蓮花楼 1





武侠を知らないミステリ好きに是非読んでもらいたい
私は中国本土でのベストセラーに関心があり、原書をアプリで漁るほどなのですが、この作品もどこかで原書の…

本が好き! 2級
書評数:32 件
得票数:302 票
ガイブンばかり、ときどき日本の作家のものを読みます。





武侠を知らないミステリ好きに是非読んでもらいたい
私は中国本土でのベストセラーに関心があり、原書をアプリで漁るほどなのですが、この作品もどこかで原書の…





好きな人にとっては豪華で贅沢で嬉しい書籍化。ジャン・レー/ジョン・フランダースという作家の多岐にわたる作品の旨味がたっぷりです。
まず、ジャン・レーとジョン・フランダースは同一人物の筆名違いですが、ジョン・フランダースって名前は見…




作家の書き方がうまいから
「メインテーマは殺人」の続編ですが、語り手の主人公=一応作者という体裁で警察から協力を依頼される探偵…





フィクションだけれど、あってもおかしくない話。だからこそ胸がざわめく。
「火垂るの墓」の節子が頭にちらつくのだけど(節子が死ななくて、清太に置いていかれた感じ。母親のしつ…



思春期って万国共通…?
タイムトラベラーの資質に目覚めたグウェンドリンが、タイムトラベラーの家系にまつわるあるミッションを遂…





奇妙さに身を任せたくなる変な本
帯に「反ミステリの金字塔」とあるのでそもそも反ミステリとはなんぞやというところから入ったがWikip…



ライトなようで、意外に骨太。ジャケットにピンときたらどうぞ。
異世界ファンタジーなのにメートル法を採用していることには一部読者には疑問だろうけれど、世界観やシステ…

知恵と勇気の使い所についてついつい考えてしまうが、エンタテイメントとしては絶品。
鬼平犯科帳で長谷川平蔵が立ち向かう盗人たちにしてもオーシャンズ11にしても腕利きの犯罪者はチームを組…

軽快だが痛快ではない。失って初めて大事なものに気づく、うまくいかないことへの苦痛の物語。
夏目漱石先生没後100年に向けて小説全話読破中。 学生の頃に幾つか読んだ中で「坊ちゃん」はおもしろ…

男の人が書く女性の中では絶品の女の子に出会える(個人の感想によるものです)
私は国産の男性が書いた小説が苦手だ。主人公が作者を美化して投影した感じがするものが目に付く。 だか…




20年以上続いている人気シリーズの第一作。それだけにお話の内容も面白さと別に、気になることがある。
1992年からいまも続いていて、なおかつ評判の良さが右肩上がりというマイクル・コナリーのハリー・ボッ…





瑣末だけど気になるあれこれ。あるあるだけじゃ済まず、己を省みる。
「スタッキング可能」1回読むのと数回読むのとでは読み応えが違うかも。エレベーターのボタンや登場人物の…





殺伐としているのに妙に優しい気持ちになれる西部劇
西部じゅうに名前が知れ渡っているシスターズ兄弟がボスの依頼で胡散臭い山師を殺すためにオレゴンから南下…




ちょっと変わった顔ぶれの「そして誰もいなくなった」
雪の山荘版「そして誰もいなくなった」という惹句のとおり、雪の山荘に閉じ込められた集団に降りかかる事件…





ミステリというよりサスペンスホラー。どこかで見たことある感じから、全然知らないスリル満点の空気を味わえます。
子供の頃、クリスティ好きの母から「マザーグースのインディアン人形の歌に合わせて人形が減って行くのと同…





案外この世界の方がいいと思う。
人類をほんの少しの時間で掌握したオーバーロードという地球外生命体が現れて起こるお話。 声のみで…





下世話なようでハートウォーミング。
「余」がいろんな偶然を繋ぎ合わせて探偵ナイトスクープする話。親切なような、下世話なような。 タイト…





先生が書きたかった聖杯伝説とは。
マロリーの聖杯伝説を自分なりにと書いたお話。先生曰く、マロリーの書き方だとランスロットは車夫でギニヴ…





なんにもない夏の夜、寝る前にどうぞ。
弟子の寺田寅彦の若くして亡くなった妻、夏子さんが女のモデルであると噂に聞いていた。 寺田寅彦が大好…





明治の青年のリアルな心もように触れる。
これまでの麗しの文体とは打って変わって「猫」そのままの肩の力が抜けた文体。 お話の趣き、流れからい…