快楽主義の哲学



澁澤龍彦による、「快楽主義」のすすめ!
この本は1965年に刊行され、彼の作品としては大ヒットだったらしい。 1965年というのは半世…
本が好き! 1級
書評数:831 件
得票数:21295 票
1957年、仙台に生まれ、結婚後10年間世田谷に住み、その後20余年横浜に住み、現在は仙台在住。本を読んで、思ったことあれこれを書いていきます。
長年、化学メーカーの研究者でした。2019年から滋賀県で大学の教員になりましたが、2023年3月に退職し、10月からは故郷の仙台に戻りました。プロフィールの写真は還暦前に米国ピッツバーグの岡の上で撮ったものです。



澁澤龍彦による、「快楽主義」のすすめ!
この本は1965年に刊行され、彼の作品としては大ヒットだったらしい。 1965年というのは半世…



保険会社の創立者であった矢野恒太氏が昭和2年に発行し始めた日本全国の県別統計資料集。気になる項目を拾い読みしたり、気になる県(政令指定市)を他県と比べたり、読み方は人それぞれ。飽きることはありません!
この本は各種の統計を県別に集めて毎年発行されている統計集とのこと。昭和2年から続いてるから、古い版を…



明治時代の森から捕食者であるオオカミが居なくなり、今では森で増えすぎたシカを捕って食べる。動物を殺さずに肉を食べることはできないから、思えば僕らも皆捕食者なんだ。
今年の春から滋賀の草津に住んでおり、毎朝出勤前には琵琶湖越しに比叡山を見ている。あの山の向こう側がこ…



英文論文ってどうやって書くんでしたっけ? という訳で手に取った本。
冒頭から私事で恐縮ですが、30余年務めた会社を辞めて、4月から大学の教員になりました。 (自慢…



タレントのタモリ氏がNHKの若手女子アナと、いわくありげな街を有識者に案内してもらう、という人気TV番組の書籍化。
全部お膳立てされている訳だから、案内されるのがタモリ氏でなくとも構わないようにも思えるが、やはりこれ…



「醤油造りはスコッチウイスキー造りに近いかもしれない」とはどういうことか? ウイスキー好きには気になりますね。
「醤油造りはスコッチウイスキー造りに近いかもしれない」とはどういうことか? その答えは・・・ …



毎日がそれぞれよい日でありますように。
20世紀を代表する歴史学者ホイジンガの「中世の秋」を30年ぶりに読み返しています。ホイジンガの「中世…




誰にでも思い出の本屋さんがあるだろう。僕の場合は、小中時代に通った近所の普通の小さな本屋さんと、むかし仙台駅前の裏通りにあった「八重洲書房」かな。
若い頃の本屋さんにまつわる記憶を辿ると、近所の町の本屋さんが最初の記憶で、中学生のころ天文少年だった…



特集は「縄文人はどう生きたか。」
去年あたりからなんだか縄文がブーム?らしい・・・ 縄文とは元は土器の分類ですが、同時にある古い…



「働くことってそんなに大事?」・・・生きることの次に大事なのかもしれないが、なくても生きていけるならそれもいい。仕事に倫理的な意味を求めるのは僕らの幻想なんだ。
このタイトルを読んで最初に思ったのは 「夏目漱石、現代を語る」 のなかで語られた漱石の仕事論でした。…

便乗して僕もちょっと自分のレビューの総括をして見ようかと。
この書評サイトに参加したのが2014年5月でしたから、もう3年半くらいのキャリアです。163本のレビ…



コーヒーは人類と同じアフリカ生まれ! 著者の旦部氏は医学博士で、コーヒー好きが高じて遂に世界最初?のコーヒーの通史を書いてしまった。
先日、イタリアのエスプレッソの本を読んで以来、コーヒーが世界に広まっていった歴史を知りたいと思ってい…



かのスターバックスの店舗の原型になったといわれる、イタリアのバール。ここで本場のエスプレッソを飲んでみたい!
スターバックスに入ったことのある方なら、コーヒーのメニューの最初にエスプレッソ(英語のエキスプレス、…



躰の乾燥が老化を促すという説です。僕は45歳で初めて歯医者さんのお世話になりましたが、今思えば唾液の量が減っていたんだなあ・・・
読んで、体験上一番納得したのは1-6節の唾液の減少と虫歯・歯周病の関係かな。45歳までは歯医者さんの…



30代後半、無職、自称シナリオライター。3年越しのシナリオが映画化されそうだとプロデューサーに言われ、新しいシナリオ作りのために、妻と愛娘を伴い四国への旅に出発するが・・・
作者の足立紳は遅咲きのシナリオライターらしい。2012年にシナリオ「百円の恋」がある市民映画祭で脚本…



総合商社でチームリーダーを務める26歳の「涼」がライブハウスで偶然出会ったのは、18歳で金髪のリードボーカル「トーイ」。ライトノベルと思いきや、十分に読ませてくれました!
"Lovey-Dovey"とはスラングで、「恋に夢中な」とか「ラブラブな」とか訳すみたいですね! …




新田次郎の小説や映画の「劒岳・点の記」に登場する、日本山岳会の重鎮にして主人公・柴崎のライバルが小島烏水です。小説や映画の烏水はフィクションのようですが、実際の烏水は北アルプス登山のパイオニアでした。
深田久弥の日本百名山の書評を書こうとして、持っていた新潮文庫を探しましたが、見当たりません(-|-;…



「下北沢」という地名のついた本を見ると、ついちょっと手にとって見たくなる。僕にとっては、仙台についで第二の故郷のような街。
この書は「下北沢」にゆかりのある著名人(リリー・フランキー、よしもとばなな、柄本明ら)十数名へのイン…