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さささ

さささ さん

本が好き! 1級
書評数:31 件
得票数:610 票

楽しく書評を読んでいるうちに 偏っていた読書の幅が ぐっと広がりました(^o^)/  

書評 (31)

辺境・近境

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辺境・近境

村上春樹1990年代前半の旅行記、7編が収録されている。それぞれテイストは違うが 作家として磨かれていくプロセスを感じる。特に’メキシコ大旅行’は’80s村上春樹旅行記の進化形で 大いに楽しく読んだ

何篇かの 雑誌受注の旅行記は ちょっとがっかり。 ’ノモンハン鉄の墓場’は 力が入りすぎていて 戸…

投票(21コメント(2)2013-05-02

雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行

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雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行

初村上春樹 to me。ギリシア’神様のリアル・ワールド’アトス半島紀行と ’チャイと兵隊と羊の国'トルコ21日間一周紀行。旅とは’出会い’だなあということを改めて考えさせられた一冊。

アトス半島という地名を聞くのは初めてだったが ギリシア正教の聖地であり、ギリシア政府から完全自治が認…

投票(21コメント(6)2013-05-01

交響曲第一番

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交響曲第一番

人は光の中にいると小さな光は見つけにくい。闇に堕ちて初めて小さな光に気づく。全聾、偏頭痛、耳鳴り、頭鳴症、腱症炎からの左薬指機能不全、パニック障害を伴う神経症などを抱えながら 音を紡ぐ作曲家の書語り

著者は広島に生まれ、母親から厳しいピアノの訓練を受ける。しかし音大に進学するという道を選ばず しかし…

投票(22コメント(0)2013-01-29

キリストのクローン/覚醒 上 (創元推理文庫)

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キリストのクローン/覚醒 上 (創元推理文庫)

12カ国で翻訳され 面白いと評判の三部作「キリストのクローン」完結編である「覚醒」。久しぶりに読む ホラー?スリラー?サイコ?S.F.? とにかくドキドキする小説。一気に読破しました

献本をいただきました。ありがとうございました。 少し迷った後、前二作は読まずに、いただいた「覚醒」…

投票(16コメント(0)2013-01-27

密行 最後の伴天連シドッテイ

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密行 最後の伴天連シドッテイ

歴史は綾錦。一本一本の糸は 色や素材は違えど、それまでのこと。それが織られていくことによって 美しい芸術品にまで高められる。一人一人の個性が絡まり 後の世の人に絵図となって見える

新井白石の「西洋紀聞」の情報元になったイタリア人宣教師を中心に、塩野七生、若桑みどり、原百代、を思い…

投票(17コメント(0)2013-01-25

続ビゴー日本素描集

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続ビゴー日本素描集

ビゴーの描いた近代日本の原風景90数点と 研究成果6割、感想2割、想像2割といった割合の 楽しい解説。明治の庶民の気持ち、近代日本の萌芽から世界デビューの時代の空気、ビゴーの人生などが伝わってくる

社会科の教科書などで馴染みのある風刺漫画家ビゴーは 実は 終生 正統画家を目指していた。当時のパリの…

投票(18コメント(2)2013-01-22
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