かもめ通信さん
レビュアー:
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サスペンスやホラー、イヤミスのたぐいは、ちょっぴり苦手なのだけれど、ロマンス小説なら大丈夫かも!?というわけで、うわさの“ヒメオワ”を読んで見た。 #はじめての海外文学 vol.6
いくつかの作品を世に送り出しはしたもの
人とのコミュニケーションが極度に苦手で販促活動もままならず、
ほとんど無名の作家ローウェンは、
八方ふさがりで住む家を失いかけるほど行き詰まっていた。
そんなときベストセラー作家ヴェリティの共著者として
大人気シリーズの続編を執筆をしてほしいとの依頼が舞い込む。
なんでもヴェリティは少し前に事故に遭い、ほぼ寝たきりなのだという。
あれこれと抱えている問題も一気に解決してしまえそうな
夢のような申出ではあったが、なんだか話が上手すぎる。
そもそもなぜ、ほぼ無名の自分に白羽の矢がたったのか?
あれこれ不安に思いながらも
ヴェリティの夫であるジェレミーに惹かれ
彼に熱心に口説かれて、
ローウェンは彼らの家に滞在し、
執筆の準備に入ることに同意してしまうのだった。
早速屋敷に出向き、
書斎で資料の整理していたローウェンが見つけたのは、
ヴェリティの自叙伝らしき紙の束。
そこには驚愕の事実が書かれていた…!?
はじめての海外文学 vol.6の1冊。
面白いがかなりエロい、怖い、イヤミスだ…等々、
いろいろと前評判を耳にしていたので、
それなりに構えて読みたが、
いやいやこれは!?
巧みなリードにぐいぐい引っ張られ
夢中になって読みふける。
読むだけで歯痛がおきる“ベッドの歯形”はいただけなくても
これぐらいのセックスシーンは全く問題なし。
なんといってもこれ、ロマンス小説なんだしね♪
と思いつつ読み進めるも
え?ちょっとまって?
これっていわゆるロマンティック・サスペンスよね?
なんだかんだいったって
最後はハッピーエンドで終るんでしょう??
でも、あの、そんな……
えっ?ええーっ!!
登場人物の誰ともお近づきにはなりたくないし、
こんな展開の小説は、
ネタバレなしにレビューを書くのは無理だという気もしたけれど
面白かった!ってことだけは、伝えておかなくては!!と書いてみた。
気になったのはこの邦題。
原題は“Verity”だから、
おそらくロマンス小説ファンを惹きつけるためにつけられたのものなのだろうが、
この邦題が普段はロマンスに縁がない
サスペンスやミステリーファンの読者の手を躊躇わせているのも事実かと。
現に私もはじめての海外文学の推薦本でなければ
手に取らなかっただろうと思うし。
どのような層にアピールすべきかを含めて
この作品に自分ならどういうタイトルをつけるかという読書会を
やってみても面白いかもなどとも考えたが
もしかしてもう、どこかで既にやっているかな?
人とのコミュニケーションが極度に苦手で販促活動もままならず、
ほとんど無名の作家ローウェンは、
八方ふさがりで住む家を失いかけるほど行き詰まっていた。
そんなときベストセラー作家ヴェリティの共著者として
大人気シリーズの続編を執筆をしてほしいとの依頼が舞い込む。
なんでもヴェリティは少し前に事故に遭い、ほぼ寝たきりなのだという。
あれこれと抱えている問題も一気に解決してしまえそうな
夢のような申出ではあったが、なんだか話が上手すぎる。
そもそもなぜ、ほぼ無名の自分に白羽の矢がたったのか?
あれこれ不安に思いながらも
ヴェリティの夫であるジェレミーに惹かれ
彼に熱心に口説かれて、
ローウェンは彼らの家に滞在し、
執筆の準備に入ることに同意してしまうのだった。
早速屋敷に出向き、
書斎で資料の整理していたローウェンが見つけたのは、
ヴェリティの自叙伝らしき紙の束。
そこには驚愕の事実が書かれていた…!?
はじめての海外文学 vol.6の1冊。
面白いがかなりエロい、怖い、イヤミスだ…等々、
いろいろと前評判を耳にしていたので、
それなりに構えて読みたが、
いやいやこれは!?
巧みなリードにぐいぐい引っ張られ
夢中になって読みふける。
読むだけで歯痛がおきる“ベッドの歯形”はいただけなくても
これぐらいのセックスシーンは全く問題なし。
なんといってもこれ、ロマンス小説なんだしね♪
と思いつつ読み進めるも
え?ちょっとまって?
これっていわゆるロマンティック・サスペンスよね?
なんだかんだいったって
最後はハッピーエンドで終るんでしょう??
でも、あの、そんな……
えっ?ええーっ!!
登場人物の誰ともお近づきにはなりたくないし、
こんな展開の小説は、
ネタバレなしにレビューを書くのは無理だという気もしたけれど
面白かった!ってことだけは、伝えておかなくては!!と書いてみた。
気になったのはこの邦題。
原題は“Verity”だから、
おそらくロマンス小説ファンを惹きつけるためにつけられたのものなのだろうが、
この邦題が普段はロマンスに縁がない
サスペンスやミステリーファンの読者の手を躊躇わせているのも事実かと。
現に私もはじめての海外文学の推薦本でなければ
手に取らなかっただろうと思うし。
どのような層にアピールすべきかを含めて
この作品に自分ならどういうタイトルをつけるかという読書会を
やってみても面白いかもなどとも考えたが
もしかしてもう、どこかで既にやっているかな?
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本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
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この書評へのコメント
- かもめ通信2021-01-18 12:16
やっぱりあった!
Twitterで、別のタイトル案を出し合うお遊びを公開読書会YouTubeのご案内をいただきました。
https://twitter.com/pino_pipi_candy/status/1351000202530983938クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 コメントするには、ログインしてください。
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