドーキンスのポピュラー・サイエンス本であります。
 ドーキンス、色々不満が溜まっていたのかな~。
 例えば、詩人たちからは、「ニュートンが虹の原理を暴いてしまったため、虹の詩情が失われた」と、科学というのはろくでもない的な批判があったのだそうです。
 そんなこたぁないぞ! とドーキンスが反論する本というわけですね。

 本書中では様々なエピソードが取り上げられます。
 フラウンホーファ線により遠くの星の組成だって分かっちゃうんだよとか。
 ここで出てくる非科学者側からの苦情(?)としては、「人類は地球に最も近い月の組成だって分からない(間違った)じゃないか。ましてやより遠い星のことなんか何も分からないだろう」とうものが紹介されているのですが、これに対しては、「いやいや、月は自分では光らないので分からないだけで、自分で光る恒星なら遙か遠い星だってフラウンホーファ線を使えば正確に分かるんですよ」というものを紹介しています。

 あるいはDNA鑑定に関し、どうも弁護側は科学的知識がない者を陪審員に選びたがる(逆に科学的知識がある者を忌避したがる)。それは科学の真実をごまかして真犯人に無罪判決を下させようという悪い行いだと喝破します。

 さらに、ちょっとありそうもない偶然に遭遇すると人はそれが何か特別なことのように感じてしまうことがままあるけれど、ちょっと冷静に考えてみようと言います。
 確率論なんですけどね。一見ちょっと起こりそうもないと思えることも、実は結構な確率で普通に起きることなんだよというわけです。
 例えば、1クラス50人の教室があったとします。この中に誕生日が同じ人はどれくらいいるか? 計算して頂ければ分かるのですが、私たちが直感で考えているよりずっと多い確率で同じ誕生日の人がいるんですよ~(なんと、97%!)。

 はたまた、占星術には大変手厳しい。
 あんなもん全く信用できないと一刀両断です。
 大体、星座なんて人間が適当に星を結んだだけで、地球から見ると同じ平面に星がならんでいるように思えるかもしれないけれど、星座を構成する星と地球の距離はそれぞれまちまちで、すっごいバラバラなのにそれを人間の都合だけで線で結んでいるだけじゃないかというわけですね。
 そもそも人間の性格、タイプを12個に分けるって何なのよそれというのです。
 まあ、そだよね。

 という具合に、様々な話題について、科学はそうは考えない、もっと冷静に対処しようと言っているように感じられました。
 ドーキンスの主張はごもっともなのでありました。


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□□□□    むむっ(数日必要、概ね3~4日位)/418ページ:2026/04/06
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ef
ef さん本が好き!1級(書評数:5115 件)

幻想文学、SF、ミステリ、アート系などの怪しいモノ大好きです。ご紹介レビューが基本ですが、私のレビューで読んでみようかなと思って頂けたらうれしいです。世界中にはまだ読んでいない沢山の良い本がある!

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