陽だまりの彼女



好みの別れる作品かもしれませんけど、この物語りを暖かい気持ちで受け入れられる人は、きっと幸せになれる人なのではないかと思います。
Bookoffには、話題になった本の表紙を見せるように陳列している店がありますけど、『陽だまりの彼…

本が好き! 1級
書評数:1348 件
得票数:7332 票
2013年に登録した時からしばらくは、ミステリー小説などを中心に読んでいましたが、元々、精神分析や心理学、自己啓発書に興味があり、最近は、イノベーションやソーシャルインフルエンス、脳に関する本を中心に読んでいます。



好みの別れる作品かもしれませんけど、この物語りを暖かい気持ちで受け入れられる人は、きっと幸せになれる人なのではないかと思います。
Bookoffには、話題になった本の表紙を見せるように陳列している店がありますけど、『陽だまりの彼…



若かりし宮本拓実の前に、どこからともなく現れたトキオと名乗る少年、トキオは、拓実に何を伝えるために現れたのか…
不治の病を患い最期を迎えつつある息子は、生まれる前からこうなる可能性を抱えていた。宮本拓実と妻の麗…





久しぶりに読む今野敏さんの文章は、まるで竜崎署長の指示の様に無駄がなく、まるで8ビートのロックの様な疾走感があって気持ちが良かった。
『隠蔽捜査シリーズ』は、『安積班シリーズ』のように文庫で揃えたかったのですが、『宰領: 隠蔽捜査5…



冒頭のシャレードがいっぱいは、コットン'90年11月号の掲載された作品とのことだが、主人公の女が、葬式にミンクのコートを着て行くというのは、どうなの?
シャレードには、アルマーニ、ボディコンなど時代を感じさせるキーワードがたくさん出てきて面白いです。…





・東野圭吾さんは、こんなに心暖まる話も描けるのね♪失礼なことを思ってしまう程、良い本だった。もしかしたら私がこの本を手に入れられたのも『ナミヤ雑貨店の奇蹟』かもしれない…
外出の途中『禁断の魔術』を読み終えてしまった私は、次に読む本を求めて北千住駅の東武ブックスに寄り、…



・主人公が、湯川先生じゃなくて、半沢直樹なら、主人公のお姉さんを見殺しにした政治家を放っておかなかったと思います。きっとスキャンダルが暴かれて、失脚していたと思いますヾ(--
読書メーター友から事前情報をいただいていた通り、猛射つが良かったです。正直、他の作品は、要らないと…



最後で明かされる友の心情、それまでのプロセスがミステリー(サスペンス)仕立てのため、感情移入しにくかったのが惜しまれる。様々なキャラクターの描き分けに現在(2014年)の東野圭吾さんの力量が加われば…
『パラレルワールド・ラブストーリー』は、私が好きな『ブルータスの心臓・宿命・変身・分身』など1990…



・この物語は、頭を殴られることによって、ある事故についての記憶を失ってしまった主人公が、失われた記憶を追い求める過程のサスペンス風に描いたものです。
冒頭の描写が気持ち悪く、この本ばかりではなく、他の本も読めなくなりそうでした。きっとどこかに繋がる…




・1992年6月にカッパノベルズで刊行された作品だが、宮部先生の主な登場人物一人一人を疎かにせず描き分けるスタイルは、既に確立されていたのだ。この頃の宮部作品は、発掘して読んでおく価値がありそうだ。
録画されていた「TBSスペシャルドラマ企画 宮部みゆき4週連続 “極上”ミステリー」を観るための「駆…




・レベル7(セブン) >> 何故このゲームを放置していたのか?後悔してしまう程、面白い!コントローラーを操る親指にタコができた!?
『ソロモンの偽証』を読み終えた喪失感に苛まれていた私は、東野圭吾さんの作品に救いを求めたが、傷を完全…



・『探偵ガリレオ』や『予知夢』を思い出させる。『容疑者Xの献身』以降に強くなった人間ドラマは影を潜め、トリックを楽しませる。良くも悪くも古き良き時代の推理小説の香りがした。
チーム東野圭吾が誇る2トップの一人、湯川学先生が活躍する『虚像の道化師』。どうしても読みたいというわ…



・ミステリーというよりも本格推理の香りが強い作品でした。東野圭吾さんの作品としては、平凡だと思いますが、著者が見つめる社会の断面には、いつも暗い影が映っており、考えさせられます。
国民の遺伝子情報管理し、犯行現場に残された遺伝子情報と照合することで犯人を特定するDNA捜査システ…




・単行本で読んだ人は、『負の方程式』って何だ?何が書かれているの?不満になるだろう、でも「読みたい、買うか買うまいか」という欲求と逡巡は、単行本で読んだ人だけに与えられた特権なのだ!
数々のピンチを乗り越えて、なんとか無事に着陸した」という感じだった。物語が長いためか、山も谷も比較…



・ジャンプ台を滑り降りて空中に飛び出し、飛距離と姿勢の美しさを競う競技「スキージャンプ」を舞台にしたミステリー。まだ、若さを感じる作品だが、後の東野さんの大ジャンプへの助走だったことは間違いない。
1990年の吉川英治文学新人賞候補になった『鳥人計画』は、私が好きな『ブルータスの心臓』『宿命』『…




・ブルータスの心臓、宿命、変身などの流れを汲むと思われるこの物語り、今まで読んだ東野圭吾さんの作品の中で最も好きかも知れない、その結末やいかに?
不妊治療、体外受精、試験管ベビー。子供がいない夫婦にとっては、藁にもすがりたい気持ちだろうが、行き…




・防衛庁に納めるために開発されたフライ・バイ・ワイヤーの超大型ヘリコプターのことや、高速増殖炉などのことが分かりやすく解説されており、生産技術エンジニアとして活躍していた東野さんらしい作品だと思う。
爆薬を積まれ遠隔操作無線によって奪われた超大型ヘリは、高速増殖炉「新陽」の上空でホバリングを始めた…



・東野作品としては安っぽい感じがするが、終盤は展開が速くなり、それなりに楽しませてくれる。エンタメ作品と割り切れば、最後の3ページで感動し、心地よい余韻を楽しむことが出来るかもしれない。
ペルセウス流星群を見るために、功一は弟と妹を連れてニュータウンの建設予定地で向かった。しかしいくら…




・揺れ動く気持ちの描写にリアリティがあり、この物語が単なるファンタジーではないことを思い出させる。すれ違いから静かに身を引き、自分を見失ったまま表面的に生きる花音の姿は寂しく、気持ちが揺さぶられる。
桜木花音は、書店でアルバイトをしていた。三月七日、22歳の誕生日、いとこの子にプレゼントするための…



・追込まれているとは言え、まるで詐欺師のような周到さで鈴音の良心を追込み、自分の要求を通して行く水絵。鈴音は、自分自身の良心と損得勘定の間に挟まれ、苦悩するのであった。
深夜12時過ぎ、鈴音の携帯に表示された見知らぬ番号の主は、高校の合唱部で3年一緒に過ごした水絵だっ…



・もし、他人の心が読めるとしたら、それは、自分のために活かせる能力ではなく、自分を苦しめる原因になってしまうのだ。
関東地方に大型で強い台風が接近しつつあった夜。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京へ帰る途中、こんな夜に…