マネー・ボール〔完全版〕



野球という偶然に支配された世界にも法則があると考えた人達の栄光と挫折の物語。
「早川書房80周年記念読書会」への参加レビューです。 四半世紀前に書かれた本ですが、米国の大リ…
本が好き! 1級
書評数:831 件
得票数:21295 票
1957年、仙台に生まれ、結婚後10年間世田谷に住み、その後20余年横浜に住み、現在は仙台在住。本を読んで、思ったことあれこれを書いていきます。
長年、化学メーカーの研究者でした。2019年から滋賀県で大学の教員になりましたが、2023年3月に退職し、10月からは故郷の仙台に戻りました。プロフィールの写真は還暦前に米国ピッツバーグの岡の上で撮ったものです。



野球という偶然に支配された世界にも法則があると考えた人達の栄光と挫折の物語。
「早川書房80周年記念読書会」への参加レビューです。 四半世紀前に書かれた本ですが、米国の大リ…



2017年に出されたクマの事故に関する本。
最近クマによる人身事故のニュースが続いている。最近の事例を知りたいと思って比較的新しいクマの本を読ん…



日常で何の疑問もなく行っている食習慣が他の地方の人間には驚き、というか「信じられない!」ということも多いようですよ。
著者は日経新聞の記者で、2002年から日経電子版の前身のニッケイ・ネットで読者と双方向での食べ物の記…



一人息子の夏彦と8歳年上の叔母との恋愛未満の恋愛小説かな。
図書館でタイトルに曳かれて手に取りましたが、内容は大人の恋愛小説でしたね。 著者の小手鞠さんは…



四人の売れっ子の作家による共作のような短編集。どれにも欧州の郷土料理が登場する。
四人の売れっ子の作家による共作のような短編集。角田さんと江國さんは馴染みの作家さんだが、井上さんと森…



養老先生が20年前に出したベストセラー。何が書いてあるのかというと・・・
先日、養老先生の研究者として現役時代の本 ネコのヒゲは脳である を読んでいたら「バカの壁」という言葉…




漱石の「こころ」に対する僕の読後感はちょっと変わっているかも。
「これ読んでみる?」と奥さんに差し出されたのが、新潮文庫の「こころ」でした。 若い頃から小説は…



再婚相手と仙台に住むようになってから新調した、初めての特注の仕事机にまつわるあれこれと、著者のこれまでの作家人生を振り返るエッセイ。
1959年生まれの私小説作家の佐伯一麦さんが2013年から4年間に渡って山形の地方新聞に連載したエッ…


![Number(ナンバー)1054号[雑誌]【Kindle】](https://m.media-amazon.com/images/I/512qWKEZk0L._SL160_.jpg)
20年前のサッカーワールドカップでのトルシエ・ジャパンについての回想。
二十年前の2002年はサッカーのワールドカップのあった年で、日本は2回目の本戦出場で地元開催だった。…



明治時代に実際にあった、十六人のおじさん漂流記。
表紙の無人島の絵が楽しげなのだ。解説は椎名誠氏で、世界の漂流記を集めていて戦後まもなくに出版されたこ…



ニーチェの本は人生に活を入れてくれる、らしい。
これもブックオフで見つけた。ただしいつもの税込み110円均一でななくて、税込み440円だったから、結…



本を読みすぎて死んだ人はいないんじゃないかなあ。食べ過ぎて寿命を縮めることはありそうですが・・・
本を読みすぎて死んだ人はいないんじゃないかなあ、と思いつつ、税込み110円均一のブックオフの棚で見つ…



米国で約100年前にスタートし約80年間続いた子供たちの追跡調査の結果は驚くべきものだった。社交的な性格の人より生真面目な性格の人の方が長寿だったのだ。
この本はルイス・ターマンという心理学者の研究結果を著者が紹介するという趣旨の本です。ルイス・ターマン…



1970年代、ヨハン・クライフを擁するアヤックスのサッカーはスペクタクルを追及するサッカーでトータルフットボールと呼ばれた。
現代サッカーを作ったともいわれる元オランダ代表のヨハン・クライフ(1947年生-2016年没)の実際…



敗戦から13年目の年にマンボウ氏は漁業調査船の船医として半年の旅に出た。その酒と女と与太話を信じるかどうかは読者次第。作者の最後の言葉は「われ信ず、荒唐無稽なるがゆえに」。
「どくとるマンボウ青春期」 では旧制松本高校~東北大学医学部時代が描かれていたが、その後慶応大学の…



団塊世代のフェミニスト、上野千鶴子が団塊世代の女性のために書いたベストセラー。
この本は2007年に出版され2011年に文庫化されてベストセラーになったとか。出版当時の著者はまだ東…



表紙の口の周りを真っ赤にしてスパゲティー・ナポリタンを食べている女性はだれ?
ヤマザキマリさんの本を取り上げるのは、たぶんこれが3冊目です。彼女の書くマンガより本の方が僕には面白…



1950年代の北八ヶ岳登山の記録。今と違って藪こぎとテントの山行が中心。
この本は戦後まもなく、1953年から60年にかけて山岳雑誌などで発表された記事をまとめたもの。山行の…



日本で飲めるあらゆるお酒の製造方法、原料、組成と特徴が解る! 好みのお酒についてじっくり読むのもよし。
この本を申し込んだのは、発行元が東京化学同人だったことが大きい。化学専攻だった僕は学生時代に随分お世…



僕が紹介するのは、昨年出版された改訂版「持ち歩ける滋賀本」の方である。A4サイズでバッグにも入る。(書影の登録がない)
昨年の春から滋賀県に単身赴任中である。「持ち歩ける滋賀本」はその時奥さんが購入したもの。先日奥さんが…