麻酔の科学 第2版 (ブルーバックス 1686)




「麻酔科医って何する仕事?」……「眠らせる」「痛みをなくす」だけだと思っている人に、もう一歩踏み込んだ解説をしてくれる一冊。
「麻酔科学」というものを、一般向けに柔らかく噛み砕いた本です。 「麻酔」という言葉を聞いた…

本が好き! 1級
書評数:257 件
得票数:1434 票
自然科学、言語、経済、音楽、SF、ミステリー、ラノベ。などなど。
一般向けの科学書が一番多いかと思います。
神経、認知、心理、進化、人工知能。
あまり書評が付いてない本を読み漁る傾向があるようです。
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「麻酔科医って何する仕事?」……「眠らせる」「痛みをなくす」だけだと思っている人に、もう一歩踏み込んだ解説をしてくれる一冊。
「麻酔科学」というものを、一般向けに柔らかく噛み砕いた本です。 「麻酔」という言葉を聞いた…





「脳」と「音楽」にまつわる奇妙な実話集。しかし、非常に稀な「奇妙な症状」が、我々の「普通の音楽を聞き、普通に音楽を奏でる」ことへの洞察をも深めてくれる。
医学の世界では「極めて珍しい疾患」が「人間一般の普遍的性質」を解き明かす重要なヒントとなることがし…



ただの医療不信を煽る本と違って、根拠となる文献を提示しつつ「適正な使用」を訴えかけている。派手なタイトルとは裏腹に、内容は「医者と患者の両者にとっての抗生物質のリテラシー」ともいうべきもの。
目次 はじめに 第1章 かぜに抗生物質は必要ない 第2章 21世紀の感染症の世界 第3章…



「消化器」という一つの断面から、生物学の様々な分野を横断的にまとめています。
目次 はじめに プロローグ 第1章 腸は進化しつづけてきた 第2章 いのちをつくる腸の働き …



筆者がチョムスキーの理論に入れ込みすぎているように思えて、学説の紹介の中立性に疑問が。「言語学を学んでいない科学者は意味論を重視する反面で文法を軽視してしまう」という警鐘にはハッとさせられた。
目次 はじめに 第1章 脳――心――言語 第2章 獲得と学習 人間はチンパンジーとどこが違…





私たちの思考の一部は、私たちの知らないうちに、脳が勝手に決めている? 数多くの興味深い実験結果を紹介しながら、脳の持つ様々な性質を解き明かしていきます。
目次 1 脳は妙にIQに左右される—脳が大きい人は頭がいい!? 2 脳は妙に 自分が好き —…




精神疾患を「脳の病気」として捉える試み。その最前線。
精神疾患の根底にある脳の障害について、近年の研究を話題ごとにまとめたもの。 臨床心理学の専門誌…




再生医療の最前線。実用化まで迫りつつあるiPS細胞の現実が、様々な研究者の熱意とともに見えてきます。
iPS細胞とそこから始まった再生医療の最前線を紹介する本。昨年冬に発行された本なのでほぼ最新ではな…



「こんな風に要所だけ読めば医学統計の論文も怖がらなくて大丈夫!」 と力強くシンプルに読み解き方を提示してくれます。「初めの一歩」を踏みだそうか迷っている人に。
「医学系の統計の論文を読んでみたい!」という人向けの本。 医療系の学部生くらいが対象でしょうか…



「進化論+医学」――同じ生物学でありながらなんとも縁の薄そうな二つを、結びつけて考えてみるという試みです。内容は非常にライトで万人向け。
「進化論+医学」という視点を紹介する一冊。 同じ生物学でありながらなんとも縁の薄そうな二つを、…



身の回りで起こりうる食中毒について。知っておくべき病原菌や食品や兆候など、基本レベルの知識を一通り載せています。医療系の人向けではなく、一般の人が身を守るために知っておくべきレベルの知識。
目次 1章 プロローグ 2章 食中毒はどのようにして起こるか 3章 食中毒原因菌10選 4章…



「痛み」がなぜ起こるのか、という切り口から様々な病気や症状を語る本。内容は広く浅くなのに、読むために要求される基礎知識の水準がやや高いため、どの層に向けてなのかがイマイチぼやけてしまう。
目次 はじめに 第1章 痛みとはなにか? 第2章 痛みは人体にとって最大の有害ストレス 第3…


科学を俯瞰するでもなく医学を俯瞰するでもなく、医学の中の疫学の偉さだけ主張して小さな話題で尽きてしまっている感が否めない。失礼ながら辛口で書かせて頂きます。
目次 はじめに 1 科学の証明 因果は医者にも見えないので間違える 2 科学と実験 因果はDN…




「14歳からの精神医学」というタイトルは付いていますが、大人でも十分に読む価値のある本だと思います。精神疾患や精神科がどういうものかよく知らない人、自分と無縁だと思っている人には特に届けたい内容です。
精神医学の本ですが、タイトルの通り一般向けの本です。精神疾患の啓発が主ですね。 構成は「本…




入門書の位置付けではあるけど、医学部でも学部生には十分なレベルで本格的な知識が盛り込まれています。
目次 Chapter1 精神と脳、身体 Chapter2 医学諸検査 Chapter3 精神・…



「精神科」という科に興味があってその世界をちょっと覗いてみたい人なら読んでみても良いかも。「知識を求めて」とか「興味があって」の人はもう少しコンセプトを絞った本を選んだ方が良いと思います。
精神医学を扱った一般向けの本です。 図解雑学シリーズのコンセプト通り、学問の一端を門外漢でも覗…




「色んな教科書で名前は見る、けど形は図でしか知らない」という細胞や構造が、全て鮮明な写真で掲載されています。そこそこ人体の知識がある人が読んでこそ面白いミクロ写真集。
これはすごい。 生物系、特に医学系を勉強していたり興味を持っている人にはとってもオススメです。 …



前巻から引き続いての正常妊娠・分娩の話は基本的な所を説明していて易しく読みやすい。ですが後半の異常分娩や性感染症、がんの部分は羅列的でまとまりが無い。性感染症の項とかはいっそ無くても良かったような。
1 産褥のケア 2 新生児のケア1 3 新生児のケア2 4 ハイリスク妊娠 5 異常分娩…




「月経周期とホルモンバランスの関係」みたいな男に馴染みがない話が、順序立てて頭に入るように解説されているのはありがたかった。産婦人科において病気の勉強より先に知っておくべきことがたくさん。
看護系学生向けの通読型の参考書。 この巻は主に産婦人科関係のものです。 他の巻では病気とそ…



消化管のがんと肝硬変以外の消化器疾患は、重要なものでもマークしてないのがかなりある。反面で、消化管のがんと肝硬変はかなり丁寧に治療の術式が説明されている。
目次 1 消化器のしくみ 2 食道がん 3 胃がん 4 大腸がん 5 ウィルス性肝炎 6…