図説 英国貴族の令嬢 (ふくろうの本)




結婚は貴族女性の一生をかけた大事業。一族の期待を背負っての婚活も大変だ!
貴族令嬢に生まれたならば、広いお屋敷に住み、働かなくても収入があり、使用人に何でもしてもらい、美しい…
本が好き! 免許皆伝
書評数:862 件
得票数:25661 票
「本が好き!」に参加してから、色々な本を紹介していただき読書の幅が広がりました。




結婚は貴族女性の一生をかけた大事業。一族の期待を背負っての婚活も大変だ!
貴族令嬢に生まれたならば、広いお屋敷に住み、働かなくても収入があり、使用人に何でもしてもらい、美しい…




「アーイ できないのだ 滅ぼすことなどできないのだ 鳥たちによって」(『チョンタルの詩』より)
女子大生の「私」と年下の恋人「嵯峨」は幼馴染みだ。どちらも物ごころついた時から父はなく、どちらの母親…




赤ちゃんは「いがいが」と泣き、人は「ニココニ」微笑んでいた。
著者の山口先生が「 もじもじ しないで、聞きたいことがあったら聞いて下さい。」と外国人留学生に言った…





声なき者の言葉が世界を変えてゆく。言葉とは意志、再び会う日の約束もまた。
* 上巻 に続いてのレビューとなります。 三つの国を戦争の淵から救い出すために、「高い塔」の魔…




トニー&さおり夫妻は、トニーニョ君の小学校入学を機にベルリンにお引っ越し。ダーリンも私も外国人!住んでみなけりゃわからない、ドイツってこんな国。
「いずれ一度は日本以外に住んでみようよ。」 思い続けてはいたものの、仕事をしながらの子育てには実家…




王朝貴族の高価な玩具、御伽草子では主役を張り、またある時には妖怪に。文字のあわいに浮かびあがる、日本のニャンコたち。
猫好き国文学者の田中先生による本書のテーマは「文字(文献)に書かれた猫」である。平安時代から漱石の『…




信長に三つの自慢あり。駿馬に鷹に森乱丸。
*上下巻合わせた書評です。 織田信長の天下布武は目前まで来ていた。部下の武将たちは着々と各地を…





中学生たちよ、漂いながらカッコよく化学変化してくれ。
どこにでもいそうな中学生の独白で綴られてゆくが、これはどこにでもあるような作品ではない。中学時代の微…




何が好きだったのか、どういうものを食べてきたかを知ると、その人が見えてくる。
好きな食べ物にだけは、人は素顔をさらしてしまうものだ。誰と食卓を共にしていたのか、どんな風に食べてい…




昔のなでしこたちは、恋にも性にも大胆不敵であった。
時代小説などを読んでいると、「家」のために恋をあきらめて嫁いでゆく女性がいたりする。自由恋愛が解禁に…





本書における「魔法」とは、言葉なのである。
上巻を読み終えて思う。この物語は精緻に構成された面白いファンタジーではあるのだけれど、いちばん心に残…





「西北シナに潜入し、シナ辺境民族の友となり、永住せよ。」 彼が日本軍のスパイだったにせよ、本書は偉大なる冒険者の記録である。
☆ホンノワ: 秋だ!旅だ!紅葉だ! 参加の書評です。 西川一三は、内蒙古に軍部が作ったスパイ養…




これぞ小説版「本歌取り」と言えましょう。
和歌の技法のひとつに「本歌取り」というのがある。有名な歌の一部を取り入れ、元の歌のイメージを生かして…



犬を飼っている人より、これから飼おうと思っている人に読んでいただきたい。
19人の作家が、犬と過ごした日々を綴った短編集である。ちょっと良い話が読みたいなあと軽い気持ちで手に…




古き良き時代のコメディみたいなノンフィクション。「奥様は最後まで私をへこませようとするのをあきらめませんでした。」
ロジーナ・ハリソンは1899年イギリス・ヨークシャーに生まれ、18歳で貴族のお付きメイドとなった。彼…




”白蓮事件”よりも劇的だった駆け落ち相手の父の生き様。彼女が幸せになれたのは、宮崎家のユニークな家風あってこそだ。
お前が人の妻として資格のある女であるかどうかということを、まあお前の愛人に試験して貰ったがよかろう…





これを読んだ人は、人生に何が起ころうと「そんなのたいしたことじゃないよ」って思えるようになるだろう。
この極貧アイルランド家庭の状況は悲惨きわまりない。なのに、時折こらえ切れない笑いがこみあげてくる。軽…




東北の片角伝説とともに織りあげた、女大名・祢々の生涯。不戦を貫いた陸奥の国の「貴婦人と一角獣」の物語。
江戸初期、八戸南部家二十一代目の当主が女性だったのは史実だという。女大名・祢々の波乱の生涯を描いた本…




とても好感度の高い青春記でした。
好きな男性アナウンサーランキング1位、今や日テレの朝の顔となった枡太一アナの、虫好き少年だった頃から…




主役は猫とネズミと作家のディケンズ。大団円には女王陛下も登場、ウィットに富む楽しい物語。
ロンドンのパブ、チェシャーチーズ亭の自慢は、英国で一番美味しい自家製チーズを出すこと。のら猫スキリー…