シュリ-マン旅行記 清国・日本
トロイア’を見つけ出したシュリーマンの目で見た 江戸末期の日本、日本人が 活き活きと描かれている。
教養ある両親の元に生まれながらも 教育を受ける機会がなく 商店の小僧となって働き始め しかし才気と勉…
本が好き! 1級
書評数:31 件
得票数:610 票
楽しく書評を読んでいるうちに 偏っていた読書の幅が ぐっと広がりました(^o^)/
トロイア’を見つけ出したシュリーマンの目で見た 江戸末期の日本、日本人が 活き活きと描かれている。
教養ある両親の元に生まれながらも 教育を受ける機会がなく 商店の小僧となって働き始め しかし才気と勉…
知臣なくして将ならず。信長から秀吉へと時代が移る中 そこへ分け入ろうと野心を持つ伊達政宗を向こうに回し 会津・蘆名家を支えた金上盛備の 外交力にスポットを当てた 奥州覇権物語。
初めて献本をいただき 本当に久しぶりの歴史小説を堪能。ありがとうございました。 どろどろ感がなく …
ポーランドのユダヤ教徒として育った少年が 数々の偶然に導かれ ゲシュタポの通訳となって同朋を救い、その後イスラエルで神父として生きたという 実在のユダヤ人カトリック神父をモデルにした 波乱の生涯の物語
上下二巻。よくある 今を生きる’私’と メインのストーリーの 二層立て。’今’物語が私にはあまり魅力…
ユニークな音楽史。それぞれの時代に読者を連れて行って 現場で説明をしてくれるかのようだ。「どんな人が、どんな気持ちで、どんな場所で、どんなふうにその音楽を聴いていたか」活写したいと著者の言葉。
本人は「過去という井戸は深い、底なしの井戸と呼んでもいい」とトーマス・マンの言葉を引用し ’音楽通史…
マカバイ戦争から エルサレム神殿炎上、ローマ軍の凱旋までを 元ユダヤの軍人だったヨセフスがローマで書いた歴史書。読んでいると 時空を越えて2000年前のパレスチナの地にスリップしてしまう。
ちくま学芸文庫では3巻になっている。秦剛平の訳は読みやすく ヨセフスの展開は面白く 歴史の進行のリズ…
読んでも ダンゴムシに心があるかどうかは判らなかったけれど 人間には 温かい心が確かにあると再認識させてくれた本。読んでいたら じんわり心が温まった。
比較認知科学、動物心理学の先生の著書。始めに「心とは何か」と彼の定義が説明される。これが 解り易くは…
マルティン・ルターの生涯、考え方が 時代背景を読み解きながら 解りやすく あっさりと しかもしっかり書かれている。
宗教改革という 中世と近代を分ける大きなうねりを作ったのは 才能、能力に恵まれているとはいえ、一日一…
戦前戦後の アッパーミドルの家庭が さばさばと語られている。読んでいるうちに 戦争直後の日本の空気や景色を体感できる一冊。
著者である 娘 麻生和子さんの文章に 強すぎるノスタルジアがなく 過去と現在を丁寧に受け止めている姿…
特攻隊員を主人公にし、ミステリーの要素も加味されていて 力強く一気に読ませてくれる。読後、ある種の爽快感を感じるかもしれない。
「小説とは生きる勇気、生きる喜びを与えるものでなければいけないと思っている」とは作者の言葉。 …
元防衛事務次官の守屋武昌氏の情念の篭った一冊。彼の立ち位置から書かれていたものだと自覚していても 舞台裏ものは面白く、またテンポがよく臨場感があることもあって つい 彼の世界に引き込まれる。
2004年9月8日 当時の小泉首相に呼ばれ 米軍再編について説明する場面から 2007年8月31日 …
失意の60歳の男性が ひょんなことから働き始めたスタバで 人生を再発見する実話。
イェール大出身、恵まれた家庭の出身、仕事も順調だった男性が 仕事も家庭も失ってしまう。そんな彼が60…