書評でつながる読書コミュニティ
  1. ページ目
詳細検索
タイトル
著者
出版社
ISBN
  • ログイン
無料会員登録

かもめ通信
レビュアー:
どれもこれも美味しそう。でもやっぱり料理は、見るより読むより食べたいなあ!!
北国はもうすっかり秋!という感じなのだが
この夏はヨーロッパ大陸最西端にあるポルトガルを旅する!
と決めた私は、未だポルトガルを去りがたく旅の途中だったりする。
といっても、残念ながら実際に足を運ぶにはお金も時間も足りなくて
ポルトガル関連本をあれこれ読んで、
頭の中で旅を続けているだけなのだけれど……。

そんなわけで、
小説を読んだり、詩集を読んだり、
ガイドブックを眺めたりもしているのだが、
そういえばまだ、食ネタの本を読んでいなかった!
と思っていたところ、
『ガルヴェイアスの犬』の訳者木下眞穗さんに教えて戴いたいのがこの本。

以前にもポルトガルの食ネタ関連の本を出しているという著者が
9歳の娘さんと共に旅するポルトをはじめ、
トラズ・オズ・モンテス地方
ベイラス地方
アルガルヴェ地方
マデイラ島
リスボンとその周辺
と南北に細長いポルトガルをあちこち旅をしては
その土地その土地のおいしいものを訪ね歩く。

そうして綴られた旅と食のエッセーは
ふんだんなカラー写真付き。

10年前に会った人を再び訪れたり
知り合いのホームパーティーにお呼ばれしたり
現地でしか味わえない美味しいチーズを訪ね歩いたり
現地の友人のお気に入りのお店に連れて行って貰ったり
普通の観光ではなかなか味わえそうにないあれこれに満ちていて
思わず指をくわえてしまうのだけれど
それでもやはり美味しそうな料理の描写や写真に舌鼓をうち
旅先で出逢う人々の温かさにほっこりしたりする。

一度だけ訪れたことのあるポルトガルの地は
素朴さとおいしさと懐かしさに満ちていて
いつかまた訪れたいと思っている場所でもある。
その時はきっと
この本で紹介された同じものというわけにはいかないだろうが
あれもこれも食べてみたいと
いまから夢を膨らませている。

それにしても
レモンとアーモンドとメレンゲとたっぷりの砂糖で出来ているという
アレピアードシュという名のお菓子が気になりすぎる。
日本語に訳すとなんと「鳥肌」っていう意味だというのだもの!


※ 掲示板企画:ゆったり旅するポルトガル #本で旅する世界旅行参加レビューです。
お気に入り度:本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
掲載日:
外部ブログURLが設定されていません
投票する
投票するには、ログインしてください。
かもめ通信
かもめ通信 さん本が好き!免許皆伝(書評数:2233 件)

本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。

読んで楽しい:16票
参考になる:20票
あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

  1. 麻呂まゆっ!2019-09-08 06:25

    お久しぶりです。
    この本にはマデイラ島も登場するのですね。
    マデイラ島は、サッカー界のレジェンドの一人、クリスチアーノ・ロナウドの出身地。
    火山島で坂だらけの街を縦横無尽に駆け抜けて、彼は足腰を鍛えたとか。
    坂道でサッカーを楽しんでいた、わけではないと思うのですが(;^_^A

  2. かもめ通信2019-09-08 06:38

    あら、麻呂まゆっ!さん、サッカーにも詳しいんですか?
    私はワインしか思い浮かばなかったわw

    某所で拝見しましたが、読書会も相棒がいないと寂しいですね。
    しっかり養生してもらって、元気に復帰してもらわないとですね。

  3. 麻呂まゆっ!2019-09-08 09:45

    ハイ、たまにサッカーフリークに化けます(笑)。
    読書のお師匠、ともいえる方ですので、まだまだ元気でいてもらわないと…(*´ω`*)

  4. No Image

    コメントするには、ログインしてください。

書評一覧を取得中。。。
  • あなた
  • この書籍の平均
  • この書評

※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。

『ムイト・ボン! ポルトガルを食べる旅』のカテゴリ

フォローする

話題の書評
最新の献本
ページトップへ