ソロモンの偽証 第III部 法廷
その場の勢いでのやりとりで とんでもないところに飛んでいくのではないか、と危惧される場面が多々あるのに ふっと洩らされる本音や、期せずしての巧みな言葉の力により 人間本来の善性に立ち返る流れがとても嬉しい。
半年ぶりの再読です。 三冊一気にゆっくり(#^.^#) 読むことができて、あぁ、面白かったぁ…
本が好き! 1級
書評数:857 件
得票数:5895 票
本と映画が大好きなお母さん。
自宅で中高生のための家庭教師をしながら地元の単館系映画館発行の月刊誌に毎月映画の紹介文を書いてます。
三毛&二毛のチビ猫二匹と先住のサビ猫がいます。(#^.^#)
その場の勢いでのやりとりで とんでもないところに飛んでいくのではないか、と危惧される場面が多々あるのに ふっと洩らされる本音や、期せずしての巧みな言葉の力により 人間本来の善性に立ち返る流れがとても嬉しい。
半年ぶりの再読です。 三冊一気にゆっくり(#^.^#) 読むことができて、あぁ、面白かったぁ…
タマキング、渾身の(#^.^#)脱力系書評集です。 本の雑誌で連載されていたものだけど、 よくもまぁ、こんなに面白い(とんでもないとも言う)本を発掘して、実際に足を使って購入し、と ホント尊敬しちゃいます!
いいなぁ、宮田さん、大好きです!(#^.^#) 宮田さんいわく、地理学や歴史学、民俗学、文化人…
隅田川に10万個のホタルに見立てた“いのり星”を流すイベントが2012年から開催されているそうです。 スカイツリーを背景に元恋人たちの今の思い、戦争を生き延びた祖父が孫に語る話など、作家5人の競作でした
スカイツリー&“いのり星”の人工的な光の美しさ、はかなさに誘い出される人々の思い。 なんか、さらさ…
グランドマンションの隣にグランドマンション2号館が建つ?? 日照権その他で波立つ元々のグランドマンションの住人たちだったのだが、次々に事件が起こり、 これってもしかして、クリスティのアレなの?
4階建て賃貸しのマンションの隣に、同系列の不動産会社が8階建て分譲マンションを建てるという。 …
人形の修理をメインの業務とする(店主は隙間産業なんて言ってるけど)「たまさか人形堂」の続編です。 人形ってそれぞれの持ち主の物語を背景として持っているから、その修理話となると確かに面白い素材ですよね。
前作では、つぶれそうだったお店をかなりの裏ワザ(大汗、これってアリか?!!)で救われたという たまさ…
人間である前に怠け者です、と言い切る主人公・小和田くんとぽんぽこ仮面、週末探偵の玉川さん、アルパカそっくりの“五代目”など、もう何がなんだか京都・宵山のお祭りに呑み込まれていくようなぐるぐるの眩暈感。
森見ン、お帰り~~! 待ってたよぉ~~。(#^.^#) これまでの作品中、『有頂天家族』…
音が匂いとして知覚される共感覚をあるきっかけで得てしまった鳴瀬。 ピアノの調律師として生きる彼が出会う人々。 マタギものを始めとして厳しい自然の物語の印象が強い熊谷さんだけど音楽もお好きな方だったんですね
文字や音に色を感じる、なんていう共感覚の概念は知っていたけど、 そこをひとひねり、匂いにしてしまっ…
主婦探偵、ルーシー・ストーンのシリーズ第九作です。 いいなぁ、大好きなんですよ。 ルーシーと仲間たち、そして、彼女の家族! いっぺんで四方八方に頭を使わなければいけないのは主婦の定めだぁ~。(#^.^#)
今回は、もうすぐ九十歳を迎える元図書館司書ミス・ティリーの誕生日パーティをルーシーの仲間たちが計画…
外に女がいるらしい優柔不断な夫と、平凡に見えて少々奇矯な空気も漂う妻。 なんでこんなイヤな話を読まなければいけない?!と、思いつつ、楽しみにしていた吉田修一の新作なので我慢して(汗)読んでいたら!
もう、私ったらすっかり騙されてしまって。 そっか、あの日記を書いたのは・・・なんていう怖ろしさ、哀…
生きるのがちょっとだけ上手じゃないけれどそれでも自分の居場所をひっそりと保持できている人と、無力に見えるけど気高く生きている動物たちとの関わり合いを書かせたら、小川洋子さんは天下一品ですね。
大好きな「ブラフマンの埋葬」「ことり」の流れを汲む掌編集で、あぁ、いいなぁ、小川さん、好きだなぁ、と…
よかったです!(#^.^#) 今までの絲山さんのもので一番笑えたし、哀しかった。 伊坂幸太郎さんによる帯の「今年一冊しか読めないのならば、この本を読めばいいような気がします」には賛否両論あるでしょうが。
どこかキレた普通の人(って変な言い方だけど)を描く短編集。 一番好きだったのは、最後に収められ…
老人介護を主軸にしたミステリー。
介護の辛さの描き方に目新しさはないけれど、そのどん詰まり感はよくわかる。親が死んでくれてほっ…
ある家庭的な事情を抱えた小学生の男の子2人がいるクラスに金髪の女の子が転校してきた、という主要な三人の出会い。
去年の小説すばる新人賞作品。 これがデビュー作でまだ三十代の若さの作家さんなんですね。 …
自転車競技シリーズの4作目。 エースとアシスト、という特殊&非情な試合運びから出てくる物語は当然辛いものが多く、そこに面白さがあって読んではいたのだけど、今回はこれまでで一番楽に読めました。
主人公・岸田正樹はフランスからの帰国子女で大学に入ったばかり。ずっと柔道をやってはきたけれど、…
三谷幸喜がおくるエンタテイメント・清洲会議! 本能寺の変後、誰が織田家の実権を握るのか。 忠義の者あり、野心ムラムラの者あり、様子見の者あり。 情で動くか、利に走るか。 あはは、なんでこんなに笑えるんでしょ。
織田信長亡きあと、秀吉がまんまと(*^_^*)力を自分に集めていくことは 後世の人間である私たちは…
大好きな「岳物語」の岳くんがアメリカから妻子と共に帰国。 じいじいと孫たちの日々は温かく、また、当然のことながらシーナ流(*^_^*)。
理想の「男親と息子の話」といった位置づけで繰り返し読んでいた「岳物語」。 その後、長じた岳くんの抵…
(*^_^*) (*^_^*) こちらで話題になっていたので読んでみました。 昭和の終わりの匂いを中心とした背景に、丁寧に綴られた若き建築家の日々。 ゆっくりと生きていく人々がみな好ましくて、読めてよかった!
大学を出たばかりのぼく・坂西は憧れの建築家・村井俊介の設計事務所で社会人のスタートを切る。 彼…
丸谷さん、40代のころの中編小説で芥川賞受賞作品でもあります。 ここのところ、ポツリポツリと読み返している丸谷さんの小説が面白くてたまらない。
主人公は69歳の病院長・上原。 休日の自宅に、小さいころから診ている男子高校生を迎え、軽く診察した…
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 「木曽路はすべて山の中である」などと、 みんな(*^_^*)知ってる名作の書き出し。 でも、最後の一文は? と、名作百数十冊を後ろから読み解く美奈子節が楽しい!
そっか、うしろ読みってそういうことなのね。 でも、それってネタバレにならない? 本の感想書く時に…
今月はなんと言っても、書評家であり、翻訳者であり、何よりSF者である、 「大森望特集」。 先月号の予告で読んで楽しみにしていたんですが、 巻頭(*^_^*)29ページも使っての徹底解剖が面白いことったら!
私、毎月、本の雑誌が届くと、その時どんな本を読んでいても中断、 一気に読まないと気が済まないんで…